いやぁ~やってくれちゃいました。一番悔しい負け方。いや、負けてないのに負けになる隙間をついて負けたのがいかにもレッズらしい。
あ、私、浦和レッズファンです。いや、サポーターです。
先々月10月にも埼スタ行ってきました!
一昨日も本当は行きたかった・・・
兵庫県に住む私がなぜレッズサポーターなのか。そのことを以前宿ブログに書いています。
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やっぱり浦和レッズが大好き☆自分の好きなこと(6)
サッカーJリーグが発足してまだ1度しかリーグ優勝していないにもかかわらず、20年以上大好きな浦和レッズを通してビジネスの気づきをお話ししたいと思います。
おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
今日のブログはビジネスの気づきを書くふりして自分の頭の中を整理する、敗戦を受け入れるための自己満足かもしれません。興味のない方には申し訳ありません。ただ、今後振り返ってみればJリーグ史上に残る悲劇的な敗戦になるのではないかなぁと思い、備忘録もかねて残しておきたいと思います。
2016年Jリーグチャンピオンシップでの浦和レッズの敗戦が歴史的悲劇な理由
今回の敗戦、納得いかない人も多いと思います。決められたレギュレーションの中で負けたのですから敗戦自体は受け入れなければなりません。納得いかなくても負けは負け。とはいっても、この敗戦が単なる敗戦ではなく歴史的悲劇である理由を最初に解説しておきたいと思います。
年間勝ち点1位のクラブが引き分けなのに負けた!?
なぜ、悲劇か。ひと言でいえば引き分けなのに負けたことにあります。しかも、リーグ戦年間順位一位のクラブが。
明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ 決勝 第2戦は3日に試合が行われ、鹿島が金崎 夢生の2ゴールの活躍もあり敵地で浦和に2-1と勝利。2試合合計スコア2-2とし、アウェイゴールで上回って7年ぶり8度目の優勝を決めた。
Jリーグ公式サイト「金崎が圧巻2ゴール!鹿島が浦和を逆転で下し7年ぶり8度目の戴冠!クラブW杯にも出場決定!【サマリー:明治安田CS 決勝 第2戦」】より
記事にある通り、アウェーゴール方式(同点の場合、敵地での得点が上回った方が勝ち)が適用されるので、取り決め上鹿島アントラーズの勝ちとなります。ルールに乗っ取っての結果ですからこのこと自体に異論はありません。アントラーズの優勝は間違いのないことです。
ただ、年間を通して戦い、圧倒的勝ち点でリーグ勝ち点1位を積み重ねた結果が引き分けなのに無になってしまう・・・。
アウェーゴール>>>>年間勝ち点1位
というレギュレーションの結果から生じた順位であるというのが、負けた浦和レッズ側からすると形上納得はできても、心の底では受け入れがたい、あまりにも後味の悪い結果を生んでしまいました。
この手の悲劇に見舞われたこと、浦和レッズは初めてではありません。
そもそも、前回の2ステージ制最終年2004年にも年間勝ち点1位ながらチャンピオンシップで涙をのんだのです。つまり、実力上浦和レッズは過去3回リーグ戦年間優勝しているのに、チャンピオンシップ2回の敗戦で、リーグ優勝はまだ1回しかないのです。
もう悲劇というより喜劇です。
そしてそれ以上の悲劇と言えば・・・
かつて同じような悲劇を経験している ~「世界で一番悲しいVゴール」
Jリーグが世界で初めてVゴール(ゴールデンゴール)方式を採用したプロリーグであるというのをご存知ですか?90分戦って同点となった場合、延長戦で先に得点した方が勝ちというルールです。(日本代表「ジョホールバルの歓喜」での野人岡野のゴールが有名です)
1999年最終節、浦和レッズは90分以内に勝てばJ1残留、延長戦に入ってからの勝ちだとJ2降格というまさにレギュレーションの起こした特異なケースにハマってしまったことがあったのです。(当時、90分で勝てば勝ち点3、延長Vゴールで勝った場合は勝ち点2、浦和はこの時勝ち点3なら残留、2ならば降格だった)
Vゴールで試合に勝ったのに降格。Vゴール方式が廃止された今、こんな特異なケースは2度と起こらないでしょう。
詳しくはこちら↓↓↓
Wikipedia「1999年J1最終節」
【動画】Jリーグ名場面!世界で一番悲しいVゴール![1999年Jリーグ]
1999年11月27日 『駒場が泣いた日』。この日のことを思い出すと私自身今でも涙が出てきます。
勝つにせよ負けるにせよすっきりしない。レギュレーションに翻弄される結果となり、勝ち負けを歴史的な出来事に昇華させてしまうところに浦和レッズの浦和レッズたる”らしさ”があります。
ビジネスに置き換えてみる ~必ずしも強いから応援されるわけではない
やや無理やりですが、自社や自分のファンを作るにはどうすればよいかというビジネスに落とし込んで考えてみます。ファンを作る方法。例えば昔(V9時代)のプロ野球のジャイアンツのように常勝軍団を作る。皆、ファンを作るというとすぐにこれをイメージすると思います。強くなければならない。かっこよくならなければいけない。
一般的なビジネスで言えば「高級感を出さないといけない。オシャレでないといけない」。
例えば、私のように宿業の場合。お風呂をかっこよく写真を撮ったとします。
でも、かっこよければかっこよいほど「実際行ってみると狭かった」というクレームになりました。結果この後人の入っている写真を撮影し、どれぐらいの大きさかがわかる写真に変更しました。
パンフレットの写真が新築の頃のものだったり、WEBサイトのプラン説明の写真が、実際のものよりも豪華だったり。背伸びをした演出や発信をするとかえってクレームを起こす結果になります。
むしろ、弱点をみせるぐらいでちょうどいい。それはお店としての弱点でも良いし、人として、自分の弱さだってカミングアウトしたらよいのです。
人はかっこいい部分よりも弱い部分に共感するのです。
正直に話をしてくれる誠実さに共感します。
”We are REDS”という言葉の意味
浦和レッズサポーターは”We are REDS”と叫びます。この言葉、私は大好きなんです。
日本語に直訳すると「俺たちはレッズだ!」です。
浦和レッズでは背番号”12”は欠番となっており、サポーターが12番目の選手とされています。なので、”We are REDS”は”俺たちも一緒に戦ってるぞ!”という意味でとらえるのが一般的です。
でも、私はちょっと違った解釈をしています。(あくまで個人的な解釈です)
・Jリーグ開幕でいきなり「Jリーグのお荷物」と言われる。
・Jリーグオリジナル10で最初にJ2に降格。
・埼玉スタジアム2002こけら落としの試合でマリノスにボコボコにされて負ける。
・2007年ACLに優勝しておきながら最終節降格の決まっていた横浜FCに敗れてリーグ優勝を逃す。
・2014年から今日で3年連続。目の前にぶら下がっているリーグ優勝を逃す。
最初は抜群に弱かった。そこから強くなろうとした。実際には強くなったし、日本で初めてアジアナンバー1にもなった。でも、その後も優勝争いはするけどなかなか優勝はできない。ここ一番に弱い。それって自分もそうだよね。人ってそんなに強くないよね。そんな風に自問自答してしまう。
「俺って本当にレッズだよな・・・」
かっこよさや強さだけでなく、自分の弱さや欠点をレッズを通してみてしまう。だからどんなに弱くても、期待を裏切られても自分を投影してついつい常に寄り添ってしまう。浦和レッズと自分の人生を重ね合わせてしまう。
「別に常に強くなくてもいいじゃん。きっといつかは・・・」
商品力以外の”魅力”が必要
こう置き換えてみて下さい。
「強さ」=「商品力」
「人気」=「魅力」
商品力がなくても人気がある。自分のビジネスでもそうなったら良いと思いませんか?今回のような強烈な負け方をするところに浦和レッズの中毒性があると私は感じています(笑)。なかなか真似できないし、再現性はありませんが、浦和レッズの得も言われぬ魅力を私が分析するとこうなります。ビジネスに置き換えてみましたが、役立つ話になってるかな(笑)。
2年前に参加した埼玉スタジアム2002
スタジアム見学ツアーにて
あーー今日は予定を変更して書きました。すっきりしました(笑)。
コムサポートオフィス代表
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