キャンセル続出。平日は災害の影響による出控え?!お客様の動きもない。
地域によってはなかなかピンチな状況になっていますね。
流石に7月に2度も週末に災害キャンセルが出るとはきつい状況です。
でも、だからといって災害中に無理しても仕方ありません。
やってはいけないのは安易な値引き。
「お客様が入らないから」
と値引きをしても、こういった時には効果がありません。
それ以上に「そんな価格で出来てしまう」というイメージを持たれることの方が危険です。
災害のイメージの払しょくされる1ヶ月後、2ヶ月後にどう集客するか。
そんな風に気持ちを切り替えることも大切です。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
というわけで、今日もプランタイトルについてお話します。
予約サイト内検索窓をお客様の立場になって使ってみよう
じゃらんnetや楽天トラベルにはサイト内検索の窓があります。
これ、なかなか便利です。私もよく使っています。
更に言えば、エゴサーチやトレンドサーチのチェックでも使っています。
例えば、自分の地域名や食材で検索した場合、どうなるか。
ここの検索窓、あなどれません。
じゃらんnetは「キーワードランキング」を公開しているほどです。
それだけこの検索窓はユーザーに使われているということですね。
使わない方が良いキーワードもある
逆を言えば、この検索窓から意味のないキーワード。手あかのついたキーワードというのも読み取れます。
ハッキリ言ってしまうと『使ってはいけないキーワード』です。
例えば、「お得」という言葉はプランタイトルの中には絶対に入れてはいけない。プラン内容の中で使う場合も極力少なく。たくさんのプランに「お得」と書いてあると、その言葉自体の説得力が下がります。
でも実態は・・・
いわゆる誰もが使っているワード。手あかのついた言葉です。
特に小規模宿泊施設は使ってはいけません。
小規模宿泊施設が「お得」を使ってはいけない理由
「お得」という言葉は大手ほど使い勝手の良い言葉です。部屋在庫を売り切りたい。閑散期に安売りで埋めたい。そんな時にプライスダウンをする、特典をつける際に使う言葉です。
でも、小さな宿は価格を下げてまで集客することにメリットはありません。大手ほどの仕入れのコストダウンは出来ないわけですから、夕食付の場合は特に値引きがそのまま利益を圧迫します。
そもそも、「お得」という言葉には3つの解釈があります。
・同業他社と比べてお得
先ほど述べましたように小規模宿泊施設が大きな宿にコストダウンでは対抗できません。戦ってはいけないのです。
・いつもの季節と比べてお得
閑散期や平日対策で行われるケースが多い。普段に比べて「お得」ということ。あくまで自社同一プランの中での比較となります。
・自社の数あるプランの中で最もお得
このプランがお得ですよ、という自社の複数あるプランの中でお勧めするプラン。何がどのようにお得なのか、最も伝えづらい、メリットを理解してもらうのが難しいケースです。
3つのどのケースにおいても
何に比べてどうお得なのか
を説明しなければなりません。
実は、「お得」という言葉はその説明が伝わって初めて「お得」なのであり、プランタイトルに「お得」と書いてあるからと言ってお客様にとって「お得」であると認識されているわけではありません。
もっと言えば、売り手にとって(儲かるから)「お得」と受け止められていて、買い手にとって「お得ではない」とスルーされてしまうケースが多いのです。
ましてや「お得」という言葉の乱立。
ちなみに、じゃらんnetは、じゃらんnetというWebサイト自体が「お得」という言葉を使うのが大好きです。
じゃらんnetの検索窓で「お得」と検索すると・・・
宿リストはこの特集リストの後に出てきます・・。
ちなみにじゃらんnetの「お得」好きはメルマガでもわかります。メルマガの半分以上のタイトルに「お得」がついています(笑)。
じゃらんnetは「お得」が大好きな顧客層を集めている。このことも少し頭に入れておいた方が良いです。
「お得」をきちんと伝えなければならないハードルが高いんですね。
「お得」とは「安い」ではなく 「価値、値打ちがある」に転換しよう
「お得」という言葉をキャッチコピーにはどんなイメージがありますか?
おそらく売り手、買い手のどちらも多くの人は「(他店よりも)安い」「(いつもよりも)安い」というイメージを持つはずです。
一番戦ってはいけない「安売り」の市場です。
もしも「お得」という言葉を使うのであれば・・・
「価値がある」
「お値打ちである」
という風に転換すべきです。
特に小さな宿ほど独自の個性を持ち、それを体験できる価値を「お得」と思ってもらうことに転換すべき。
「安さ」の価値も、「値打ち」の価値も、伝える手間は同じです。
にもかかわらず、安さのお得を打ち出してしまいがちなのは何故か?
「安くすれば細かい説明をしなくてもお客様は買ってくれるだろう」
という伝えることの放棄が売り手側にあるわけです。
「お得」という手あかのついた言葉を使って、安さに訴求点を持っていく。
資金力のない小さな宿が絶対にやってはいけないことなのです。
プランタイトルを使って、値打ち(=お客様にとってのハッピー)を伝えていきましょうね。
コムサポートオフィス代表
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