ちょっとした経費削減、変化に危機感を持てるかって大切だと思うんです

地域活性化

今日はちょっとネガティブな話をします。

でも、田舎ではよくある事であり、これを気づくことが出来るかできないか。危機感を持てるか持てないかって大事だと思うんですね。

なので、思い切って書きます。

実は・・・

JRの列車の時刻表が今期よりA4コピー用紙になっちゃったのです!!(>_<)


時刻表がA4コピー用紙で新聞折り込みに

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

JRの経費削減、ハンパなくなってきています。

去年から大雪で長期に渡って列車がストップ。

今年も同様にストップで観光協会が行政を通して要望書を出したぐらいです。


JR運休に対応改善要求の要望書提出

流石に2年続いたところで抗議となったわけですが、私はむしろ怒りではなく危機感を覚えました。

列車の運休は確かに無理に走らせようとすると除雪や安全管理に膨大なコストがかかってしまう。

でも・・・
時刻表がA4コピー用紙って倒産寸前の企業みたいやん!!

地方在住者は弱者です。

人口が減少していくことでどんどん切り捨てられていくモノが増えていく。

インフラが徐々に不便になっていく。

最初は交通手段、やがては学校、病院って広がっていくのではないか・・・

ただ、もっと問題なのは、こういった切り捨てに対し、JRに抗議すれば何とかなるって思っていることです。

人口が更に減るのですから、インフラはもっともっとひどくなっていきます。

先々月、雪が降ってJRが運休したことに対して、そういった危機感無くただJRに文句を言っているだけであれば、そっちの方が危機的状況かもしれないって思いました。

今回もA4のコピー用紙になってしまうところまで来てしまっているのです。

ちなみに去年の時刻表。


各駅ごとになりましたが
コート紙でA3はあるかな!?
大きめのサイズです


比較するとこんな感じ

去年のこのタイプは不便でした。

私のところのような無人駅は城崎温泉駅や豊岡駅で特急こうのとり(大阪行)、特急きのさき(京都行)のどちらと接続しているかが知りたいのですが、去年の時刻表はそれがわからない不便なものでした。

その部分は改善された、ということになるのですが、その前、3年前のものは去年のものの更に倍の大きさでかつ便利なモノでした。


3年前以前のJR時刻表

この便利だった時刻表がスポンサーの銀行が降りてしまい、去年のタイプになってしまったんですね。

確かに今の時代、時刻表や運行状況はスマホで検索できます。


去年の時刻表にはアプリの紹介もありました

でも、未だ手配りや回覧板、有線放送頼みの田舎で、こういったアプリを使いこなせるのは列車通学の学生ぐらいでしょう。

運転免許証を返納しなければならない高齢者の方などにとっては、アプリも使えない、時刻表の文字も小さい、非常に厳しい状況です。

インフラの経費削減が露骨になっていった時、地域はピンチがすぐそこに近づいていると思った方が良い。実際、財政破たんした自治体は、人口減少が加速し、インフラから学校、病院とどんどん不便になってきているそうです。


我が町の人口1万9千人と思っていたら
早くも1万8千人に!!

4月に入ると若者が流出するので、ひょっとしたら1万8千人を切ってくるかもしれません・・。

様々な問題が人口減少要因で起こってくる。

このことを直視しなければならない時期に来ているのだと思います。

 

 

と、まあネガティブなお話はここまでにして・・・

ここからは良いお話。

今期配布された時刻表を見て、最近気づいた事があったのです。


「香美町役場企画課作成」って・・・

マジか!!

この時刻表、役場の方が作ったの?!!!!

スゲーーーーー

グッジョブです!!

っていうか、尊敬します。

簡単じゃないですよ、これ作るの。

あるいは、よほど列車が好きでないと。

でもひょっとして、と思ったんです。

役場のサイトでダウンロードできるんじゃないかと。


ありました!!\(^o^)/

これは素晴らしい。それぞれA3ぐらいでプリントアウトして宿の掲示板に貼り付ければよいわけで。

企画課さん、素晴らしい仕事です!!

こうやって陰で支えて下さっているわけですね。

 

話を元に戻します。

こういった小さな経費削減に対して文句を言うのではなく、危機感を持っていますか?

JRの時刻表が役場職員の手作りで、A4のプリント印刷になってしまっていること。危機感持たないといけないと思うのです。

 

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私たち夫婦は、兵庫県の日本海側・豊岡市を本拠地に、全国の小さなお宿やお店の集客問題の解決に取り組んでいるコンサルティング事務所「コムサポートオフィス」を運営しています。私たちが実践して培ったノウハウや日々の実践例を、この公式ブログでお伝えしています。なお、ブログネタは宿泊施設の集客などに限らず、一般の事業者向けのものも多いです。

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