コムサポートオフィスにSNSに関するセミナー・講演依頼が多くなってきています。
ありがとうございます。
SNSは今やビジネスを行うにあたって必須です。
それは、商品PRや会社PRのためではありません。
自分を知ってもらい、そのことが最終的に自分の会社や商品を知ってもらうことにつながるからです。
あるいは、商品自体を知ってもらうのではなく、「この人から買っても大丈夫か(転じてこの人から買いたい)」という関係性を生む大切なツールということで、今やSNSをやることが必須になってきています。
ただしここで落とし穴というか、忘れられがちな点がありますので昨日に続いて今日はお話しておきたいと思います。
昨日はSNSで新規顧客を得ようとしてはいけない、というお話をしました。今日はSNSだけやっていても集客には結びつかないというお話です。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です
SNSは大切です。でも、SNSだけをやっていても集客は難しいです。大切なのは入口から出口までの動線シナリオをしっかり組み、SNSはその中でどの位置づけにあるかを理解しておくことです。
SNSは入口にも出口にもなっていない
昨日もお話したビジネスにおける入口と出口。
SNSは入口でしょうか、出口でしょうか?
発信して存在を知ってもらう。
入口じゃないのって考える方が多いと思います。
確かに最初に目にする場かもしれません。
でも、これを入口だと思ってはいけない。
(中略)
”きっかけ”であって”入口”ではないと思います。
入口であるならば、ビジネスの話をしなければなりませんが、SNSの段階ではビジネスの話はしていないのです。あくまで自分はこんな仕事をやっているのでこんな話題、情報をブログに書いたよ、興味のある人は読んでね、ということなのです。
私的にはブログが入口です。SNSは”きっかけ”。入口ではないという認識です。
出口とは注文や予約を確定する場。SNSでセールスクロージングなんてしたら周りがドン引きです。SNSは関係のない人にも会話が見られているのですから。
会話の中で「それほしーい」みたいになって「じゃあ、それ用意しておくよ」って場合はあるかもしれません。
でもそれはコミュニケーションの中においてまれに発生するケースであって、恒常化させることは難しいです。
なので「”出口”としてSNSがある」と思っている人もいないと思います。
入口でもない、出口でもない。
ということは、入口と出口を用意してあげないとビジネスとしては成立しません。
SNS”だけ”では、よほどセンスのある人でない限り、ビジネス動線はできないのです。
出入口を準備した上でSNSを活用しよう
私が入口として活用しているのがブログ。今後無視できないのがGoogleマイビジネス。屋号・店名のGoogle検索で必ず出てきますので。
出口としてはこれまでホームページと呼ばれていたWebサイトがランディングページ型に変わっていく。もうWebで成果出している事業者さんは変っている。
宿業界の場合、OTAが出口になってしまう場合も。この部分はそれでよいのか、OTAで行くならばどこのOTAの比率を高めるか。
入口から出口までのイメージをしっかりと固めないと、売上は確保できません。
その動線の中でSNSはどの立ち位置にあるのか。
SNSは出入口動線の外、入口の前にある。
人は興味を持ったものにしか反応しません。
あなたの売っている商品、サービスに対しては、それが必要だと感じている時にしか興味を持ちません。
情報過多時代、特定のモノ、コトに興味を持ってもらうのはドンドン難しくなってきています。
そんな時代にどうしていけばよいか。
商品や会社は後回し。
まずはあなた自身に興味を持ってもらうこと。
でもね。自分も後回しなんです。
何よりも先に、相手に興味を持つこと。
興味を持った人が自分にも興味を持ってくれる場。
SNSはそんなコミュニケーションが誰でも無料で出来るツール。
今の時代とても必要だし、必須ツールです。
あなたが何を売っている人で、その商品やサービスがどんな人に役立つものなのかを知ってもらう”場”を作るにはどうすればよいか。
SNSだけやっていてもダメです。
SNSは大事、やらないといけないと闇雲にやっても、そのかけた時間がどう良い影響を与えているかをしっかり認識しておくことが大切です。
しっかりと動線を考えてシナリオを考えましょうね。