今回のロンドン出張での気づき〜WTMは商談の場であって観光PRの場ではない

マーケティング

 

今、ヒースロー空港からこのブログを書いています。今日はロンドンに行ったら必ず訪れたかったアビーロードに行ってきました!!

アビーロード
ただの交差点にたくさんの人が集まって
きていました!これってすごいですよね♪

おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

こちら現地時間は18時前。日本はまだ午前3時前ですよね。あと1時間で搭乗、10時間以上繋がらなくなるので、今のうちに今日の分のブログをアップしておきます。

午前3時におはようございますってねえ・・・f^^;

さて、今回のイギリス出張で私の存在の意味を昨日お話しました。

私には「発信」するという日常のルーチンワークがあります。それに即して今回も紹介しました。今日は、今回の出張での「気づき」をお話しします。

展示会と商談会は違う

まず今回のワールドトラベルマーケットは、ブースを出して自国をPRしておしまい、というわけではないということ。

いわゆる国内で観光協会がゆるキャラとか連れて都会に出て観光キャラバンをやるのとはまったく意味合いが異なります。

観光キャラバン
6年前香住観光協会で
観光キャラバンに行った時の写真
この時はマスコミ中心に
回らせていただきました

多くのバイヤーさんに聞かれたのは

「コーディネートはしてくれるの?」

ということ。

当たり前ですが、海外からのお客様は1カ所だけを目的に来るわけではありません。1週間以上のロングステイに対してなんとか自分の地域も行程にいれてもらいたい。そんな感じなのですが、バイヤーさんも1カ所の地域だけPRされても困りますよね。

マンツーマンで商談
自分の地域のPRするだけでは話が続かない

かといって”関西”で行程資料作っても、あくまでそれは叩き台。それをお客様毎にアレンジする際の現地コーディネーターが先方としては欲しいわけです。

それを「できます!」と言い切る人が行くのがあの”商談”の場なのかな、と感じました。

行政主導の参加はPRで終わってしまう

ちょっと厳しいことを言ってしまうと、行政主導で公費で行くと、観光協会のキャラバンの如く、PRしただけで終わってしまいます。それで気に入ってくださったバイヤーさんに「ぜひ来てね」としか言えない。地域の垣根を取り外したコーディネーターが同行し、バイヤーさんが日本の何に興味を示しているかを聞き取り、それに応じたアレンジを即座に提案できること。いや、ひょっとしたら「コーディネーターがいるよ。日本に来てどんな観光をするニーズがあるか言ってみて。分からなければ例えばこんなことができるけど」みたいな話をできる人間が行ってバイヤーさんと交渉する場がWTMなんだということ。

日本酒を配る
日本酒ウケましたけど、配って終わり
次に続きません。。

商談とは売り込みの場だということ

海外、インバウンドに関して言えば、知ってもらわないと始まらない、例えば今回参加したWTMは売り込む側と売り込まれたい側のマッチングの場であるということ。最近「つながりの経済」のお話をしていますが、今回の場ではよりアクティブに売り込み、うまく売りこめなかったとしても、先方のウォンツが何なのかを知る場として活用することが大切なんだということが今回の私にとって一番の気づきでした。

また、売り込みの場に行くわけですから、毎回行く人間が違っていても、また振り出しに戻ってしまいますし、顔見知りのバイヤーさんができたりとかの信頼関係が構築できません。2年、3年で部署移動等で担当の変わる行政職の方だと、難しいのではないかと感じました。

では、どんな人が行けばいいのかも踏まえて色々と考えてみるべき場なんだな、それをしっかり精査、次に活かさないとなかなか前には進めないな、というのが私の正直な感想です。

今回一番思ってことはそんな感じです。

コムサポートオフィス代表
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