ターゲティング・カテゴリ別プランの考え方~宿泊プランの作り方(2)

マーケティング

プランタイトルの作り方だけでしばらくブログを続けていきます。

何故そんなにこの部分にこだわるのか?

宿泊プランはお客様がサイトに訪れたら絶対見る部分であり、

「商品名=商品内容」

になっているのが宿泊プランタイトルなんですから。

なので、いい加減に考えないで下さい。

ここ、無茶苦茶深く考えた方が良いのです!!

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

さて、何らかの”差”をつけて松竹梅プランを作ることについて、昨日お話しさせて頂きました。

今日は、お客様のカテゴリー毎にプランを考える、というターゲティングプランについてお話しします。

ターゲティングプランを具体的に言うと「カップルプラン」「ファミリープラン」「シニアプラン」等、特定のカテゴリーのお客様向けプランなどのことです。


シニア向けプラン、と言った感じですね♪

実は、ある時期からプランタイトルもホームページの構成も、カテゴリーごとに構築するのが一般的になりました。

例えば、ホームページと言えば

「トップページ・温泉・料理・部屋・設備」が基本の5ページ。これに周辺情報か交通アクセスとかが入るのが一般的でした。


TOP+この4つがスタンダード

これが4,5年前からでしょうか。

Webで圧倒的な集客効果を上げている宿泊施設はお客様のカテゴリー毎にページを作る、という構成に変わりました。

それに対応してプランタイトルも「カップル向けプラン」「ファミリー向けプラン」と言ったような文言が増えてきたのもその頃です。


私の宿の場合、上記のような感じ。
お客様のカテゴリー毎にページを作りました

以前のカテゴリー別プランの考え方

ページまで作りこむのはかなりのこだわりですよね。

独自性を思いっきり尖がって作る”コツ”です。

ここまでやらなくても、プランタイトルだけで表現することも可能。


プランタイトルを読めばシニア向けとわかる

この考え方が登場した時、一気にプラン数が増えました。

なぜか?

昨日のお話に合わせてプランが「松竹梅」とあったとします。すると、それぞれにカテゴリー毎のプランを作る、という考え方が流行ってきたのです。

一例を上げます。

竹プランにファミリーの方が喜ぶ特典を付ける。例えば、「家計応援クオカード付き」「お子様が喜ぶ花火付き」。カップルプランにはカップルが喜ぶ特典を付ける。例えば、「貸切風呂50分無料」など。シニアプランには・・・・。女子旅プランには・・・・。


プランを増やすのは難しくない

こうやって松竹梅3つのプランにそれぞれカテゴリー毎の特典を付ける。カテゴリーが上記のように4つあれば、3×4=12プランが完成です。これが季節ごと、春夏秋冬ごとにあれば、12×4=48プランできます。

更にこれの早割プラン、直前プランを作ると・・・・

もうやめときますね(笑)

現在のカテゴリープランの考え方

お話ししていますように、今はプランが多すぎると選んでもらえない、見てもらえない時代です。でも、ターゲティングは必要。

今のカテゴリーのプランの考え方はズバリ、

松・・・一番高価。記念日プランとしてのカップルプランに。

竹・・・スタンダード。量も質も丁度良い。ファミリープランに。

梅・・・量少なめ。シニア、女子旅プランに。

と、絞ったプラン毎にターゲティングをしてしまうことです。


松竹梅ごとにカテゴリーを絞る

カテゴリーを絞ったらそのお客様以外の予約が入らなくなるのではないか。

決してそうではありません。

例えば、少食の若いカップルならば量少なめ梅プランを選ばれるでしょうし、ファミリーでも今回の旅行は贅沢したい、となれば贅沢松プランを予約されるでしょう。


カテゴリー毎のウォンツを考えてみよう

要はカップル向けだからカップルしか予約できない、と思われないようにすればよいのです。例えば、プラン内容の中に「こちらのプランは量の少ないシニア・女子旅向けプランです。シニア・女子旅のお客様以外もお申込みいただけます」と記載しておけばOKです。

少食のお客様は「シニア・女子旅向け」と書いてあれば、内容を見るものです。

情報量の多すぎる今の時代、

誰もに来てほしいは誰も来ない

誰にも刺さらないプラン

です。

カテゴリーを絞る。ターゲティングプランタイトルにするのは大切。

お客様に

「私のこと?」「私たち向け?」

と思ってもらえるようなプランを作ることは必須。

ただただ料理の増減でプランを増やしても、お客様の目には留まりません。

松竹梅とターゲティング。うまく組み合わせてみて下さい。

 

コムサポートオフィス代表
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