うちの朝のテレビはいつも読売テレビの「す・またんZIP」なのですが、7時半ごろ、東京へキー局が変わった瞬間にNHKにチャンネルチェンジします。
「す・またん」は好きですが「ZIP」は面白いとは思わない・・・
あ、今日の話はそんな話ではなく、たまたまNHKで7時半からやっていた特集が良かったので紹介したいと思います。
NHKおはよう日本より
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
その番組とはNHKニュース「おはよう日本」で、紹介されていたのは香川県の三豊市観光協会さんの取り組みでした。
番組のタイトルは
インスタ映えする奇跡の絶景が香川県のある砂浜に!まるでボリビアの「ウユニ塩湖」。若者が切り取ったひと夏の思い出。
です。
番組詳細
テレビをつけた瞬間、いつもなら「いいな~」と思ったら録画したり写メしたりするのですが、今回は思わず見入ってしまい、それを忘れてしまいました。
※NHKの番組中の写真はお友達のメオマサさんのTwitterより拝借。
番組の内容はこんな感じ。
南米ボリビアに「ウユニ塩湖」という絶景地があります。
Googleの写真検索で「ウユニ塩湖」と
すればこんな美しい写真が出てきます。
湖面が空のいろを映し出す瞬間があり、「天空の鏡」と言われています。
死ぬまでに行きたい絶景No.1と言われていますが、南米ですので日本から40時間以上かかり、標高は3700mと富士山の山頂に近く、高山病のリスクを伴います。そんな大変な思いをしても湖に水のたまる雨期にお天気が良く、風のない条件がそろわないとあの鏡張りの美しい景色は見られません。実は必ずしもみられるわけではない。
そんな苦労してでないとみられない「天空の鏡」を見られる場所が香川県にある、というお話です。しかも、インスタグラムでブレイクしているとのこと。
実際インスタグラムの#父母ヶ浜で確認してみると・・・
Google写真検索にて「父母ヶ浜」でも・・・
まだまだUPされている写真の絶対数が少ないのでこれからもっとブレイクする予感を感じます。
番組は、この絶景をまちの資源としてどのように活用しようとしているか、という内容でした。
三豊市観光協会さんの取り組み
正直三豊市って私、知りませんでした。隣の観音寺市は知ってます。
今回確認したところ、銭形砂絵から父母ヶ浜までは車で15分とすぐ近くだったんですね。
正直、三豊市の存在自体知りませんでしたし、実際素通りした地域です。「有名なところは?」と言われても出てこない。
うどん屋さんは何軒かハシゴしたけど
三豊市内では行きませんでした・・・
そんな中、この素晴らしい観光資源。インスタなどのSNSでブレイクしたそうです。
そのブレイクに対して観光協会として何ができるか。
父母ヶ浜もウユニ塩湖同様、条件が揃わないと「天空の鏡」は登場しないそうです。
また、インスタ映えするようにとるには技術も必要。
そこで、こんな観光協会内のWebサイトにこんなページを作ったそうです。
ダウンロード用のPDFページもあるのが嬉しい♪
こういったページをすぐに作るレスポンス。大切だとは思いませんか?
SNS時代に協会、組合等の団体がやるべきこと
例えば、こういった景勝地がSNSで話題になると、一般の方が自主的に「きれいに撮れるコツサイト」「お勧めのビューポイント」を紹介するサイトをWeb上に作ったりするものです。
例えば我が香美町の場合、「鉄道撮影スポット」として有名な場所がいくつも点在していますが、そのポイントを紹介するサイトを観光協会等が作ったことはありません。
父母ヶ浜の場合、現時点でまだそういったサイトはありませんし、父母ヶ浜を特集したサイトというのも存在しません。
Web上で検索しても話題となっているのは以下のサイトぐらいでした。
日本のウユニ塩湖?香川の「父母ヶ浜」で“天空の鏡”を体験したい
しかも、まだこの記事も2か月前、ブレイクがまだつい最近ということがわかります。
まだまだこれからブレイクする景勝地です。
我が但馬でも、CMに使われて大ブレイクした今ならばインスタ映えする景勝地があります。
CMで火がついた場合、行政のバックアップは後手後手に回るケースが多いです。対応よりもはやい速度でお客様が押し寄せてしまうんですね。でも、逆にお客様が来なくなるのも早いです。
今後はお客様がたくさん来た場合の対応を含め、様々な問題点が出てくることと思いますが、今回のページ制作は
観光協会がいち早く作成したことに価値があります。
なので、そのこともNHKニュースでフォーカスされていました。
更には、
「行ってみたけど大したことがなかった」
と言われてしまうクレームを事前になくすための素晴らしい対応になっています。
こういったレスポンスは個人や事業者ならすぐにできても、行政、組合、協会などはなかなかできないものです。
NHKの全国ニュースで紹介されたことにより、一気にブレイクすると思います。あるいは、どこかの企業がCMに使うかも・・・(やっぱりGoogle??f^^;)
地域の見知らぬ資源に対して、SNSで話題になっていたら観光協会はどう対応すべきか。
「なんか、一部の写真マニアの間で盛り上がってるなぁ~」
で終わらせないこと。
SNS時代はこういったレスポンスの速さが求められます。
観光協会や自治体がこういったレスポンスを持っているところは強い。
そもそも、地域側が発信するのではなく、訪れたお客様が発信する仕組みづくりになっているのも素晴らしいです。
今回のニュースを見ていてそう感じました。
とても良い事例です。
写真提供して下さったメオマサさん、ありがとうございました!!
今朝たまたま見たニュース。
観光資源が無い香川県三豊市の砂浜がインスタ映えスポットととして人気を集め、この夏沢山の若者が訪れた話。市も地元のカメラマンと組んで、撮り方アドバイスなど後押し。こういう時代なんだねぇ。#nhk #Instagram pic.twitter.com/VnfD29s84i— メオマサユキ 街の電器屋アドバイザー (@meomasa_exma) 2017年8月25日
やっぱ、同じこと考えてたよね(笑)
コムサポートオフィス代表
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