あらゆる媒体に広告を出してもお客様が集まらない。
Webサイトを作ったり、SNSで一生懸命PRしても効果はない・・・。
今ってそんな時代ですよね?
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
先日、雨が降っているにもかかわらず、たくさんの人出にびっくりしたイベントに参加してきました。
それがこちら。
小雨降る中、とにかくすごい人でした。
オープンガーデンとは個人宅の庭園を一般に開放し訪れた方をおもてなしするというもの。近年、日本でもガーデニングファンが急増中。ガーデニングの中でも自然の風解を大切にしながら作られたイングリッシュガーデンが現在最も人気があるそうです。
去年に続いて2回目の開催をされたのが、スキー場のたくさんある神鍋高原。そこにお住いの皆さんのお庭は広く、ご自宅の庭を歩いているとは思えない、自然の中を歩いている癒し空間の広がるお庭が多かったです。
オープンガーデンと言えば、私の住む佐津集落でも10年以上続いている人気イベントです。
毎年ほとんど広告宣伝費をかけなくても千人近くの人が訪れるのが佐津のオープンガーデンフェスタ。
今回の神鍋高原も同様に感じました。
まだ2回目、そんなに宣伝広告費をかけているわけでもないのに
何でこんなにたくさんの人が来るのーーーーー
この秘密。私なりに紐解いてみたいと思いました。
ヒントはコミュニティにある
宣伝広告費がそんなにあるわけでもない。
Web上やSNS上でよく見かけるわけでもない。
そもそも、オープンガーデンのファンはインターネットをやっていない高齢者層が多い。
佐津のオープンガーデンもそうですが、わずかな予算の中で最もお金を使うのはチラシ製作費です。
広告宣伝費=チラシ作成代
と言っても良い。
でも、なぜそれだけで人が集まるのか。
ヒントはガーデニングファンの集まる”場”でのコミュニティ力にあるのではないかと私は感じています。
例えば、佐津でオープンガーデンフェスタを開催した際、他のエリアで開催される今後の予定のオープンガーデンの情報が配布されていました。
今回の神鍋高原でも・・・
大好きなアイドルの追っかけをしている人は、いつどこでコンサートがあるかを把握しています。
私の場合、昔浦和レッズのサポーターとして深くのめりこんでいた時はスケジュール帳に全ての試合日程を記入し、行ける日にはマルを入れていました。
チケットの入手法や行くまでのルートに関する情報はサポ仲間から得ることができました。
ここからは若干の想像が入ります。次はいつどこでオープンガーデンがあるのかを把握していらっしゃる。その情報は
ガーデニングが好きな方は、ガーデニングが好きな人同士でつながっていて、情報のやり取りがある。
特に兵庫県はこのガーデニング仲間のコミュニティがしっかりできていて、しかも横のつながりがすごく良いそうなのです。
イベント同士のつながりも大切
どんなイベントでも、それが好きな人たちの集まるコミュニティが存在します。そのコミュニティ内で情報が共有化されること。
インターネットを使わない世代であっても、その人たちが集う場にチラシを置いておけば情報はアナログで伝達されます。
大切なのはお客様同士だけでなく、オープンガーデン主催者同士もつながっていくということ。
例えば、佐津の場合但馬高原植物園の田丸先生との庭園巡りが組まれました。専門家に参加して頂くことでその方がハブとなって協力体制を整えることもできます。
また、今回の神鍋高原ではこちらもまたブームになっているノルディックウォークとのコラボイベントもありました。
こちらの詳細は以下にて
それぞれを趣味としている人同士の相互アピールにもなり、PRの相乗効果も期待できます。
宣伝広告費もかけず、WebやSNSを活用せずに集客する方法
今回のこのお話、イベントにおける集客として考えるだけでなく、ビジネスにおける集客のヒントにもならないでしょうか。
集客と言えば、広告宣伝費をかけなければならない。ホームページを作らなければならない。ブログをはじめ、SNSで発信しなければならない。そんな認識がありますよね。
でも、集客の本質。
1.興味を持っている人だけに情報をお知らせすればよい。
必ず、それが好きな人が集まるコミュニティは存在します。そこにピンポイントで情報を提供できるようにするにはどうすればよいかを考えるのが大切です。
待っていてはダメです。「考える」ことが必要です。
2.その人たちに伝わるつながり、ネットワークを持っておく
同じイベントをしている、商売をしている人はライバルではありません。お客様をとりあうのではなく、共有して楽しむといった発想がこれからは必要です。本来、業界の団体というのはそういった発想だったはずです。
ライバルには情報を与えない、という考え方のお店、業界はどんどん廃れていくでしょう。
同業者、ライバルこそ地域や業界を一緒に盛り上げる仲間。
この考え方を自然に実践できることがこれからの時代、特に必要になってきます。
宣伝広告費をかけないとお客様は来ない。
WebやSNSを活用することがこれからはマスト。
確かにその通りかもしれません。
でも、その前にやるべき当たり前のことがある。
意外とそういった当たり前のことをやっていない、気づいていないものです。
コムサポートオフィス代表
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