先日、「ああ、そうだよなぁ確かに」って思ったツイートがありました。
ダイビング業界の大先輩我妻さんのつぶやき。
なんでダイビング屋さんたち、海情報とか、潜ってます!とかそんなことしか発信しないんだろう?
もっといろんなことを発信したらいいのに。
ダイビングの楽しいこともあるけど、もっともっといろんなことして一日を過ごしているはずなんだから。
そんな気がするんだよなぁ。もったいない。— 浜松のダイビング屋さん!わがつまとおる (@terry5607) 2017年3月28日
確かに・・・。って私も昔ダイビングショップのブログ書いてた時、そうでした。宿ブログも昔、そうでした。。
おはようございます!普段は民宿の親父、4月に入りこれからはダイビングショップのお仕事も。でもって、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
先日、
ホームページは売り込み。売込みのサイトをどんなにアピールしても効果はない。
その前段階として興味を持ってもらうためのSNSやブログが必要、
というお話をしました。
SNSは交流の場です。売込みすると嫌われます。じゃあ、ブログは?売り込んだら嫌われる?
そこで先述の我妻さんのつぶやきです。
まずは自分に興味を持ってもらうこと
FacebookやTwitterで発信することは基本自分の興味・趣味であること。もちろん、仕事が趣味のように大好きならばそんな発信もありです。
例えば私はこのブログではブログの書き方、SEOの話、マーケティングの話が中心です。自分が宿やダイビングショップでの集客で経験したことを中心に書いています。
宿ブログに関しては地域ネタが多いです。地域の旨いもん、うまい店、トリビアな歴史、文化、雑学ネタ。地域において自分の感情が動いた出来事を文章にしています。
宿ブログ(ヘッダーが春仕様に変わりました)
毎日のブログを読んでいたら
この人ってこういったことに興味のある人なんだ
この人ってこういったことに詳しい人なんだ
というのがわかってくると思います。
基本、自分の好きな事ならば、プライベートなことを発信してもOKです。サッカーが好き、プロレスが好き、SF小説が好き、推理小説が好き、食べることが大好き、料理するのが大好き、何でも良いのです。
ライフスタイルをみせることで、見た人にどんな人かは伝わるものです。
FacebookやTwitterで友達を観察してみて下さい。
「この人は〇〇が好きなんだなぁ」
「あの人は〇〇にこだわりがあるよなぁ」
ってことが瞬時に思い浮かぶ人っていませんか?
そういったことがすぐに思い浮かぶ人は既に自分を表現できていて、他者に覚えてもらえている人です。(そのためにまずは「発信」することが大切です)
「好きなこと」を通して、ライフスタイルを通して、どんな人かを知ってもらうことです。
読み手にとって役に立つ情報は何かを考えてみる
次の段階として、その情報、発信が誰かの役に立っていてくれたらうれしいな、と考えてみること。
更にもう1段階進めて、その情報、自分にとってのお客様の役に立ってくれたらうれしいな、と考えてみること。
自分の発信した内容が読み手にとって有益であること。更にはその読み手が自分にとってのお客様として有益な内容になっているようになるのが理想です。
ここでも我妻さんのTwitterから。
【どんなにすごいものがあったって・・・】
ダイビング屋さんのWEBやブログをたまに見たりするけど、「うちにはこんな施設があります!」「こんな資格を持ったスタッフがいます」なんてことがいっぱい。
でも、その前に、そのWEBやブログを見てもらうためにどうしたらいいかを考えよう。— 浜松のダイビング屋さん!わがつまとおる (@terry5607) 2017年3月30日
そうなんです。
「こんな施設があります」
→それがどんな人にどんなハッピーをもたらすの?
「こんな資格を持ったスタッフがいます」
→それによってどんな人がどんな楽しみ方をできるの?
「水中でこんなお魚が、生態が見られます!」
→そこにどんな楽しみがあって、どんな気持ちになれるの?
ハード面や現象だけを報告していては「売り込み」なんです。
ホームページがブログに場が変わってもやってることは同じです。
検索キーワードで置き換えて説明してみます
これ、Web集客の際のキーワードにも表れます。
例えば、私の地域は「香住」です。ここでダイビングをやる。「香住 ダイビング」で検索したら上位表示されるようにしよう。
初心者へのアプローチをWebでしたい。
「香住 体験ダイビング」「香住 ダイビング講習」で検索したら上位表示されるようにしよう。
地域名のところを自分の住んでいる場所に置き換えて考えてみて下さいね。
あるいはダイビングのところを自分の商売に置き換えてみて下さい。「旅館」とか「美容院」とか。
これがほとんどの人の発想です。「地域名+商売」での検索を高めようとする。
でも、「香住 ダイビング」で検索する人はダイビングをやっている人だけです。「香住 体験ダイビング」「香住 ダイビング講習」で検索する人はダイビングをやろうと思っている人だけです。
これって、間口が少ないだけでなく、同業者とバシバシに競合してしまいますよね。都市部などは特にそうでしょう。
ダイビングに興味がある人ってどんな人?ダイビングをしてみたいと思っている時ってどんな時?って考えてみる。
身体がリフレッシュできるような趣味を持ちたい。ストレス発散できるような週末を過ごしたい。旅行が好きなんだけど、なかなか長期で遠くに行けなくて・・・
そんな人にピッタリなレジャーをご紹介できますよ、といったアプローチを考えてみる。
そうすると
「近場で異次元体験」「心も身体もリフレッシュ出来る週末の過ごし方」「海でリフレッシュする方法」
なんてワードが出てくる。ダイビングというキーワードを使わずに、ライフスタイルの中にダイビングのある生活を提案する。それによるハッピーを想像してもらう。そんなアプローチをすること。
そうなるとブログに書く内容も、
「毎日ダイビングをしていて楽しい!」から一歩進んで
「海の近くでの生活が楽しい!」
とか
「好きなことを毎日仕事にできている幸せ」
を発信することでライフスタイルに共感した人が会いたい人になり、会いに来てくれる=お客様になるという流れができます。
私の場合は親子ダイビングに特化したことは以前お話しした通り。
「ダイビング」にフォーカスしたのではなく、「忘れられない親子の夏の思い出」を作ってもらうことにフォーカスしたのです。
ブログに書く内容はあなたの商売、商品やサービスそのものではありません。それは肩書を見ればわかります。あなたのライフスタイルをみせることで考え方や価値観、思いを伝える。それによって共感者、会ってみたい、話をしてみたいと思ってもらえる人を増やすことです。
時代は確実に
どこで買うかより、誰から買うか
になってきているのですから。
何を買うかから
どんな幸福感を得られるか、心を豊かにできるか
になってきているのですから。
ブログに何を書けばよいのか。今一度考えてみて下さい。
コムサポートオフィス代表
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