最近、頭の中をぐるぐる駆け巡っていて離れないことがあります。このことばかり考えています。今日はそんなお話。
エクスマ藤村先生の影響で、マーケティングを行うにあたって意図的に使わないようにしている言葉があります。
戦略・・・マーケティング戦略、販売戦略、営業戦略など
例えば、私も「販売戦略」と言わずに「販促のシナリオ」と呼んでいます。
ターゲット・・・見込み客のこと
私はブログでお客様のことを「ターゲット」と呼ばないようにしています。文脈的に使う場合「未来のお客様」と言うようにしています。
おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
ビジネスに戦争用語は使ってはいけない
さて、何で「戦略」とか「ターゲット」という言葉を使ってはいけないの?これらは戦争用語だからです。
ビジネスは戦争ではありません。誰かを攻略したり、負かして優位に立つことで利益を得るのではありません。誰かの役に立つことで利益を得るのがビジネスです。
以下、詳細は藤村先生の以下のブログをお読み下さい。
そんな「使ってはいけない」言葉の中にまた衝撃的なひと言が加わりそうです。
「販促」は売り込みを意味する言葉
今年に入り、藤村先生からのメッセージから「販促」に対する否定的な発言が増えてきて居ると感じています。特に3月10日東京で行われたエクスマセミナーのツイート #エクスマセミナー を追っかけていてヤバかった。
正直、私も混乱しました。
・既存客を死ぬほど大切にする必要はなくなった
・紙媒体の販促物はもうやめた方がいい
・会員制は囲い込み、これからはコミュニティの時代
といった言葉がタイムラインに並んだから。
必ずしも藤村先生が言われたわけではないです。Twitterに流れてきていた、現場でセミナーに参加されていた方々のつぶやきです。
そんな中、つい先日藤村先生のこんなツイートがありました。
「ビジネスの理想のカタチは販促の排除」
信者のような、サポーターのようなお客さまがたくさんいる会社は、販促や広告なんてしなくても、繁盛する。
結局、そういう状態になることが、理想なんだと思う。#エクスマ思想 #藤村正宏— 藤村正宏 (@exmascott) 2017年3月18日
販促を排除する・・・
マーケティングを学んでいるのに販促の排除って???
でも、よくよく考えてみると「販促」ってお客様の側からみると「売り込み」です。
世の中の役に立つ、喜んでもらえる商品・サービスを提供するためにはその価値を伝えなければなりません。知ってもらう活動のことを「販売促進活動」(販促活動)と言います。
本来の販促活動とは価値を伝える方法をよりわかりやする努力のこと。それを必要としている、それがあれば幸せになる人の元へ情報が届きやすくすることです。
それって「売り込み」とどう違うのか?
友達からの情報か企業からの情報か?
わかりやすくいうならば、その情報は誰からの情報で購入するのか。
昨日、藤村先生がTwitterでこんなツイートをされていました。
コダックの蹉跌をテーマにした小説。元コダック日本法人の方が書いたものなのでドキュメンタリーを読んでいるようです。時代に取り残されると大企業もあっさり消滅する。#エクスマ思想 https://t.co/FksGyOJ50e pic.twitter.com/VwVQnPKzMM
— 藤村正宏 (@exmascott) 2017年3月20日
むっちゃ気になる!
ググってみるとKindleで販売されている。
逆にこんなメールマガジンが来ました。
いやね。確かに2日前に50歳になりましたよ。でもね、、、、
50歳なって2日後に「50歳以上の方限定」って来たら気分悪いよねーーーー
ましてやシニア向けで何らかの優遇があるのかなって思ったら・・・
安売りなのーーー
ヤッパリ安売りがフックなのーーー
うーん。気分悪い。
そっか。企業からの販促ってこういうことなんだ。
10人に送って9人に嫌われても1人が興味持てばOK。
こういったやり方にどうしてもなってしまう。顔の見えないお客様に向けて発信しているから。
でも、今後ほとんど効果がなくなり、淘汰されていく。
インターネットやSNSがインフラ化して、お客様が「売り込み臭」をかぎ分ける力がどんどん強くなってくるから。なので、どんなに良いものを販売していても売り込みを感じた時点でドン引きされてしまうのです。
戦略とかターゲットとかって言葉を使っていると「お客様を攻略する」って思考になってしまいます。
同様に「販促」って言葉を使うとお客様に「売り込み」をかける思考になってしまう。
結果「販促」という言葉は死語になっていく・・・
常連さんは大切にしないといけないし、紙媒体の販促物もまだまだ大切だけど、近い将来どうなっているかわからない。
ひょっとしたら、先にあげた「販促のシナリオ」も「売り込み臭がしてダメ!!」って否定される時代が来るのかも・・・
それに代わるお客様との関係性消費、つながりの経済が訪れる。
今のところ頭の中で整理できた考えは概ねこんな感じです。
コムサポートオフィス代表
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