昨日のブログ。
たくさんのアクセスをいただきました。共感して下さった方も多いようです。ありがとうございます。続けて「お金」のお話をしますね。
今日のブログは耳の痛い人、多いかもしれません。特に田舎の人で。私も以前はダメな方の考え方をしていました。
おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
昨日のお話の通り、価格以外の価値を伝える事ってとても大切です。でも、それでも利益の出せない人っています。タダにはしないけど、必要以上に安くしてしまう人です。
お金を稼げる人、稼げない人の発想
私の体験談からですが、ちょっとフィクションっぽく書いてみますね。田舎あるあるです。
自分が居酒屋をしているとします。
ご近所さんから野菜をタダで分けていただいた。
その野菜で一品料理を作った。普通ならば500円ぐらいの一品だったとする。
お金を稼げない人の発想
タダで頂いた野菜、元手がかかっていないからといつもより安く、例えば300円とかで販売しよう。
お金を稼げる人の発想
出どころの知れた地物野菜”○○さんが作った朝獲れ野菜の煮物”という名称で価値をつけて通常よりも高くで、例えば800円とかで売ろう。
はい。以前は私も300円で売ってしまう人でした。でも、田舎で商売している人ってこのパターン多くないですか?
例えば、そのご近所さんから頂いた野菜。本当にタダでしょうか?おそらく後日何らかのお返しをしているはずです。田舎ではそういった物々交換が多い。うちも宿でお魚を大量購入したりするので、そうやって野菜を頂いたお家にお魚を持って行くことはよくあります。
あるいは、いただいたお礼にその人の何かをお手伝いしたり、お手伝いできる人を紹介したりと、モノでないものでお返しをしていないでしょうか。
タダで野菜をいただいても、結果として人と人とのつながりの中で無料とはなっていませんよね。仮に丸々無料であっても、そもそも飲食業の場合、よほど高価な食材でない限り、価格を大幅に変えるほどの影響はありません。人件費や設備費の占める割合の方が大きいです。
「タダだから」という呪縛が不当に販売価格にまで影響を与えているのです。「価値」からではなく「原価」から価格を決めてしまっているのです。残念ながらこの考え方をしている限り利益は残りません。
お金はお客様から奪っているのではない
お金の考え方って様々です。でも、うまくいく人の思考、いかない人の思考は存在します。うまくいかない人の典型がお客様がお支払いいただくお金に対して「お客様のお金を奪っている」という感覚を持っている人です。
例えば、500円の一品料理の伝え方を変えて800円で売ったとする。これ、300円余分にお客様からお金を奪ったことになるのでしょうか。
むしろ、価値を伝えることでお客様の満足度が上がります。野菜をくれた生産者さんも嬉しいはずです。
自分がモノを買う側の立場になって考えてみて下さい。1円でも安く買いたいのはなぜか?どこで買っても同じだからです。なので、自分が売る立場になったら「1円でも安くしないとお客様は買ってくれない」と思ってしまう。
きちんと説明を聞いて、「ここで買うのが一番満足できる」というお店があれば、高くてもそこで買いますよね?
まさにその”説明”を怠っているだけ。
お金は奪い合うものではありません。”満足”を循環させるための目安です。
”満足”を循環させるためにお金を使う
「お客様からお金を奪っている」
「お客様からお金をもらいづらい」
そういった意識が働けば働くほど、実際の価値よりも安くしてしまいます。
安ければお客様は来てくれる、喜んでくれる
というのは幻想です。
そんな風に思ってしまうから昨日のブログで書いたような「無料」のキャンペーンに安易にすがってしまうのです。
むしろこれは、価値をちゃんと伝えていない人、そのために学ぼうとしない人、あるいは自分の商品やサービスに自信がない人に見受けられます。
私が2万円も3万円もするビジネスセミナーにちょくちょく行っているのは田舎の人から見れば異常に見えるかもしれません。
でも、そこで学んだことを実践し、結果を出せばむしろ安かったとなることの方が多いです。
東京まで行くって異常?!
価値があると判断すれば行きます!!
ちなみに来月は沖縄のこのセミナーにも行くことにしました!!
アナログ販促の”雄”末次さんと
ツヴォイさんのコラボセミナー
「口コミ販促」。実は今、私が一番気になっている内容です。
あ、話がそれましたf^^;
しっかり学んで実行に移すことで、誰にも真似できない価値が提供できているという自信につながります。喜んでもらえる価値がしっかり提供できているという確信に変わります。
だから、自信を持って価格設定もできます。
「循環」ですからお金を出すことを渋る人は、自分にも入ってきません。
お客様からお金を奪う感覚のある方は、自分がお金を支払う時も奪われた感覚を持ちますので、お金が循環しないのです。
お客様に喜んでもらえる商いをしよう
価値あるものを提供しよう
という気持ちを持つこと。
しっかりと価値を伝える努力をしましょう。
価値を伝える努力をしない限り、自信は持てません。
伝え方は学べますし、行動すれば経験も積めます。
お金は奪っているのではなく、価値あるものを提供し、自分も提供されることでお金で満足を循環させているという感覚を持ちましょう。
この感覚を持たない限り、利益は手元に残らない。そう実感しています。
コムサポートオフィス代表
今井ひろこのブログはこちら
お問い合わせもこちらから
↓↓↓
今井ひろこドットコム