この記事では、2024年1月にGoogleビジネスプロフィールに本格実装された「観光ツアー商品(アクティビティ)」の登録方法について詳しく解説しています。
観光ツアーを実施している観光事業者や観光協会、DMOではGoogleマップやGoogle検索アプリ、PCであればGoogleChromeに、観光ガイド商品の内容、価格、予約URLを掲載できるようになりました。
山歩きなどの大手ネイチャーガイド会社(ピッキオさん)などでは掲載され利用されていますが、町歩き等の観光ガイド、ダイビング、スノーケリング、カヤックなど海系のガイド会社ではまだまだ導入が遅れています。
こちらは特にインバウンド向けにも使えるような内容になっていると思いますので、コロナ禍後のインバウンド増加に対応するためにも、是非登録をしてください。
登録できるビジネスカテゴリは、「ツアー業者」など、観光ツアーを行う業種に限られます。
ユーザーから見たモバイルでの表示は?
Googleマップアプリ
設定すると、店舗の概要ページ(要するにトップページ)の一番上に「予約オプション」として表示され、ガイド商品とガイド時間、価格が表示されます。そして、タップすると、リンク先として設定した商品紹介などのページに飛ぶことができます。
もちろん「料金」というタブにも同じようにガイド料金が表示されますので、二度美味しいです。
Google検索アプリ
こちらは「価格」というタブが生成され、ガイド商品とガイド時間、価格が表示されます。そして、タップすると、リンク先として設定した商品紹介などのページに飛ぶことができます。
もちろん「概要」タブの下のほうにスクロールすると掲載されてはいるのですが、ちょっと弱いですよね。
重要ポイントは「写真」と「ツアータイトル」
ここで重要なのが、写真とタイトルになるかと思います。特に写真はスマホ画面でもよく見えるので、これでツアーを想起させる必要があります。
そうして、リンク先のツアー紹介がわかりやすく、共感を呼ぶページであれば、予約をしたくなるでしょう。リンク先のツアー紹介文が重要です。また、タップしてリンク先ですぐに申し込めるシステムだとと予約率も上がります。
何より、自社サイトからであれば、ポータルサイトへの送客手数料(20%くらい?)が無いので、予約を取るならぜひ自社サイトからにしたいです。
Googleビジネスプロフィールへの設定方法
- ビジネスプロフィールの管理画面で「アクティビティ」アイコンをクリックします。(このアイコンが無ければ登録できません)
- その後の画面で「使ってみる」ボタンをクリックすると、設定画面が表示されます。アクティビティ名にはガイドツアー名、税込価格、ガイドツアーを予約できるウェブサイトのURL を記載し、「保存して続行」ボタンをクリックします。
もし、日本語と英語でガイドをしている場合は、アクティビティ名が自動翻訳されないため、日本語と英語とそれぞれ登録しておく方がよいです。
- 次の画面で、ガイドツアーの写真1枚をドラッグして貼り付け、観光ガイド(アクティビティ)の時間、ガイドツアーで使う言語をそれぞれ選択肢から選び、「保存」ボタンをクリックします。
- ツアー商品を追加する場合は、「アクティビティを追加」ボタンを押して追加してください。
削除したい場合は、上記一覧のそれぞれのツアーに鉛筆マークがあるので、それをクリックすると、編集画面に入ります。その一番下の「削除」をクリックします。
旅マエ・旅ナカ検索に強いGoogleマップで観光ツアーをPR!
Googleマップは、旅マエや旅ナカと呼ばれる、旅行前から旅行中によく見られるツールです。ビジネスプロフィールを最適化して、お客様の検索にどれだけアピールするかが重要です。観光ツアー会社やツアーガイド団体は、ガイドツアーの紹介や予約ができる公式サイトを充実させ、そこへ呼び込むまでの導線で、今まではGoogle検索のオーガニック検索、SNSからを意識していたと思います。しかし、これからはGoogleマップからの導線も重要なので、Googleビジネスプロフィールと公式サイトとを整えていきましょう。
この他にガイドツアー会社側ができることは
- 口コミをたくさんもらうこと
インバウンドの場合は、自言語の方の口コミが優先表示されます。自分の国の方にPRしてもらういいツールです。また、ローカル検索(地域を絞って検索する方法)の場合にランキングに影響します。 - 投稿機能を使って、ツアー紹介やツアー中の出来事などを紹介する
SNSと同じように投稿できますし、動画も投稿できますので、ツアー中の出来事などもぜひ載せて、お客様にPRしましょう。 - ガイド中の写真を投稿する
楽しそうなガイド風景が載っているだけで、お客様もワクワクします!動画もどんどん載せていきましょう。 - 魅力あるツアー紹介のウェブサイトを作る
どんなツアーなのか、お客様の反応は?など、そのサイトを見て共感してもらえて、予約や問い合わせに結びつけるための導線が必要です。
少しハードルは高くなりますが、今はペライチやWixなどでサイト製作の知識が無くてもページが作れる時代です。ぜひチャレンジしてみてください。
最後に
今回のブログでは、2023年秋に実装された、観光ガイドツアー商品のGoogleビジネスプロフィールへの登録方法についてお伝えしました。今までは「サービス」のところにテキストで記載するしかなかったので、訴求力が弱かったですが、今回のアクティビティの表示とリンク追加で、観光ツアーのPR力が格段に良くなった気がします。
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