先日、お電話でご予約いただいたお客様に、「当館を何でお知りいただきましたか?」とお尋ねしたところ
Facebookで友達が美味しそうにカニを食べている写真が(タイムラインに)流れてきて、その時にチェックインされてたお宿さんだったので。
とのことでした。
SNS時代に理想的な予約、とても嬉しいですね!
おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
SNSの時代、事業者も発信しないといけない。でも、売り込みはしたくない。
宣伝・広告のような文章がリアルな友達から流れてきたら嫌ですし、自分もしたくないですよね。友人知人に対してたまにだったら応援したくなりますが、毎日流れてきたらちょっと・・・。自分もそうなってはいけないと思っていまいます。
SNSの発信者は事業者本人ではなくお客様であること
冒頭のお客様の予約動機。SNSでの集客のまさに理想形です。
例えば、友達が「この本面白かった」とFacebookやTwitterで投稿すれば、「この人が面白いっていうなら絶対面白い」「自分も面白いと感じる内容に違いない」と考え、購入してしまう。そんなケースありませんか?
私はよくありますf^^;
この本の著者がどんなに素晴らしい本であるかをPRしても興味はわかないでしょう。
私のような宿の場合、「こんなプランができました」「こんな食材が今、旬です!」といった投稿はたまにであればよくても、毎日やると交流の場であるSNSでは嫌がられます。コマーシャルしかしないテレビ番組って嫌ですよね?それと同じです。
つまり、SNSで広告宣伝はご法度ということ。
でも、Facebookのタイムラインで仲の良い友達が「美味しい~」と言いながら楽しそうにしている写真、美味しそうな写真をUPしていたら「私もそこに行きたい!」「行くならばそのお宿(お店)!」ってなりますよね?
SNSって友達や他人が紹介してくれるものであって、自分から宣伝するものではない。ならば、ビジネス目的、例えば屋号や会社を背負ってするSNSを必要はないの?ということになります。
実際、「SNSは遊びであってビジネスではない」という意見も聞きます。
SNSは「情報」よりも「人柄」が記憶に残る決め手になる
SNSは原則”遊び”で使わないといけません。自分が日々何を楽しんでいるか。何を考えているか。それを発信することで、この人と一度会って話をしてみたいな。そう思ってもらってリアルなつながりに結びつける場です。結果それが自身の認知度を上げ、ビジネスとしての広がりに発展するつながりができる。
繋がっている当人が利用しなくても、「〇〇といえば誰々」という認識を持っておいてもらえれば、友達が困っている、欲している情報やモノをあなたが持っているので紹介するね、というつながりがでてくる。
「誰が」発信しているのかが重要です。
であれば、おもしろいこと、センスの良いことを発信していかなければならないのか。それって難しいですよね。私の場合は面白いことをそんなにかけないので”役立つ情報をブログ中心にお届けする”というスタンスでいます。もちろん、その”情報”も自分流のエッセンスを加えて。「誰が」書いているかを明確にし、機械的な情報ではなく、「人柄」を感じられる主観の入った情報を書くように心がけています。
最終的には「人柄」が読み手、繋がっていく人の印象に残る情報をお届けすることを心がけるということです。
SNSは自分が発信するのと、他者が紹介してくれるのとはその性質が全く異なります。理想は他者が紹介してくれること。自身が発信する目的はまた違った意味合いとなります。この2つの性質があること。SNSでの自分からの発信は、宣伝や広告になってしまう可能性があり、あくまでも会社や商品ではなく自分や自分の人柄を紹介する場であり、友達とコミュニケーションする場であることを認識しましょう。
コムサポートオフィス代表
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