9月に入りました。今月は主催セミナーが目白押しです。紹介や報告は随時当ブログでやっていきます。よろしくお願いします。
おはようございます!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!
さて、9月と言えば毎年恒例になっていたのが和歌山大学の夏期集中講義への参加。今年は残念ながら参加できませんでした。ただし、今はオンラインミーティングアプリZOOMという素晴らしいツールがあります。
今回、弊社代表今井ひろこが「ジオパークガイド論」にて90分×2コマの講義を担当させていただきました。
ジオパークに関すること、ジオガイド、観光ガイドについて1コマ目の90分と2コマ目の30分ほど講義。その後1時間学生からの質疑応答、そこには私もZOOM参加させていただきました。
その中で非常に興味深い質問がありましたので、紹介したいと思います。
将来地方行政(市町の役場、県庁等)に就職したいと思います。民間から見て行政の仕事にはどんな不満がありますか?
まず「不満」に対してですが、「ない」と言えば嘘になります。むしろ、昔は不満だらけでした。今はありません。いえ、厳密に言えば行政にできること、できないことがわかってきたので、できないことをお願いして「不満」にしないようにしています。逆を言えば、行政に”しか”できないことで活躍してもらっています。
行政にできないこととは?
例えば今年、5年ぶりに香美町でジオカフェを開催しました。
ジオカフェとは専門家のお話をカフェ形式でざっくばらんにお聞きするサイエンスカフェのジオパークバージョン。香美町としては切っても切り離せない松葉ガニや紅ズワイガニの話を但馬水産技術センターの方に伺いました。
水深1000mで繰り広げられる生態のお話は目から鱗だらけ。と同時に、普段我々がお客様に提供しているカニについて、また違った視点から色々と学ぶことができました。
さて、このジオカフェを開催するにあたり、役場の職員(ジオパーク担当)の方には大変お世話になりました。水産技術センターの方々に講師を依頼する交渉を全て行っていただいたのです。
通常我々は水産技術センターとの交流はありません。我々のNPOが講師を依頼してもすぐにはOKをもらえないでしょう。今回の交渉は役場からの依頼とは言え、例えば直近の漁獲データや見込み水揚げ量等、漁協よりも先に掲示できない情報もあります。それらに対しての質問が出た場合どう対応するかなど、綿密に役場の担当の方が詰めてくださったのです。
行政にしかできないこと
今井ひろこも役場の嘱託職員を4年間やっていました。役場の職員と一般民間人で大きく異なることがあります。それは「信用」です。田舎は特にそれが顕著です。
想像してみてください。何か依頼ごとをする際、役場の職員の肩書きを持った人と民間人、どちらの方がすぐに信用されるか?当初、時間がかかるであろうと思っていた講師依頼交渉が、役場の職員さんがやってくれたおかげでトントン拍子に進みました。
役場の職員は決して主役にはなれない。主役は住民だから。でも、人と人の「つなぎ役」に徹し、人材交流でイノベーションを起こせるのが行政職員の強みです。そんなサポート役として活躍したい人ならば行政職員は天職である。そんな回答をしました。
主役ではないが、サポートのプロになる。そんな視点で行政職員をイメージしてみるのは、就活中の学生さんには参考になる話になるのではないかと思い、ブログに書いておきました。
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