私は書くことのプロではありませんが、「書いて自分の想いを伝えることをライフワークにしたい」と思っています。そのため、色々な文章術の本は気になって読んでしまいます。
思えば、高校生の時、本多勝一著「日本語の作文技術」を初めて買ったのが文章術本との出会いでした。この本のおかげで、当時から修飾の順序は正しく書けるようになっていたと思います。今、この本を読んだらどんな風に感じるかな。35年ぶりに買ってみようかな(笑)。
おはようございます!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!
伝わる文章を書ける力は一生モノ。私はそう思っています。ここ数ヶ月、素晴らしい文章術本が出ています。私が読了したのは3冊。3冊をほぼ同時に読んだからこその気づきをレビューしたいと思います。
私が最近読んだ本3冊の紹介
今回紹介する本はこちら。
以上です。簡単に説明しますね。
文芸オタクの私が教えるバズる文章教室
個人的に「こういう切り口の本が欲しかった!」と思った本です。「バズる文章教室」というタイトルから煽り系の文章を教えてくれる本なのかと思いがちですが、全く違います。著者は書評ライターさん。古今東西人気作家さんの文章がなぜ面白いのか、人気のあるのかを分析したマニアックな本です。
「この人の文章、面白いなぁー」
「この人みたいな文章書きたいなぁー」
って誰しもあると思うんですね。それが言語化されています。
個人的には
の部分が、自分の文章を書く際の前々からの課題だったこともあり、大きくうなづきながら読みました。私はついつい文章を論理的に書いてしまう傾向があり、喜怒哀楽を言葉で表現するのが得意ではありません。
なんでもない出来事に感情表現を加えて、その人らしい文章にする。感情表現ってその人”らしさ”が出る部分でもあります。AIでは書けない、その人さしい文章ってこういったところに滲み出てくる。
まだ全然できていませんが、私が文章を書く上で今最も注力し、目指している部分です。
もちろん、様々な作家さんの特徴を解説していますので、読書のアメトーク的な本としても楽しめますし、どこかしらに人それぞれの気づきのある本だとお思います。正直、「バズる」という煽り系のタイトルにしたのは失敗だったんじゃないかな。奇をてらって、あるいは今時のタイトルをつけ、裏目に出ているような気がします。これは著者さんではなく、編集者さんの失敗、なんて勝手に想像しています。
読みたいことを、書けばいい。
コピーライターさんが書く文章ってなんでこんなに面白いのでしょう。私が面白いというのは、読んでいて「ハッとすること」、気づきの多い本の場合です。なぜそうなのか、最初はわかりませんでした。でも、奇しくも著者が本の中に書かれていました。
繰り返しますが、著者はコピーライターです。もっと言えば、元電通マンです。テレビCMなど、15秒とか30秒で明確なメッセージを伝えないといけないお仕事をされていた方。
目次をご覧いただくとわかるのですが、1章ごと、1項目ごとに伝えたいことが明確です。文章は『章』『節』『項』に分けられます。この本、章は5W1Hになっています。(その意図は最後に「すっかり忘れていた」と言う言葉で片付けられてますが。笑)
章ごとにその1、その2と書かれている項目は、15文字ではありませんが、それに近い文字数で伝えたいことをズバッと示し、それを説明している文章は結構ダラダラとしています(笑)。個人的にはこのダラダラとした文章の中から著者が言わんとしていることを読み解くのが楽しい本でした。
著者は読みたい、書きたいことだけでなく、自分の普段の思考を言語化することで楽しんでいるなぁーと言うのが伝わってきました。この手の文章構成が嫌いな人もあるかもしれませんが、私は好きです。
きちんと伝わる!センスのよい文章の書き方
私にとって、前著「伝わる文章の書き方」は本多勝一著「日本語の作文技術」以来の文章術本でした。その後、何度も著者の勉強会に出席させていただき、今や文章術における師匠とも呼べる方です。
私の隣が著者の赤羽師匠。
今年も2回、深い学びを得ています。
赤羽師匠は元出版社の編集者。「編集者」としての視点から「読みやすい文章」をわかりやすく解説されています。
私たち日本人は、学校の影響で
文章は長く書いた方が褒められる、長く書かなければならない
という刷り込みがあります。でも、
長い文章は読み手の時間を奪っている
のです。では、短くシンプルで伝わる文章とは?私は勝手に「赤羽流氷細工ライティング」と読んでいます。書きたいことをとにかくドバッと書き、それを削っていく。ぜい肉を落として、カラダのキレを生み出すように!
これを自分のものとするために、私は赤羽師匠の講座を毎年受講しています。具体的に「氷細工ライティング」のやり方もこの本に書いてありますので、伝わる文章を書きたい方はぜひ読んでみて下さい。
著者の職業が本の内容に大きな影響を与えている
3冊を同時期に読んだからこそ気づいたことがあります。書評ライター、コピーライター、編集者、それぞれの視点から書かれていること。
なので、全く異なる文章術読本になっていて、それぞれ独自の気づきがあります。文章が上手になりたい、と言っても正しい文章が書けるようになりたいのか、多くの方に読んでもらえる面白い文章が書けるようになりたいのか、個性的な文章を書けるようになりたいのかで学ぶべき文章術は違います。
今回の私のレビューご覧いただき、3冊とも比べ読みをするのもよし、どれか気になった1冊を手に取ってみるもよし。参考にしていただけたら幸いです。
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