キャッシュレス決済の事業者手数料はきっと下がってくるので今のうちに導入しておこう

地域活性化

今日のブログのお題。

キャッシュレス決済の事業者手数料はきっと下がってくるので今のうちに導入しておこう

ストレートです(笑)。

あくまで私の予想です。なので、外れるかも知れませんが、根拠はあります。期待値を高める上で話半分ならぬ話7割ぐらいな感覚でお読み下さい。


キャッシュレス決済は普及するか否か?

おはようございます!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!

今日のお話は昨日のブログ

キャッシュレス決済の使えないお店・宿ばかりの地域の未来ってヤバいと思うのです

の視点を変えた続編としてもお読みください。

キャッシュレス決済の手数料はまもなく下がる!?

私が腑に落ちなかったこと。PayPayもLinePayも事業者側の手数料無料。但し、どちらも期間限定です。


「2021年7月まで」となっていますが・・・

これ、期間終了すると有料になるのではないか。下手するとクレジットカード並みの3.25%とかになるのではないか。

ビジネス論理から行くと、無料でシェアをとってインフラ化したら手数料を値上げするのはセオリーです。実際、楽天PAYとかAmazonPAYとかその他のスマホ決済が低手数料に追従しないのが気になるところです。

でも・・・

海外のスマホ決済は手数料の低さが普及要因になっているんですよね。中国のアリペイやウイチャットペイに至っては手数料0%です。

それでどうやって運営していくの?

という話なのですが、そもそもその運営費を取次事業者である我々が負担しているというのもおかしな話です。実際、国によってはクレジットカードの手数料だって1%以下の国が多いのですから。

今やカードの購買情報自体が「マーケティングデータ」としてマネタイズされている時代ですし。

本来トランザクションフィーは低額でよいはず?

通常、お金のやり取りをする際、トランザクションフィーと言う取引手数料が発生します。ATMでお金を下す時、振り込む時などにも発生します。

この際、例えばATMでお金を下すと108円かかる。これは固定制ですよね。クレジットカードの場合は利率制です。J-debitが生まれた時に固定制でした。いわゆるデビットカードです。これが広まらなかったのはクレジットカードのポイント特典に潰されたと私は感じています。

私はクレジットカードだって利率ではなく、固定制にすべきだと思うんですね。実は事業者側からみれば、おかしな話なんです。

お客様が商品を買う。カードで支払う。我々は商品をお客様に提供したのにその場でお金をもらえない。後日入金になる。つまり、「お金を貸している状態」です。にもかかわらず、お金を貸している我々事業者側が手数料を負担している。カードを導入したくない事業者さんは本能的にこの矛盾に気づいているんだと思います(笑)。

しかも、クレジットカードの導入には審査があります。これもおかしい話。お金を貸す側なんです。もちろん、違法な商品を販売しているかもしれないという点で審査があるのはわかりますが、本来審査というのはお金を後から支払うユーザー側こそ重点的にされるべきはずです。

我々事業者はお金を貸しているのに手数料をとられ、審査までされるわけです。この矛盾、最初からこのルールに従っているから疑問に思わなかった人が多いのでしょう。

そう考えると、海外のクレジットカード手数料が安いのも、そっちの方が本来普通と考えられます。

本当にカード会社が そんなに法外な手数料を得ているのか?

さて、ここで私が思っているもう一つの疑問。VISAとMASTERカードが3.24%。JCBが3.74%。これらはそのままカードの運営会社に入っているのでしょうか。


一般的な手数料をベースにお話ししますね

私はVISAもMASTERも入ってくる収入は1%以下であると思っています。それが0.1%なのか、0.9%なのかは分かりませんが。

トランザクションフィーとしては、それぐらいの手数料で充分ビジネスが成立するものと考えています。

仮に1%だったとします。この1%と3.24%の間を利益として得ているのは誰でしょうか。日本の場合、ここの不労所得で大きな利益を上げている会社の存在があると私は踏んでいます。(それがどこかはわかりませんが、メガバンク辺りが怪しい・・・)

逆を言えば、ここはいつでも下げられる領域なんだと思っています。この部分にメスを入れないと、国が望んでいるキャッシュレス社会は進みません。

誰かの不労所得のために我々小売店が多額の手数料を支払っている構図になっている。あくまで私の想像ですが、そう思わずにはいられません。

鍵を握るのがスマホ決済

そのカギを握るのがスマホ決済の普及かな、と。PayPayやLinePayの手数料が有料化された場合、どの程度の利率が予想されるか。

実は既に独自でスタートしているプリン(Pring)がその目安になるのではないでしょうか。

プリン(pring)- お金コミュニケーションアプリ


プリンの0.95%がスマホ決済手数料の
基準になると私は予想している

PayPayやLinePayの体力ならば、これより低い手数料を出すことも可能でしょう。更に言えば、クレジットカードの手数料もスマホ決済が普及してシェアを奪われれば、手数料を下げていかざらなくなるでしょう。

じゃあ、最初の話に戻って楽天PAYやAmazonPAYは、なぜ未だに強気の手数料なのか。それは楽天経済圏、Amazon経済圏を持っているので、今すぐに手数料を落とす必要がないからではないでしょうか。

いずれは手数料が下がる。でも、既にポイント等による囲い込み戦略とも言える経済圏を敷いているので、世の中の流れが完全にキャッシュレスに風向きが変わってからの対応でよい、という目論見なんだと思います。

勿論、PayPayやLinePayの手数料無料の攻勢が、失敗する可能性もあるわけです。事実、私は昨日のブログで

クレジットカードでなくてもPayPayやLinePay等、現在手数料が無料、将来手数料有料化になっても、1%以下となるであろうキャッシュレス決済が出てきています。手数料リスクがないのに、なぜ導入しないのでしょう。実店舗を持つ地方のお店・お宿さんはぜひスマホ決済だけでも導入を検討してもらいたいと節に思います。

という投げかけをしました。つまり、手数料が無料でも導入しない事業者の方が圧倒的に多いのです。国のキャッシュレス化政策が「行動しない事業者」によってコケる可能性もあるわけです。


PayPayの手数料0円は2021年9月まで
少なくともここまでは有効活用しましょう!

なので、私は声を大にしていいたいのです。「スマホ決済導入しましょうよ」って。仮に数年後、手数料が高くなれば止めればよいのです。その時また現金決済に戻っても良いわけです。

少なくとも手数料を下げる流れに皆で乗っかる方が良いはずです。クレジットカード対応とまで言いません。まずはスマホ決済にトライする事業者が増えること。

世の中の流れまかせにするのではなく、自分たちで動ける範囲では動いて、流れを変える努力をしていきましょう!地方ほど動いて行きましょう!!

なお、繰り返しますが、文中のお話は私の想像も入っています。裏付けが取れていない部分もありますので少しだけ話を差っ引いてお読みください。但し、今、我々がどう考え、どう動くべきかの方向性は間違っていないと思います。

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