事業者にとってキャッシュレス化を推進していく理由はお客様の利便性向上のため

接客・接遇

突然ですが皆さんはガソリンや灯油を購入した時にいくらが税金かご存知ですか?

消費税込表示された商品を小売店で購入する時。8%だといくらが消費税かわかりにくいですね。

消費者の立場になると我々は、「いくらで買えるか」ということにしか意識が行かないものです。

おはようございます!普段は民宿の経営者兼看板親父♪
コムサポートオフィス副代表のガク(@kasumi_kadoya)です!

手数料が事業者負担であることを もっと消費者に知ってもらおう

さて、どれぐらいの方がクレジットカードって3~5%の手数料がかかっているということをご存じなのでしょうか。

フロントで会計をしていると「カード払いできますか?」と聞かれます。その際「カードだとポイントがつくから」と言われる人も時々。私は大金を持ち歩くお客様の負担を軽減したくてカードを導入しています。カード会社のポイントのためにカードを導入しているわけではありません。

手持ちのお金がなくても安心して旅行ができる社会にしたい。地方を旅できるようになってほしい。ポイントは二の次です。


現金の持ち合わせを心配しなくても
気軽に旅できる世の中にしたい

現金を持ち合わせてなくても気軽に旅行やお買い物ができる世の中になった方が、ポイントつけて購買欲を煽るよりもよっぽど自然に人々の購買欲は高まると思います。

個人的な主観ですが、「大手企業のポイントに踊らされている背景」と思っています。ポイントが事業者負担になっているというのも。事業者がこれを負担してしまっているから日本ではデビットカード(キャッシュカード決済。キャッシュカードで精算すればダイレクトに銀行口座からお金が直ぐに落ちる仕組み)がなかなか浸透しないのかもしれません。あと、日本には貯蓄文化があるので、即金でお金を落とす必要性を感じないというのもあるでしょう。

事業者側も「お客様はポイントがつくからカード払いしたがる」と思うのではなく「お客様が現金の持ち合わせの心配をせずに旅ができる世の中を作りたい」という社会を作ることに貢献するためにキャッシュレス化を推進していくんだという発想を持つべきです。

PayPay等のスマホ決済もクレジットカードに紐付けするか、銀行口座からの引き落としにするかで将来の手数料が決まってくるように思います。ただ、その手数料負担が全て事業者側に来てしまっているのがキャッシュレス化のハードルになっています。国はキャッシュレス化推進を煽っていますが、事業者(特に小売店)負担が高い点を何ら対応しようとしていないのです。

お客様は同じ金額を支払うのであればポイントのつくカードの方がお得。しかも各種カード会社はカード支払い時の手数料分の値上げを禁止する契約を事業者と結んでいます。事業者の方が弱い立場です。

今、電子マネーやスマホ決済が登場してきていますが、クレジットカードの手数料と何ら変わりがありません。例えば、楽天ペイで見てみると・・・


クレジットカードも電子マネーも3.24%


アプリ決済(スマホ決済)でも3.24%

国のキャッシュレス化推進、端末等のコスト面を考えると

クレジットカード→電子マネー→スマホ決済

と移行するにつれて手数料は安くなっていかないとおかしいはずです。でもこれがいわゆる新商品理論とでもいうのでしょうか。

新しい仕組みは高い

という先入観で同じ手数料であっても誰も疑問に思っていません。スマホ決済という新しいシステムで事業者負担を減らすという発想は大手企業側にありません。クレジットカードが電子マネーやスマホ決済に移行すればハードコストが下がる。その結果、大手企業の利益率が向上するだけという論理になっている気がします。

事業者側の手数料負担が変わらない現状を見て、私はそのように感じているんですね。

だから私は事業者として、クレジットカードは導入しない、現金商売しかしない、ではなく、キャッシュレス化の利便性という本来の目的に立ち返り、事業者がはっきりと世の中のおかしい点、矛盾をこのように発信して、手数料を下げる努力をしないといけないと考えています。

決して文句言いのおっさんをしているわけではありません。

キャッシュレス化推進が大手企業の利益にもっていかれるのではなく、しっかりと中小零細事業者の手数料負担軽減にならないとおかしいと思うのです。

繰り返し言いますが、スマホ決済にしてクレジットカードと手数料が同じなんてあり得ないはずです。だからPayPayも100億円あげちゃうキャンペーンとか、3年間手数料無料とかができてしまうわけでしょう。


今回のPayPayの3年間手数料無料は
評価したいし応援したい

お客様の利便性優先の思考法をしよう

我々中小零細事業者、宿や小売店にとって、なぜキャッシュレス化を推進しなければならないのか。

「お客さんはポイントがつくからカード払いにしたいのだ」

「カード払いは手数料が高いので現金商売しかしたくない」

まずはこの発想を事業者側が持つのを止めるべきだと私は考えています。

「お客さんはポイントがつくからカード払いにしたいのだ」

この考え方の根底には「お客様はお得な方、安い方にしか買わない」という勝手な思い込みがあります。もちろん、世の中にはポイントを集めるのが好きな人もいます。でも、ポイントのために買い物したり旅行をする人はいません。ポイントはあくまで買い物や旅行をした結果貯まるものであり、貯めるために消費している人なんていないのです。本当にほしいものならば現金でも買いますし、ポイントがつかなくても買います。

「カード払いは手数料が高いので現金商売しかしたくない」

これはお客様の利便性、購買意欲を事業者側が削いでしまっています。お客様が現金の持ち合わせの心配をせずに買物や旅行ができる世の中にしていくために我々は現場レベルでキャッシュレス化を推進していくべきです。

地域全体が現金決済こだわっている街は、これからの世の中の流れだとどんどんお客様が離れていくことでしょう。

国がキャッシュレス化を推進しているのに、中小零細事業者の手数料が高い点は全く指摘されない。スマホ決済が導入されてもクレジットカード決済と手数料が同じ。PayPayがまず手数料無料の舵をきってくれました。3年後手数料有料化となった時にクレジットカードと同じ手数料に設定されてしまえば、また我々事業者が泣きを見ます。

事業者にとってキャッシュレス化を推進していく理由は、手数料商売をしようとしている大手企業を儲けさせるためでも、ポイントがつくことを喜んでいる人のためでもありません。

現金の持ち合わせがなくても気軽にお買い物ができる。

我々観光業に携わる者にとっては現金の持ち合わせの心配をせずに買物や旅行ができる世の中にしていくためです。

他人事のようにとらえていて中間搾取される側にまわってしまわないようにしましょう。

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コムサポートブログを書いている人
コムサポートオフィス 今井ひろこ/今井学

私たち夫婦は、兵庫県の日本海側・豊岡市を本拠地に、全国の小さなお宿やお店の集客問題の解決に取り組んでいるコンサルティング事務所「コムサポートオフィス」を運営しています。私たちが実践して培ったノウハウや日々の実践例を、この公式ブログでお伝えしています。なお、ブログネタは宿泊施設の集客などに限らず、一般の事業者向けのものも多いです。

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