今回でお話を聞くのは何回め?
4回めでしょうか。
何回聞いても前回の話を忘れている。
出されたクイズの答えを思い出せない。
いや、むしろ間違えてるし(笑)。
もうね。
最低年に1〜2回は聴講して身体に覚えこませなければなりません。
とても大切なお話です。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
イメージでとらえない。必ず数字で把握しよう。
数字で見ると、イメージとは全く逆の結果となることが多い。
藻谷浩介さんの講演はいつも、このことを認識するクイズから入ります。
例えば、田舎には仕事がないから都会に出る、と言われています。
では、本当に都会ならば仕事はあるのか?
何度も見せていただく日本や首都圏の年齢別人口増減。
まあ、ざっくり言うと子供は生まれてなくて、労働人口は減り、老人は増えている。
そんな中で今回は新スライドで興味深いデータも登場!
これも自分の実感とは異なる。もちろん、多くの人の実感と異なっていると思います。
以下の図です。
横軸が25−39歳、いわゆる出産適齢期の女性の就労率です。
縦軸が出生率。
これを県ごとに表した図です。
さて、これに県ごとのデータを当てはめるとどうなるか。
女性の就労率が高いのは主に日本海側です。
しかも、出生率が高いのは島根、鳥取。山陰地方です。
私の住む兵庫県北部地方も山陰。環境や風土は行政の枠組みでは兵庫県ですが、島根、鳥取とほぼ同じだと思います。
なぜ、山陰地方は就労率も出生率も高いのか。
原因分析はここではしません。
ただ、こういった数字があるということは認識すべき。
少なくとも東京の方が出生率も就労率も低いのです。これは数字で出ている事実です。
人はイメージで行動します。
若者から見れば、都会への憧れは確かにあります。
でも、都会で暮らし続けることは決して幸せであるとは限らない。
私自身大学は阪神地方、サラリーマン時代は首都圏で生活をしました。30歳の時に実家に戻ったわけですが、都会での生活、経験は財産になっています。
これも藻谷さんが言われていたことですが、都会の企業に就職する優位性は「お金をもらって新人教育をしてもらえる仕組みが確立している」ことにあります。
対して田舎は、会社に利益を生み出すまでは低賃金であることが多い。都会で社会人としての基礎を確立し、その能力を地方で発揮する。
業界にもよりますが「技を盗め、見て覚えろ」「最初の数年は皿洗いから」という師匠と丁稚感覚の世界が多いです。
都会での経験を持ち帰り、地方で活かす
これ、自分のことを言われているような気がしました(笑)。
私がUターンした1998年は、インターネット創生期です。まだAmazonもなく、インターネットでモノなんて売れるわけはないと言われた時代です。
でも、私自身この仕組みで宿泊の予約は取れるようになっていくという直感はありました。5月に帰ってきて6月にはホームページを作ったところ、すぐにビックリするぐらい予約が入ってきたことを覚えています。
また、一度外に出ることで自分の田舎をよそ者の目で見ることができる。その実感をブログなどに書くことで独自の情報発信者になることができます。
これまで新聞やテレビが担っていたことを個人ができる時代なのです。
田舎の方がたくさんのチャンスが転がっています。実家のある人ならば、起業コストも抑えられます。
また、田舎は高齢者人口過多がまもなく終焉し、首都圏高齢化時代が間もなくやってきます。そうなると都会の老人が田舎に戻るケースも増えてくるかもしれませんが、65歳過ぎてから賃金を得る術を持っていない人は厳しい。
若いうちに田舎にUターンしておいた方が良いのです。
私自身がこの20年体験したことです。至極納得の考え方でした。
コムサポートオフィス代表
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