宿泊プランタイトルをしっかり考えないといけない理由

マーケティング

夏休み期間中。7月の週末だというのにまたもや台風接近!!

レジャー関連宿泊施設さんだとキャンセルの出ているところも多いのではないでしょうか。

当館も例外ではありません。

今年の7月は波乱の月でしたね。

多分売上も7月度としては過去最低かも(T^T)

どんなに集客頑張っても、水害や台風、自然災害にはかないませんね。

でも、逆に言えば、万一の時のためにも、普段できることはしっかりやらなければなりません。


しかし、今回の台風は迷走台風だ・・・

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

久し振りに宿関係のお話をします。

今やホームページは見てもらえない。ブログもなかなか読んでもらえない。

そんな中、お客様に読んでもらえそうな文字情報として大切なのは3つ。

写真のキャッチコピーと宿泊プランタイトル、クチコミです。

予約をしてもらう上で、この3つの非常に大切な位置付けになっています。

今日はこの3つのうち、宿泊プランタイトルのお話をします。

プランタイトルが集客の肝になっている

さて、コムサポではプランタイトル作成講座を定期的にやっています。


少人数でガッツリ作り込みます!!

こちら、なかなか人気の講座。

その場で作って、即実践してもらうことができる。

プランタイトルを変えたところ、予約が増えた!

という宿泊施設さんが多いですし、反応がなければ、すぐに変更することもできます。

お金も手間もかかりません。

やるかやらないかだけです。

なぜ、プランタイトルを変えると予約が増えるのか。

先にもお話ししましたように、お客様はWebで文字を読まなくなってきているからです。

写真の雰囲気とキャッチコピーだけで決めてしまう場合がある。次にクチコミ。

この段階で、どの宿にするかが決まる。細かいうんちくやPRを読んでいる人はどんどん減って行っています。

情報量過多の時代。

スマートフォンで検索から予約までを完結する。

そんな時代は、文字情報で伝えるのが難しくなっているのです。

でも予約候補の宿をピックアップした際、プランタイトルには必ず目を通してもらえます

多くの宿泊施設のプランタイトルが、どんな内容かが中心に書かれています。

お客様が予約をする際、必要最低限の情報です。

コムサポ流のプランタイトル講座では、プラン内容がどんなものかではなく、

このプランが

『誰にどんなハッピーがあるか』

を50文字で表現することに特化しています。


お手本はキャッチコピーマイスター

事業者目線の「お得ですよ」アピールの文言を、お客様目線の「どんなハッピーがあるか」に文章を置き換えるトレーニングをするのです。


お客様のハッピーにフォーカス

なかなかお客様が文章を読んでくれない時代。

数少ない、読んでもらえるチャンスであるプランタイトルの50文字に、魂を込めて考えます。

お金をかけてホームページをリニューアルするよりも、最短で予約数を上げるポイントがここにあります。

シンプルな宿泊プランの方が良い顧客層も増えている

とは言いつつ、近年ではプランタイトルをシンプルに、という流れも出てきています。

顕著なのは海外OTA。

・素泊まり

・1泊朝食付(Bed&Breakfast)

・1泊2食付(with meal)

の3種類だけ。

下手な装飾をつけない。


海外OTAはプランをシンプルにさせる

ということは、外国人に対してのプランはシンプルなのが有効?

その通りです。

外国人に対しては多すぎるプラン数、長すぎるプランタイトルは成約率を下げます。

では、それって外国人だけなのか?

実は日本人の中にもシンプルな方が良いという人たちが増えてきています。

例えば若年層。

いわゆるPCを持たないスマホ世代。

できるだけシンプルにわかりやすく。

確定まで最短で。

実際、大学生とかに聞くと

「じゃらんnetや楽天トラベルのスマホ予約サイトは使いづらい。」

とはっきり言っています。

確かにブッキングドットコム等、海外OTAのサイトの方が、Amazonのように手軽に簡単に予約まで完了できてしまいます。

素泊まりやB&Bの場合はこの傾向が特に顕著です。

これ、私も試しにブッキングドットコムやtrip.comで予約してみましたが、確かに簡単でした。

夕食がつかない限り、今後、この傾向は強くなっていくでしょう。

じゃあ、そういったプランタイトルを読まない人は、何を決め手で宿を選んでいるのか。

クチコミです。

クチコミの点数とお客様のレビューと宿の返信。つまりは書きこみ内容。

クチコミの点数上位で予算範囲の宿を抽出
 ↓
その中から、クチコミをちゃんと読んで最終的な宿を決める

という流れです。

もっと言えば、最近の傾向としては

第1段階(宿をピックアップ)
・・・希望日の空室有り無し、クチコミ高得点、予算範囲

第2段階
・・・プランの魅力orクチコミの書きこみ内容

という段階で宿を決めている人が多いということです。

クチコミかプランタイトルを磨こう

ということは、クチコミをよくするか、プランタイトルをワクワクする魅力的なモノにするかが、予約数を増やす肝になってくるということ。

クチコミの点数を上げる。

良いクチコミをたくさんもらう。

不可能ではありませんが、なかなかすぐに実現できません。

では、どうすればよいか。

プランタイトルを磨き上げることが今、すぐにできることです。


プランタイトルで大切なこと

プランタイトルを「誰にどんなハッピーがあるのか」がすぐにわかる文言にする。

じゃらんnetや楽天トラベル、るるぶトラベルは50文字を最大限に活かしたプランタイトルを造成。

ブッキングドットコムやエクスペディアなどはシンプルなプランタイトルでクチコミに力を入れる。

この使い分けが重要になってきます。

お客様が宿泊先を選ぶ決め手となっているのは何か。

プランタイトルとクチコミの比重が多い。

クチコミは自分でコントロールできませんが、プランタイトルはいつでもすぐに事業者側が手を加えられます。

意識して頂きたいところです。

 

コムサポートオフィス代表
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