おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
先日、コムサポートオフィス代表でうちの奥さんが書いていたブログでとても共感した記事がありました。
「どんなネタがお客様にウケるか?」マリンガイド有志が集まって勉強会開催!
これマーケティング、いやもっとシンプルに言って「商い」に置き換えて考えてみるとわかりやすいなぁ~って思いました。
有償ガイドとボランティアガイドを 「商い」の視点で見るとその違いが鮮明になる
今回、地学専門の先生に来て頂いて専門的なお話をして頂いたんです。
その結果、ガイド講習会をした時に質問が2つに分かれることに気づきました。
ボランティアガイドの人に多い質問が「学術的な内容」。あるいは自分がその地域に住んでいての伝聞との整合性を確認するような質問。中には専門家の先生の意見を否定される方もいらっしゃいます(笑)。
自分の知識としての勉強。
今回参加した有償ガイド(ダイビングガイドやカヌーガイド等、ガイドで生計を立てている人)に多い質問が「それってお客様にどう説明すると喜んでもらえるか?」です。
知識は知識として受け入れる。それを自分がどうお客様に伝えるか。
この違い、わかりますか?
まちあるきガイドも有償でやっています
セミナーや講演会に行っても 「勉強になった」と感想を言う人ほど行動しない
つまり、その知識を何に使うかが異なっているということ。自分のために使うのか、お客様のために使うのか。知識を得る勉強をしている時の姿勢から既にそうなっているのがお金をいただいているプロガイドの姿なんです。
これってセミナーや講演会に参加する姿勢も同様なのです。
先日参加したセミナーで講師が最初に面白いことを言われました。これが私にはとても響いたんですね。
「知ってる探しはやめましょう」
よくセミナーで「この講師はどんないい話をしてくれるか、新しい話をしてくれるか」と上から目線で怖い顔して聞いている人がいる。そういった人は大抵「その話知っている、知っている」と確認しながらセミナーを受講している。でもね・・・そういった受講の仕方をしている人のほとんどは知っていても行動しない。結果を出していない。知っていると行動する(結果を出している)は違います。
昔の自分もそうでした(苦笑)。
セミナーで聴くお話は「知ってる」ではなく「やってる」、やってない場合は自分の業界に置き換えたらどんなことができるか、という視点で聞いてみるとセミナー後帰ってから行動しやすくなります。
知ってる、勉強になった、ではなく、その知識でどうお客様に喜んでもらうか、という発想を習慣化することがセミナーに出た価値なんですよね。
ちなみに、無料のセミナーや講演会ほど学んだことを行動に移す人が少ないです。身銭を切って勉強する人ほど実際に得た知識を活かそうとします。行動して結果をだします。
一見ボランティアでやっているというのは美しい姿に見えます。でも、田舎においてボランティアは有償で頑張っている、地域に産業を興そうとしている人たちにとっては”悪”です。
自分が勉強するだけで行動しないのも”悪”。行動しても聞き手であるお客様のウォンツ(何にどう喜んでくれるか)を考えないのであれば”悪”です。ボランティアだからお金をとらないのではなく、お客様を喜ばせる努力をしていないからお金をとれないのです。
この辺の構造についてはこちらのブログ記事が詳しいです。
(すごいアクセス数になっています!)
↓↓↓
「質の低いボランティアガイドはストーカーと一緒」〜『観光立国の正体』から
セミナーや勉強会でお金を支払わないのも、ガイドをしてお金をもらわないのも構造は一緒です。ガイドの勉強会をビジネスセミナーに置き換えて考えてみると、問題点がわかりやすく浮き彫りになりました。
まとめ
マーケティング、商いの基本は「お客様に喜んでいただいているか」です。自分が喜んでいるだけではダメです。
ガイド講習会でもビジネスセミナーでも、自分の勉強、知識、売るテクニックとしてとらえるのではなく、「お客様に喜んでいただく方法」を学ぶ、考える場、としてみる。そう考えるだけで受講する姿勢が変わってきます。
その知識、知ってるかどうか、知らなかったから勉強になった、ではなく、その知識、既に知っていたけど、お客様に喜んでいただくために活用できていたか。その知らなかった知識でお客様にどう喜んでもらおうか。
そう考える習慣をつけることが大切です。「勉強になった」で終わらないように。
「田舎を地方を元気にしたい!」が天命
コムサポートオフィス代表今井ひろこの
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今井ひろこドットコム
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