今回、鹿児島旅行に対する一番の目的は仲の良いプロガイドで集まる機会をもうけたことです。
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俺(私)、呼ばれてないよ!
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という方も多いかもしれません。
今回集まったメンバーは
プロのジオパークガイドで、今後の方向性を酒の肴にして議論するのが好きな人。しかも、交通費も滞在費も全て自腹、自分の大切な時間をこの集まりに割いてくれそうな人
という条件を受け入れてもらえそうな人だけが集まりました。
強制ではありません。お金もかかります。
それでも良いよって方だけで集まりました。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
元々のきっかけは今年の日本ジオパーク全国大会がガイドにとって繁忙期である10月の3連休に開催。しかも、そんな観光ピークシーズンですから自腹で行く人にとっては厳しいよね、だったら自主的に閑散期に集まろう、という話に。
なので、こんな梅雨の真っ只中の開催になったわけです。
ファシリテーションによって 建設的かつ皆が納得できる話し合いが開催できた!
話し合うこともぼんやりしていて、とりあえず来たからには何かお土産を持って帰ってもらおうということで、コムサポが事業者向けにやっているインスタグラム講座をガイド向けにアレンジして開催しました(笑)。
風景写真や地元食材写真の投稿をしやすいインスタグラムって、観光業やガイドとの相性がとても良いのです。
まあ、これはあくまで前座。
メインはその後一人10分ずつ今抱えている悩みを吐き出す(笑)。
ルールもあったんですよ。
どんな話が出たか。
正直言って、ジオパークの抱えている問題点。ジオパークガイドの抱えている問題点は全国どこも一緒です。
でもこれって、地域づくりの抱える問題も同じなんですよね。
現実、うまくいっている地域とそうでない地域がある。
例えば、今回伺った桜島錦江湾ジオパークはうまくいっている方なんじゃないかなぁ、と。
なぜ、桜島はうまくいっているのか。
私はファシリテーションがうまく機能しているからだと感じました。
9名といっても、私ら夫婦は2人で1回、ファシリテーターの福島さんは除外(代わりに桜島のスタッフが発表)。実質7回の発表です。
それを箇条書きで抽出して行く。
でも、そこからが重要です。その中から皆が共有できる問題を絞っていくわけです。
この技法がまさにファシリテーションです。
よく、付箋を貼ってワークショップ、皆の意見をホワイトボードに書きだすホワイトボードミーティングなどが盛んに行なわれています。
でも、、、
ほとんどのミーティングが意見の吐き出し、ガス抜きに終わってしまっている場合が多い。
大切なのはそう言って出た意見を一つにまとめ、全員の共通認識を持つことが重要です。
簡単に言えば、
誰から見ても自分の意見が反映されていると感じる一つの共通認識を作り出すこと
なんですね。
今回の場合、なぜこのメンバーが自腹を払ってまで集まったのか。今後何をしてきたいのかが共通認識として言語化する。
共通認識
プロのマインドを持った人(ガイド)が増えてほしい
では、「プロ」の定義とは何?ということにもなり・・・
プロとは?
どうすればお客様を喜ばせることができるか
常に問い続けることができる人
と、今回集まったメンバーの目的と意義を明確化できたわけです。
何か活動をする際には今後、この定義に即しているかを照らし合わせていきます。
会議もミーティングも議論を戦わせる場ではありません。
地域を良くしたい、会社を良くしたいといったゴールは皆同じはず。でも、その行程に対する考え方や行動が違います。
自分と異なる意見に対しては「あいつのやり方は間違っている」となる。
すると、会議は自分の意見を通す場、相手の意見を否定する場になってしまいます。
何が決まったかを聞く場としか考えていない人ばかりの場合も、新たな意見は生まれません。
様々な意見を出し合い、それを編集して共通認識を導き出す。
ファシリテーションの必要性とそれがなされた時に出てくるアイデアの素晴らしさを実感です。
今回の旅行で一番の収穫は ファシリタティブな環境を体感できたこと
以上のように会議やミーティングを円滑に進めるには、ファシリテ―ションが不可欠になります。
桜島錦江湾ジオパークを運営しているNPO桜島ミュージアムさんはこのファシリテーションがしっかりしている。
勿論、リーダーの福島さんがファシリテーターとして優れているのはその通りなのですが、皆が協働でファシリタティブな環境を作ろうとしています。
職場でも会議でも意見が出やすく、意見の相互作用で変化や促進がより起こりやすくなることを「ファシリタティブな状態」と呼びます。
まさにそれを実感したのが先日ご紹介した植生遷移を表したサラダ。
なのですが、こういったファシリタティブな職場になる環境の秘密が厨房の中にありました。
それがこちら。
このイラストをよーくみると・・・
いわゆるファシリテーショングラフィックです。
カフェのオープン前にスタッフ一同で、未来像をじっくりと話し合い、スタッフの認識を一致させるために、発言を記録・図式化しており、それを皆が常に仕事中に見ることのできる厨房裏に貼り付けているのです。
こうやってチームワークは形成されていく、ファシリタティブな職場を作るお手本を見せつけられた思いです。
プロガイドとしての話し合い以上に、ファシリテーションを学ぶ重要性と、ファシリタティブな環境を作ることこそが職場でも地域でもより重要なことであることを再認識しました。
7月11日に豊岡市でファシリテーション講座を 企画したのは大正解だと実感しています!
まずは会議、ミーティングをファシリタティブにしていくことが先決。
今回の鹿児島旅行で最も実感したことです。
山陰海岸ジオパークに関していえば・・・
やはりこの、ファシリテーション能力の向上が先決であり不可欠であるとの思いを再認識しました。
7月11日に豊岡市で講座を企画したこと。大正解だったと強く感じています。
募集人員を20名としている下記講座。
もう、14,5人ご応募いただいているかな?
(あ、口頭でのみ参加のお知らせいただいている方、正式にお申込み下さいね!)
その重要性を認識して頂いている方もあり、但馬、山陰海岸ジオパークエリア外からのお申込みもあります。
丸1日ファシリテーションが学べる。
今回、地域づくりを目的とし、NPO主催としていますので、3千円と格安で参加できるようしていることもあろうかと思います。(通常、1万円以上するプログラムです!)
できれば但馬、山陰海岸ジオパークエリア内の方にご参加して頂きたく思います。
あと数名で満席になりますので、ご検討中の方はお早めにお申し込み下さいね。
会議、ミーティングの質が変われば、ビジネスも地域活動も良い方向へどんどん進んでくるはずです。
お申し込みはお早めに。
コムサポートオフィス代表
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