景気が悪いと感じてる人は、自分が世の中の変化に対応できていないだけ

マーケティング

昨日に続いて共感したメオマサユキ@街の電器屋アドバイザー (@meomasa_exma) さんのツイート、いえ、ブログより。

『業績悪化に不景気だからという理由は存在しないから』
先々月、アトム電器新川店の伊藤さんと協力して、お店を紹介するチラシづくりをしました。その後、約束を守って頂いて着々と配ら...

■業績悪化に「不景気だから」という理由は存在しない
街の電器屋さんに限らず、業績が悪化した時に「景気が悪いから」という理由を挙げる人は結構おられます。

そう言う人にでは悪化したのは顧客数なのか、客単価なのか、粗利益率なのか、聞いてみると上手く答えられない人が多いです。

「不景気だから」という誰かのせい、で思考停止してしまい、自店の具体的な問題に置き換えられていないとそうなりがちかな。

これ、本当にそう思います。


不景気のせいにしても何も解決しない

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

「知られるため」「聞いてもらうため」「試してもらうため」の行動を幾つしているか。

そうなんですよね。

「行動」しなければ、景気の良い時にだって落ちる場合があります。

サラリーマン時代に学び、家業を継いだ時に意識した事

サラリーマン時代、営業マンだった私はお客様からの注文を頂くたびに、ある先輩によくこう言われました。

「その注文、今井さんが頑張ったから入った注文なの?」

と。

いわゆる黙っていても入ってくる注文もあります。

自分が担当する前から。前任者からの流れでリピート注文いただいている分。

あるいは会社自体のブランド力で売れた場合。

その注文を得るために、どんなアプローチをし、価値を伝え、実際にこういった用途で活用してもらうために買ってもらった、と一連の流れを話せるかどうか。

自分のアプローチがなければその注文は存在していなかったと胸を張って言えるかどうか。

30歳で宿を継いだ時もそうでした。

お客様から予約の電話を頂く。

それはリピーターさん、母親の代のお客様だったり。

母親の代の営業で提携している案内所、あるいは保養施設契約を結んでいる企業の方からだったり。

自分の動いた部分で入ってきた予約はどれか。

それをものすごーく意識することができました。

1998年6月に初めてホームページを作りました。


ホームページビルダーで作っていた頃の
宿のホームページ

ここから予約が入ってきた時は無茶苦茶嬉しかったです。

明確に自分のアプローチからの予約でしたから。

「その予約、自分が頑張ったから入った予約なの?」

この意識は常に持っています。

ブログきっかけ。

楽天トラベルのカスタマイズページきっかけ。

時にはSNSきっかけで宿の予約が入ってくることも。

当たり前ですが、その手法は時代によって変化します。

1998年にホームページを作り、翌年1999年から2000年頃。

もう、広告も旅行会社もいらない。

ホームページさえあれば今後無料でお客様を集客できる。

そう確信しました。

あの時。良い時代でした(苦笑)。

なんせ、ホームページを持っているのは近隣でうちだけでしたので。

でも、そんなバブル?!も2年で終わり。

やがて、どの宿もホームページを持つ。

更には宿泊予約サイト(じゃらんnetや楽天トラベル)が登場しました。

あっという間にホームページからの予約は入らなくなりました。

慌ててどうすれば予約サイトからの予約が増えるのか勉強しました。


2010年には予約サイトでも結果を出せた

やがて、それが抜本的な解決にはならないことに気づき、マーケティングそのものを学び直します。そこでエクスマに出会い、今があります。

我ながら時代の波に翻弄されてきました(笑)。

今はどうか。

ちょっとだけ時代の先を考える習慣を身につけることができました。

楽天トラベルのサイトリニューアル延期をどう考える?

例えば今、楽天トラベルの9月のサイトリニューアルが延期になりました。

【緊急】楽天トラベル│国内向けウェブサイトのリニューアルを来年に延期が決定!
当初の想定よりも多くの改善案が発生!?コレはちょっとビックリしました。楽天トラベル( STAYとの連携。・プラ…

延期原因は

当初の想定よりもさらに多くの改善案が出てきたため

と、しています。

本当にそうでしょうか。

私は

リニューアルを延期しないといけない外部要因が急きょ生じた

と、想像しています。

今の時点で不具合が生じるのは考えにくいし、企業理念の中で「成功のコンセプト」として

スピード!!スピード!!スピード!!

重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード。
勝負はこの2~3年で分かれる。

楽天主義|楽天グループ株式会社
『楽天主義』はこちらから。『楽天主義』は楽天グループの根幹を成し、全ての従業員の行動指針として、大切にしている考え方です...

と掲げている企業がここで延期するには外部要因しか考えられない。

とりあえずスタートさせて改善していけばよいはずのものを来年に延期したわけですから。

あ、あくまで私の想像ですけどね。

 

世の中の変化じゃなく、単に新技術が受け入れられない可能性が発覚したというのもあり得るわけです。

そう。こうやって想像することの大切。

海外OTA、比較サイト、メタサーチなどなど。

これらの来年以降の動きで大きな変化をキャッチした。

今回のリニューアルではその時代の変化に対応できないと判断した。

あるいはどこかの予約サイトと合併??

それによる仕様変更??!

それとも単純に使い勝手がユーザーに受け入れられないということが発覚した?!

元々海外OTAでは宿泊プランは1泊2食、朝食のみ、素泊まりの3つだけに絞ったほうが良いとされています。

にもかかわらず、ユーザーにとって複雑な新サイトになってしまっていることが受け入れられない可能性が高いことが発覚した、とか。

私はそんな風に色々と想像してます。

考えすぎかもしれませんが、単なる仕様変更による遅れに過ぎなければ、今まで通りでOK。

大きな変化があった場合、私たちはどうすれば良いかを考えておく。

元々海外OTAの仕様に近くなる予定でしたので、これまでの楽天トラベルのやり方で結果を出してきた私にとっては不利な仕様変更ではありましたf^^;。


リニューアル延期にホッとしている自分もいます(笑)

 

景気のせいにすることなく、時代の変化を読み取ろう

変化の空気を読み取る、未来を予想する習慣を持つこと。

すぐに答えは見つからなくても構いません。

時代が変わる空気感を敏感に読み取ることです。


希望の光をキャッチしよう

ネット物販のレコメンド機能やGoogleのあいまい検索から近未来の大きな変化を予感することです。

自分たちの生活が、ビジネスがどう変化するか想像してみましょう。

景気に良い悪いなんてありません。

時代毎に売り方が変化している。

その変化について行けているかどうかだけなんです。

今の時代、雑誌や新聞に広告出してもそこからお客様が来るなんてありませんよね。

もしくはひと昔前の10分の1ぐらいしか効果はありません。

じゃあ、インターネット?

インターネットの中でも何が効果あって何が効果ないのか。

時代と共に変化しています。

売上が落ちているのであれば、それは景気のせいではありません。

自分自身が時代の変化についていけなくなっているだけです。

5年前10年前と同じやり方で同じだけ売上が上がる方法なんて存在しないのですから。

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