私事ながら先日4月20日は私10回目の結婚記念日でした。
そんな区切りの良い日の夜に「城崎温泉ステキ体験旅行博」(旧城崎オンパク)のプログラムの一つ、「ワインと映画の素敵な関係」に参加してきました。
いやぁー面白かった!!
旧城崎オンパクはいくつかのプログラムに参加した事がありますが、新しく「城崎温泉ステキ体験旅行博」と名称を変えてからは初めての参加。
今回はワインがたくさん飲めるということで(笑)、お誘いいただいたのですが、映画に登場するワインを飲む、というこのプログラム。ワインが美味しかった、楽しかっただけでなく深い!!
今後映画の見方が大きく変わる予感がしました。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
まずは参加させていただいたプログラムの紹介。
ワインと映画の素敵な関係
今回参加したこのプログラム。映画に登場したワインを頂く、というプログラムですが、ワインの銘柄、特に格付けを知っているか否かで映画の状況をより深く知り、楽しめるということが分かりました。
例えば、ローマの休日でアン王女がワインをオーダーする際、シャンパンを頼みます。普段高いワインをオーダーできない新聞記者のジョーは顔がひきつる、というシーンがあります。
逆に、置いてあるワインで庶民的な場を表現することができる。
例えば、藁付のキャンティ。
イタリアが舞台の映画だと、これが置いてあることで、その場が大衆酒場だったり、一般の家庭であることを表すことができます。
そんな新たな映画の愉しみ方を教えてもらいながら、ワインを頂く。
15名定員のところ、14名と大盛況!!
とても素敵なプログラムでした。
5月18日にもあり、こちらは「アメリ」や「グランブルー」を取り上げるとの予告が。
イルカショーのある城崎マリンワールドで「グランブルー」の話を聞きながらシチリアワインを頂く。今から楽しみです!!
城崎温泉ステキ体験旅行社って何?
さて、そんな愉しみなプログラムを開催している城崎温泉ステキ体験旅行社って一体何?
元々は全国で開催されている体験型プログラム「オンパク」が進化したものです。
オンパクは、温泉街において行われる温泉を中心としたイベントの名称。オンパクは温泉泊覧会の略称である。地域の人と場所の魅力を体験するイベント。
温泉地に行ったら、町並みをブラブラする。旅館内で遊ぶ。
そんなイメージがあると思います。
「オンパク」プログラムは通常の観光体験よりも、より地域の人達とのふれあいを楽しみ、普通のたびでは知り得なかった地方のトリビアを知り、楽しむことができます。
実はこのプログラム。過去に私たち夫婦の主宰するNPOにおいて香住漁港のまち歩き、イカの食べ比べ、カニの食べ比べ等、城崎温泉外、近隣地区として参画させて頂きました。
今回の城崎温泉ステキ体験旅行社においても、余部橋りょう近辺をノルディックウオークで愉しむイベントを企画しています。
そんな城崎温泉ステキ体験旅行社の魅力とは。
私が感じる3つの魅力を紹介しますね。
「城崎温泉ステキ体験旅行博」が愉しい3つの理由
(1)地元の”人”との距離が近いプログラムである
まず、一番の魅力は、それぞれのプログラムが地元の人、特に城崎温泉の場合は旅館のオーナーさん、若旦那、女将さん等が自ら対応して下さいます。
今回のワインのプログラムも
ソムリエであるホテル金波楼の総支配人が
自ら解説して下さいました
過去、私が参加したプログラムでも、旅館の若旦那さんに日本酒の飲み比べをご教授頂いたり、住職さんに城崎温泉の入り方を教わったりと、とてもユニークでかつ、距離感の近いプログラムを愉しむことができました。
友達になれる、というと大げさかもしれませんが、訪れた地域の人とこんなに近い距離間でお話しできる機会ってなかなかないのではないでしょうか。
これは全国のオンパクプログラム全般に言えることだと思います。
地域の体験プログラムは地域の人とのふれあいにこそ価値がある。
今の観光は、有名な風景や食材を提供しておけばよいというものではありませんし、お客様もそれだけで旅を終わらせるのはもったいない!!
(2)プログラムの実行委員の中心が 都会から嫁いできた女性たち!!
城崎オンパクでスタートした時から、このプログラムは都会から嫁いできた奥様方が中心となって企画運営されています。
京都、大阪、姫路・・・
正に城崎温泉や但馬にお客様として訪れる目線も持っている人たちが中心となって企画運営しています。
そういえば、一緒にプログラム提供しているうちの奥さんも大阪出身(笑)。
よそ者の目、女性の目以上に感じるのは「都会の目」での企画運営を感じること。
城崎温泉は但馬でもっとも集客力のある観光地です。
でも、集客力があるが上に、私達近隣地域とは壁があるように感じます。
城崎側だけでなく、近隣の市町側にもそういった田舎者特有の距離感、遠慮、他人行儀さを持っている。
おそらくこれは但馬だから、日本海側の地方だから、という問題ではなくそういった連携を行わない閉塞感というのを日本中の田舎が持っていると思います。
隣近所とほど仲が悪い。隣近所の言うことは聞かない。正しいことでも否定したい。そんな空気感があります。
ですが、彼女らは都会の人目線で地域を見ます。
このプログラムを見てわかるように、城崎温泉外のプログラムでも大歓迎。
排他意識を持たずに、地域にとってのメリット、お客様から見た利便性(お客様にとっては行政や観光地の境目なんて関係ない)がら見たり判断したりすることができます。
何より、センスが都会的です(笑)。
(3)実行委員自身が面白い、楽しいと感じるプログラム
まだ始まったばかりのプログラム。
集客に対して現時点ではそんなに躍起になっていません。
なぜならば、集まらないプログラムには自分たちが参加すればよいというスタンスを持っているから。
人気が出て自分たちが参加できなくなったらどうしよう。
そんなスタンスでプログラムを作られています。
でも、これって体験プランを構築する際に、ものすごーく大切だと思いませんか?
自分たちが”愉しい”と思うものをお客様に提供する。
”愉しい”場所に人は集まる。
これは絶対です。
体験プログラムは絶対的な価値になる
今は集客が乏しくても、体験型プログラムを持っている地域は近い将来強い。
私自身、様々な場所を旅してきましたが、2度以上行くところは”人”のつながりがあるところです。
これは地域、お店、宿、共通していえること。
これからは新規顧客を集めることばかり考えるのではなく、同じ方に何度も来ていただく時代です。
一度だけ来ていただく方を増やすのはとても大変です。
でも、一度いらした方にもう一度来ていただければ、売上は2倍になります。
カニの時期+ステキ体験旅行博、オンパク
で年に2度お越しいただく。
体験プログラムはもはや観光地においてマストです。
まだ、風景や温泉、食材に頼っていませんか?
今は大きな売り上げになっていなくても、近い将来、語る”人”や”プログラム”が益々大切になってきます。
あ、というわけで香美町から参画しているこちらのプログラムもよろしくです♪
私はお弁当配達や万一の時の救護車担当としてお手伝いさせて頂くと思います(^o^)。