宿泊予約サイトからの予約は宿泊施設に送客手数料がかかる。
もう、そんなことは消費者に知れ渡っていることです。
じゃあ、それぞれのOTAの手数料はいくらか。
こちらが詳しいです。
ざっくり言うと、国内OTAが8〜10%。
海外OTAが12〜15%。
私はそんなイメージを持っています。
さて、来年以降も手数料はこれぐらいで推移してくれるものなのでしょうか。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
以前私、こんな予言をしていました(笑)。
この記事を書いたのが2016年12月。
るるぶトラベルが2018年4月より手数料が8→10%に値上げになりました。
楽天トラベルも2019年4月より手数料が8→10%に値上げになります。
まあ、それなりに悪い意味で予言が当たりました(苦笑)。
更に、じゃらんnetも便乗して値上げしてこないか??!
皆さんはどう思いますか?
じゃらんnetが最も送客手数料で儲けていない?
るるぶ、楽天、じゃらん、全て10%で横並びになりますが、るるぶと楽天は手数料9%+ユーザーへのポイント還元が1%。じゃらんは手数料8%+ユーザーへのポイント還元が2%です。
楽天トラベルはアファリエイト負担が実質1%弱別にかかることが多いので、今の予定で行くと、ユーザーへのポイント還元を除いた状態で
楽天トラベル10%>るるぶトラベル9%>じゃらんネット8%
となります。
なんと!!意外にも
じゃらんネットが最も送客手数料で儲けていないOTA
ということになります。
ただ、この辺は我々施設側にとってはじゃらんnetの2%還元は勝手に決められて我々が負担させられているので微妙なところです。「じゃらんnetだけポイント2%でお得ですよ」という他のOTAとの競合において営業有利にしているのに我々が加担してしまっている結果であるのが腑に落ちません。
じゃらんnet手数料がまもなく値上げすると予想
国内OTAトップ3社は見た目の手数料では10%で横並びになりました。
ただ、海外OTAに比べるとまだ低いです。
将来的には海外OTAと同じ12〜15%ぐらいを目標にしていると思います。
これは3社に共通する目標ではないかと。
そんな中、私はまもなく
じゃらんnetが手数料を値上げしてくる
と予想しています。
なぜ、まもなくか。
2019年10月の消費税10%までにはしてくるのではないかと予想しているからです。
それともう一つ。リクルートさんがもっとも低い手数料率に甘んじているとは思えないからです(笑)。施設には安売りをさせ、取れるだけ取れる手数料(又は広告費)を設定してくるのがリクルートさんの商法ですから(爆)。
とまあ、こんなことを書いたのは、業界のため、同業者さんのためです。私はじゃらんnet参画してないので関係ないのですけど・・・。
国内OTAが値上げしてきたら海外OTAがさらに値上げしてきます。すると不毛な手数料合戦が始まってしまうリスクも。
そうなってしまうと、結局それはお客様に負担が行くか、OTA自体を卒業せざる得ない状況になるでしょう。
歴史は循環しています。
私はOTA=Online Travel Agentというシステム。手数料合戦になるようであれば、すぐに飽和してしまい、次の仕組みができる。
つまり、現行のOTAは10年後にはなくなっているかもしれないと感じています。
そもそも、20年前はじゃらんnetも楽天トラベルもありませんでしたから。(唯一「旅の窓口」があっただけ)
手数料が増え続けたら中抜きする仕組みが登場するのはどんな業界でも世の常です。
一番可能性のある仕組みとしてはトリップアドバイザーやGoogleマイビジネスに直予約サイトを貼れる仕組みになることでしょうか。
あるいは、AmazonやFacebookも・・・
私がそう思うのは、世の中の流れがSNSから信頼性の高いレビュー&クチコミファーストになっていくからではないかと感じているからです。
この流れについては明日、もうちょっと深掘りしたいと思います。