インターネットの予約システムがはじまったばかりの頃、ゼロ1つ少なくして販売していた、というミスをした経験がありました。
そういった時に限ってそこに予約が入ってくるという・・・
休前日をうっかり平日料金で販売していた、なんてことありませんでしたか?
私、過去1年の間だけでも2度ほどあります。
お客様の予約が入ってきてから入力ミスに気づく。
まあ、ゼロが一つってレベルじゃないだけまだましですけどねf^^;
今日はそんなWeb販売における失敗あるあるのお話です。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
販売価格を間違えた。安く販売してしまった。Web販売をしていたら、どんな業種でもありがちなミスです。
宿泊業の場合、桁数の間違い以外にも、曜日や人数による価格差の設定ミスなども起こることがあります。
金土日の3連休は注意が必要!
サイトコントローラーで価格設定をしていれば問題ないのですが、各予約サイトごとに管理画面に入って設定している場合は、ミスが起こりやすいです。
私が何度も間違えてしまうケース。金曜祝日の場合の楽天トラベルにおける休前日設定です。
例えば、じゃらんネットの場合、金土日の3連休は金土が、土日月の3連休は土日が休前日料金になります。
でも、楽天トラベルでは土日月の3連休は土日が休前日料金になりますが、金土日の3連休は土曜日を平日と認識し、金曜日が平日料金で設定されてしまうのです。
楽天トラベルの管理画面で価格設定をされる方はこのミス、とても多いのです。
そういった面でも、ねっぱんで一括でやってしまった方が間違いがないんですね。
ゼロを一つ少なく販売してしまうと・・・
先日、お宿友達にこんな話を聞きました。
うっかり、ゼロを1つ少なく販売してしまったそうなのです。
15000円を1500円で販売してしまったという。
すると速攻で5組のお客様から予約が入ったのだとか。
実は1日でも格安日を設定すると安く表示されてしまうんですよね。
赤枠の部分が安値表示されるので
空室カレンダーから安日をチェックされやすい
すぐに5組のお客様に電話したところ、2組が
「ああ、やっぱりそうだよね」
と、理解して下さり、1組は電話がつながらず。
残り2組は
「その値段で契約したんだからその値段で泊めさせろ!」
と、電話口で激怒しだしたそうです。
ざっくりいうと、半分の方が理解して下さり、半分の方がミスに乗じてごねる。
思い出してみると私もゼロ1個レベルのミスは2回だけあります。1件はすぐに納得して下さり、もう1件はかなりごねられた(キャンセルしてやるから何かお詫びの品を送ってこいと要求された)のを今でもはっきりと覚えています。
私の宿の場合、今は常連さんの予約が多いので、ミスをしても理解して下さるお客様の方が多いのかな、と思ったり、こういったミスを常に探している人が存在していて、やっぱり5割はそういったトラブルに発展する可能性を覚悟じなければなりません。
悲しいかな今の日本。ミスをするとそこにつけ込んでくるユーザーが決して低くない確率で存在するのです。
そう考えると、「ミスはしない」努力をするのが大切になりますが、現実問題として、複数の予約サイトを1サイトずつ、1プランずつ、1部屋タイプずつ入力していたら、ミスは起こるべくして起こってしまうのは当然とも私は思います。
実際、ミスをしないために
予約サイトは一つか二つしか登録しない。
プランや部屋タイプは増やさない。
平日と休前日の料金を同じで販売している。
なんて、本末転倒な発想になってしまっている方も多いのです。
いやいや、それだったらちゃんとミスの無いようにサイトコントローラーで価格も在庫もちゃんとコントロールしようよ、と。
というわけで、今日も11時から「ねっぱん」を利用した価格・在庫ラクラク管理セミナーです。おかげ様で満員御礼となりました。
これ、商工会さんや観光協会さんで企画していただいても良いかもですね。その場合はマンツーマンでは行えませんけど、とりあえずのメリットや使い方はお伝えできると思います。
特にねっぱんをご利用の方。私も去年までそうでしたが、在庫管理だけで利用されるのはもったいないです!!価格管理でもぜひ活用しましょう!
少しでも多くの宿泊施設さんが価格や部屋在庫管理に工数をとられず、お客様へのおもてなしに時間を割ける商売をできる状態を作っていただきたいと思います。