わかりやすく話すコツとは「言葉を磨き続けること」～西岡郁夫著「一流マネージャーの仕事の哲学」より

一つ腑に落ちない事があったのです。

今回講演をされた西岡郁夫さんは企業塾、しかも３０代～４０代のミドルマネージャー向けの塾長さんです。

西岡塾では、どんなことをするのか。

ちょうど１５期を卒塾された方がいらっしゃったので、懇親会の時に詳しく伺いました。

何と１週間に１回、それが８か月間続けられる塾だそうです。

講師陣も一流企業の社長、会長クラスの方ばかり。

そんな中に何故か？！企業人でない方が。

西岡塾講師に中貝市長が！！

え？？企業塾なのになぜに市長が？？？！

おはようございます！普段は民宿＆ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク（@kasumi_kadoya）です。

なぜ、このような素晴らしいお話を聞ける講演が豊岡市で実現したのか。

”つながり”があったんですね。

でもなぜ、中貝市長が企業塾の講師なのか？

そのことも、昨日紹介した西岡氏の著書の中に書かれていました。

「一流マネージャーの仕事の哲学」日経BP社

あ、ちなみに電子書籍（Kindle版）ならば、半額で買えますよ♪

中貝市長が講師として招かれたのは、この本によるとどうやら「プレゼンテーション」を身につける講師として、だったようです。

うん。確かに中貝市長（山陰海岸ジオパーク推進協議会会長でもある）のスピーチは、いつどこでどんな内容の話を聞いても面白い。

「一流マネージャーの仕事の哲学」の中で、そんな中貝市長のプレゼンテーション術のノウハウが書かれていたのです。

コウノトリの野生復帰も最初から市民全員が支持していたわけではありません。「人間とコウノトリとどっちが大事だ！」「無農薬・減農薬は手間がかかる上に収穫量が落ちるからやりたくない」「こんな田舎が世界都市って！！」と反対意見が多かった。

事実、私も中貝市長のことを「コウノトリ市長」と揶揄する人たちの意見を何度か聞いた事がありましたし、災害が起こる都度「コウノトリなんかじゃなく、こっちにもっと金かけろ」との怒りの意見を耳にしました。

誰もが賛成しているわけではありません。それでも、野生復帰が実現できたのは市長の「言葉にして伝える力」が非常に高かったから。

一部抜粋します。

その中貝さんが「言葉を磨き続けなさい」と諭されるのです。

「私自身、講演内容を考える際、もっと短く、もっと簡潔に説明できないのか？一言で言うとどういうことなのか？最も印象的な『話す順序』は？もっとわかりやすい比喩はないのか？など、移動中に頭の中で考え続けています。それが訓練になっているのだと思います。本質をつかむ努力は、余計なものをそぎ落とす努力、といっていいかもしれません。その際重要なことは、論理的であり、かつ心理的であることです。本などを読んでいて素敵な言葉、表現に出合ったら、頭の中で何度も反すうして記憶にとどめるのも有効です。」

実に実用的なアドバイスですね。最後に、中貝さんに伺った「挨拶の秘訣」を教えておきましょう。豊岡市の庁内放送で市職員に伝えたものだそうです。

「挨拶の秘訣」は６つの項目で端的に書かれていました。

気になりますよね・・・。

その部分を写メしました。

って、モザイクしてるやん！！