さて、昨日チラッとお話ししたこと。
文字はブログやSNSでしか読まなくなった。
(中略)
逆にホームページは売り手側の意見、コマーシャルでしかない。
という点。もう少し補足説明というか、深掘りしてお話していきますね。
以前、どこかでも書いたかもしれませんが、私の宿のPC版ホームページ。もう3年以上ほとんど更新していません。
正直、概要の書かれたパンフレット程度の簡易的なものだけあればいいんじゃないかとすら思っています。去年、スマートフォン版のホームページを新規に制作したのですが、その点を考慮に入れたものにしました。(どんな工夫をしたのかは明日詳細説明します)
今日は、PCのホームページが不要になった3つの理由についてお話します。
(1)情報は簡素な方がいい
3年以上更新していない(笑)私の宿のPC版WEBサイトはこちら。
↓↓↓
民宿かどや公式WEBサイト
スマートフォンに対応していません。
別途スマホサイトを持っています。
このWEBサイトを制作した時は、充実したコンテンツ(内容)が自慢でした。独自のウリの紹介、詳細にわたる料理内容の解説、館内や周辺観光情報までをまとめられているサイトです。
ただし、3年以上更新していないということは、ほぼ不変の情報、パンフレット的な概要情報です。概要情報であればもっともっと簡素であっていい。そうなってきた理由は
・スマートフォンでのアクセスの多い今の時代、売り手側からのたくさんのアピール文章を読むことは好まれなくなった。
・更新性の低いサイトは必要な時しか訪れられなくなった。
・必要な情報だけをできるだけ早く取り出したいという要望が強くなってきている。
といった時代の流れからです。
そう考えると私の宿のPCサイト。もっと断捨離しないといけないのですけどね(汗)。
(2)ブログファーストに移行した
近年、アクセスの主流がホームページからブログへと移行してきていました。ブログへの流入動機はSNSからだったり、検索からだったりしますが、ブログが予約・注文の決め手となり、ホームページは申し込みや問い合わせフォーム、電話番号や住所を確認するための手段程度でしか確認しなくなってきました。
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ブログだって売り手側の発信、ホームページと同じじゃないの??
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確かにそうです。
しかし、ホームページとブログには3つの相違点があります。
ホームページと比べた際のブログ3つの特徴
・更新性が高い
・・・固定されたページ、情報ではなく、ブログは日記のように日々最新情報が更新されていきます。
・発信者の人柄が出る
・・・ブログで書かれているのは商品やサービスの情報だけではありません(それだけではネタがなくなっちゃいますよね)。時にはプライベートなこと、日々考えていることなど、書き手の人柄が出ます。人柄が出るからこそ、共感が生まれ、同じものを買うなら、どうせこの地域に行くなら、この人のところへ行こう、この人からモノを買おう、という感情が生まれてきます。
・接触頻度が増える
・・・これは更新性が高い、ということにも関係してきますが、日々更新、発信されていることで、多くの方の目に触れる可能性が高まります。今やホームページは見つけれもらうのが至難の業。そのホームページへの動線としてのブログの存在が大切になります。
これはまさに、ブログをやった方が良い理由にもなってきますね。職種にもよりますが、ブログの中には固定ページと言われる「お知らせ」や「プロフィール」を記載できる更新性のないページを作ることも可能です。であれば、固定ページで従来のホームページの内容を記載してしまえば、もうホームページはいらない、ブログサイトだけで全てがまかなえるというのも可能になります。
(3)SNSの情報の方が重視されてきた
ホームページはあくまで売り手側の発信です。インターネット内に多数のクチコミもありますが、それだって匿名。誰が発言しているわかりません。
最近はクチコミサイトも信用しないという
人も出てきました・・・
では、何を信用するか?
仲の良い友達の発言です。
「この本、面白かったよ」
「あそこのお店、美味しかったよ」
SNS上でそんなタイムラインを見てその本を買った、そのお店へ行ってみた。
そんなケースが増えてきています。
Facebookのタイムラインに頻繁に流れていた
新潟県村上市のケーキ屋さんへ行ってきた!
なんてことも起こります・・・。
つまり、消費行動が広告や宣伝からではなく、友達や信頼のおける人からの情報で行われるようになってきたということ。
そうなってくると、ホームページは商品や場所の紹介、申し込み・お問い合わせフォームだけで良くなってきます。
まとめ
以前はホームページに来てもらうように工夫を凝らしていました。ブログはホームページを見てもらうための動線の一つにすぎませんでした。しかし今は、ブログに来てもらうことが第一。ブログで興味を示した方がホームページで商品を見たり申し込みをしたり、という流れになってきています。ブログにアクセスを集約する。SNSもブログに来てもらうためのきっかけ。そんな感じです。
ホームページは簡単なもの、あるいはなくても良いのでまずはブログから始めてみる。最初は商品やサービスの紹介ではなく、自分がどんな人間かを知ってもらうために。
ホームページだけ作っても誰も買ってくれません。あなたに興味を持つ。そんな人のつながりを作ってからでないとビジネスは始まりません。ホームページって関係性を作り出すツールとしては弱く、単なるカタログ、パンフレット程度の役割しかなくなってきているのです。
どこに力を入れるのが売上を最大化させるかを見極めなければなりません。
コムサポートオフィス代表
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