降雪がようやく止まり、快晴となった昨日。
地元豊岡市で楽天トラベルのサイトリニューアル説明会がありました。
よく利用しているコワーキングスペース”フラップ豊岡”の入っている建物です。
ちょっと早めに到着し、コワーキングスペースで読書をした後に参加してきました。
今日はここの三階で楽天トラベルのサイトリニューアルの説明会。
1時間早く来て五階のコワーキングスペースフラップ豊岡で読みたかったこの本を読みます!! #佐藤尚之 #ファンベース pic.twitter.com/APR1oYqGoc— ガク@民宿かどや (@kasumi_kadoya) 2018年2月9日
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
楽天トラベルカンファレンスで詳細を聞いたばかり。その2日後ですから2,3あった疑問点を聞きましたが、特に新しい情報が得られたわけではありませんでした。
情報的には9月のリニューアルに対し、タイムスケジュールをより詳しく教えてもらった、と言った感じだったでしょうか。
リニューアルの説明会を週に2回聞くことで、より深く今回のリニューアルの経緯というか、理由、更にはその背景を知ることができた、という気がしています。
GoogleとYahoo!のトップページの違い
突然ですが、同じ検索サイトでもGoogleとYahoo!の違いって考えた事がありますか?
まずはGoogleのトップページ。
続いてYahoo!のトップページ。
Googleはパソコンで見てもスマートフォンで見てもほとんど同じ。
そりゃそうです。検索窓しかないわけですから。
逆にYahoo!はスマートフォンで見ると変わります。
皆さんはどちらの方が好きですか?
検索エンジンとしての利便性をシンプルに表しているGoogleと検索エンジンと同時に様々な情報のポータルサイトとしての機能を持つYahoo!。
どちらが正しいというわけではありません。これは好みの問題でしょう。
日本ではYahoo!のシェアが圧倒的に高いと言われていましたが、最近ではGoogleのシェアがどんどん伸びてきています。数年前Yahoo!はGoogleの2倍のシェア、と言われていたのが、2017年にはYahoo!3割、Google7割と逆転しています。また、日本以外の国だとGoogleシェアが9割以上です。
今後、どんどんGoogle1強となっていくでしょう。
情報洪水の時代。多くの人が検索は検索で使いたい。余計な情報はいらない、という傾向にどんどんなって行っているのだと思います。
国内予約サイトと海外OTAのトップページの違い
話を宿業界に戻します。
検索エンジン同様、国内外OTAのトップページも比較してみましょう。
まず、国内予約サイトです。
楽天トラベルの現行トップページです。
じゃらんnetのトップページです。
もう1社。るるぶトラベルも。
以上を見た後で、海外OTAのサイトを見てみましょう。
まず、ブッキングドットコム。
続いてアゴダ。
最後にエクスペディア。
勿論、海外OTAのサイトも下にスクロールしていけば写真中心のバナーが登場します。写真中心のバナーということは、パソコンで見ても、スマートフォンで見てもみられる内容は同じということです。
この関係、
Google=海外OTA、Yahoo!=国内OTA
という関係に似ていると思いませんか?
ということは、検索エンジン同様、どんどんシンプルなタイプの方がシェアを広めていくことが予想されるのです。
楽天トラベルがサイトリニューアルで考えていること
今回の説明会では、まだプロトタイプですが、リニューアル後のトップページの画面を見せていただきました。
公開は不可の為、モザイクかけてます
トップの見た目は海外OTAに近いものです
私、楽天トラベルはインバウンド対策で外国人にも使い勝手の良いサイトにリニューアルするんだな、と最初は思っていました。
でも、よくよく考えてみるとどこの業界も、日本人もごちゃごちゃ系ポータルサイトから、目的だけをクリアできるシンプル系サイトに移行してきています。
世の中の情報の得方がそんな流れになってきているのです。
実は、国内でもこのシンプル系サイトで躍進してきているOTAがあります。
高級ホテル・高級旅館の予約「Relux(リラックス)」です。
このトップページ、2015年9月と既に随分前から実施されています。
また、Reluxは「最低価格保証」をうたっています。
このことが今回楽天トラベル側が宿泊施設に「最低・同一料金保証」を求めている理由の一つとなっていることが推測できます。
楽天トラベルの良さは当ブログで何度もお話している通り宿泊施設個々の「とんがり」の演出にありました。海外OTA同様のサイトにしてしまうとその良さが消されてしまいます。
Reluxと比較すると楽天経済圏という膨大なビッグデータを持っている強みがある。
それらを融合させた独自の路線。海外OTAのようなシンプル性を取り入れつつ、これまでの日本のOTAの主流であった豊富な情報提供によるアプローチ、特に楽天トラベルの強みである「とんがり」表現を引き続きいかせられるといった第3の路線を模索しようとしていると感じました。
6月には新しい管理画面に入ることが出来るとのこと。それまでに様々な情報が得られると思います。今回の楽天トラベルのサイトリニューアルの理由をしっかりと把握し、6月にすぐに取り掛かれるようにしておくことが、リニューアル後のスタートダッシュには欠かせません。
しばらく注目していきたいと思います。
コムサポートオフィス代表
今井ひろこのブログはこちら
お問い合わせもこちらから
↓↓↓
今井ひろこドットコム