今日のブログは宿関係者以外には関係のないお話です。
以下の記事に対してです。
この記事を読んだ瞬間、今年行う楽天トラベルのサイトリニューアルは”グローバル化”なんだろうな、とまずは感じました。
※記事内には”リニューアルのキーワードは「シンプル」「モバイルファースト」「グローバル」”とありますね。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
おはようございます。民宿美味し宿かどやのガクです。
先述のリンク先に楽天トラベル新サイトのイメージ画像がありました。
記事内では言及されていませんが、カスタマイズページが廃止され、テンプレートに統一されるような気がします。
カスタマイズページだと外国語対応できませんので。
第一印象は海外OTAにそっくりだな、と(笑)。
同じくフォトギャラリーファーストです。
グローバル化はコモディティ化を促す??!
カスタマイズページがなくなり、テンプレートで統一されたらどうなるか?
比較されやすくなります。
私がじゃらんnetを止めて楽天トラベルだけにした理由の一つに
「比較の土俵に上がりたくない」
というのがありました。
テンプレートによるポータルサイトは、単純に設備の有無(露天風呂があるかないか)や価格で判断されやすいからです。
楽天トラベルもこういった形になるものと思われます。
これまで楽天トラベルの一番大きな特徴であった「とんがり」を表現することで差別化ではなく独自化する、という手法が使いにくくなりました。
PCページ、ある意味ホームページの終焉を感じます。
ということは、競合他社と比較されやすくなる?
可能性は出てくると思います。
楽天市場や楽天トラベルは、地方のマーケットや雑貨屋さんに行って掘出し物を見つけてくるような楽しさがあったのですが、グローバル化によってそれが弱まってくるような気がします。
楽天トラベルはその分、AIやビッグデータを活用して「ベストマッチング」を実現させるサイトにしていく、という解釈で良いのでしょうか。
グローバル化の波が個性的であるべき我々の業界をコモディティ化(お客様がどこを選んでも同じと思ってしまうこと)させて行ってしまうのか。
むしろ今後、AIの活用やビッグデータと相性の良いオリジナルな個性を見つけていく努力をしないといけなくなってくるようになると私は考えています。
自社の個性とは?どんなお客様に来てほしいのか?
以前から私、カスタマイズページを作るポイントは「ターゲットを明確にすること」というお話をしてきました。
どんなお客様に喜んでいただいているのか。
そのお客様にどんなところを気に入っていただいているのか。
これをわかりやすく伝えるためにカスタマイズページを活用していました。
自社の個性を「とんがり」として表現する。
どんなカテゴリーのお客様にハッピーを提供しているかを明確にする。
今後、これを明確にしている宿に対してビッグデータが誘導してくれるということになると思います。
そう、カスタマイズページ等の楽天ツールがビッグデータやAIに置き換わるのです。
ということは・・・
自社の強みや得意なお客様層(カテゴリー)を知っている宿ほど有利になるということです!!
こういったイメージの写真を
フォトギャラリーに入れるのが良いかも
グローバルデザインなサイトに変わるまであと8ヶ月。
個人的にはプランタイトルも世界統一でシンプルなものにさせられてしまうのではないかとか、聞きたいところがあります。(2月に豊岡である説明会に出席します!)
いずれにせよ、コモディティ化の波に埋もれてしまう前に、自社の強みと得意なお客様層をしっかり把握しておきましょう。
また、自分の宿がホテルなのか旅館なのか民宿なのかペンションなのか民泊なのかを明確にわかるようにしておかなければなりません。また、それを明確にすることで、お客様にとってのハッピーがどこにあるのかをどう表現していくかも今から考えておきたいと思います。合法化された民泊も競合になってきますので、”民宿”としてはそこも気になるところです。
以上、あくまで当該記事を読んでの第一印象です。
更に楽天トラベル新春カンファレンス、新管理画面&サイト説明会を2月上旬に続けて参加しますので、詳細はその後にお話したいと思います。
コムサポートオフィス代表
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