楽天トラベルのR−mail(メルマガ)は効果があるのかないのか。
当然ですが、正しいやり方をすればまだまだ効果があります。
実際に私がやってみたR−mailを紹介し、その結果分析も今日は開示させていただきますね。
大晦日に送付したR−mailは昨日のブログの最後に掲載しています!!
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
R−mailを送ればアクセス数は上がる
さて、大晦日に送ったR−mail。
送付数は14689通でした。
悪いクチコミを書いた当事者のいた日
のみ排除した絞込み検索になっています
まずはこれによって楽天トラベル弊社サイトへのアクセス数がどの程度増えたか。
12月31日の11時に送信しました。
12月1日〜30日までの1日あたりの平均アクセス人数は343アクセスです。もちろん、この30日間にR−mailは一度も出していません。
R−mailを出した日のアクセス人数は644アクセス。182%UP、約1.9倍。300人分のアクセスが増えたということになります。
まずはアクセス面で明確に上昇しているということ。
ちなみにこの時点で少なくとも300人の方がR−mailを開封していることがわかります。
ざっくり言うと
300/15000=2%
です。
開封して読んだけど、リンクをクリックしていない方もあるかもしれませんので実際の開封率はもっと高いと思われます。
楽天トラベルは開封率等個々のデータを教えてくれません。わかる範囲のデータで類推することになります。
いずれにせよ、開封率1%前後と言われていますので最低限2%あるというのは悪くない数字です。
R−mailでは文章内リンクのクリック数がわかる
メルマガ文章内にリンクを貼ると、それぞれのurlのクリック数も計測できます。
この345という数字は複数あるリンクの述べクリック数です。どんなurlがクリックされているかも確認できます。
文章内で6つのリンクを貼りました。
リンクは文章の内容展開からクリックが必要なものもあれば、CM的誘導のものもあります。
今回クリックされたリンクのうち、142,110、72と比較的クリック数の多いリンクがありますのでこちらを使って説明します。
文章の展開内で確認したくなるクチコミ
まず最も多い142クリック(LINK4)されたのは以下のリンク。
どんな風に悪く書かれていたのか。
ブログもそうですが、失敗談と成功談だと失敗談の方がアクセス数が多いです。噂話が良い話よりも悪い話の方が盛り上がるのと同様ですね。
読ませるブログ、読ませるメルマガを書くコツにもなるのですが、失敗談は興味をひきます。人って成功する方法よりも失敗しない方法の方が興味を持つのです。なので、どう失敗したかはとても参考になるんですよね。
「悪口を書かれました」
というのも興味をそそる内容だったのだと思います。
3番目に多かった72クリック(LINK1)は良いクチコミのリンクです。
どちらも文章の展開内で興味のある方がクリックしていただけるリンクです。
良い方も悪い方も、文章をきちんと読んで下さった方が、クリックして下さっている数ですね。
転換率を高めるリンク”プラン一覧”
一方で宣伝リンク。予約や売上に直結するリンクがあります。私がひと工夫しているのは、文章内では宣伝リンクは貼らず、いわゆる看板と言われている最初と最後にある「広告枠」的な部分に予約動線となるプラン一覧リンクを貼っていること。
本文の中に入れないことがポイントです。
昨日お話した「売り込みっぽくしない」というのがまさにこの本文中には売り込みリンク入れない、という形でやっています。
345分の110。クリック数の約3分の1がプラン一覧リンクへ。転換率を求める上で悪くない数字ではないでしょうか。
ただ、この日は残念ながらこのR−mail起因による予約はゼロでした。翌日、1月1日、翌々日1月2日にたくさん予約が入ってきました。
R−mailが直接的効果だったという確証はとれませんが、日々のつながりを継続するお手紙的なメルマガとしても悪くない開封率を得られたと思っています。
ブログもメルマガも売上に繋がるリンククリックは1%
14869通中110人がプランリンクをクリック。
0.7%が予約の動線に入ってくれた計算になります。
この割合・・・。
私の自社ブログの右上の予約一覧クリック率とほぼ同じです。
私のブログ右上に空室検索動線があります。
ブログでもこの動線への誘導率は1%前後。
いかがでしょう。メールアドレスをどれぐらい保有しているかにもよりますが、100人ぐらいの人がプラン一覧を見てくださるのであれば、メルマガ、楽天のR−mailであってもやる価値は十分にあると感じました。
その時、特に一押しのプランがあれば、CM的にそのプランリンクでも良いかもしれません。
コストはかかりません。メルマガを制作する手間、ということで考えればブログと同じですよね。ブログ以外にもチャネスを持ちたい方。楽天トラベル内で売上を更にあげたい方はオススメです。
大切なのはその場で効果として出てくるのはどんなアプローチでも1%前後しかないということ。それも継続して分母を増やしていく活動をしたからこそのこと。ブログならば記事数を増やす。メルマガならばアドレス数を増やす。
いきなりやってすぐに効果は出ません。あくまでも日々の継続と蓄積が効果を安定させていくものです。途中ですぐに効果ないと見極めてやめてしまう方にはほとんどのデジタルアプローチツールはうまくいきません。
あ、あとそれと、楽天トラベルから配給される売り込みバンバンのキャンペーンメールの場合もこれほどの反応は得られませんし、まさにスパムと思われて開封率を落としてしまうかもしれませんのでご注意下さいね。
R-mailは現時点では無料
ちなみに楽天トラベルのR-mailは現時点では無料で利用できます。あくまで「現時点で」です。将来的にはじゃらんnetの販促パック同様有料にする予定だったのだと思います。
※R-mail機能の利用無料期間を2018年3月末まで延長しました
と書いてあるのがポイントです。R-mailによる成功事例が多数出だして来たら、有料になるかもしれませんね。逆を言えば、現時点で思ったほどうまく活用できている宿泊施設は数少ないということなのでしょう。
今の無料のうちに使い倒しておくことがおススメです。使えるツールが多数あるのが楽天トラベルの強みである。このことを認識しておくのが楽天トラベルでの売上を上げるコツです。
コムサポートオフィス代表
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