”お金”だけかけて集客すればするほど消費者の心は離れていく時代から更にSNS淘汰の時代へと進んでいる

マーケティング

私が20年前実家の民宿を継いだ時は、お風呂に露天風呂もなく、部屋にトイレもない、昔ながらの民宿でした。

いわゆる設備投資をして良くしていった。今後もそうするのか。細々としたメンテナンスが必要なところは多々ありますが、もう大規模な設備投資はしないと思います。


私の宿は極々小さな民宿です・・・

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

昨日のブログ、いかがだったでしょうか。

「ジオパークでは観光客は呼べないからオワコンだ」は私たちの考えとは全く異なります
えっと・・・ まずは大好きなサッカーネタから。 ポドルスキ、日本でのサッカーの地位を問題視…浦和ACL制覇も「新聞の第一...

キラーコンテンツ(地域のウリ)に対してお金をかけてプロモーションする。

それでお客様が来てくれる時代は終わりました。

お客様はもっとナチュラルな情報きっかけで話題性のある地域へと足を運ぶのが今のトレンドです。

「インスタ映え」はクチコミが今現在最も進化した形

カニが食べたい、温泉に浸かりたい、という今まで当たり前のようにあった消費欲求。無くなりはしないけど、どんどん減っていくのではないかと私は考えています。

SNSの登場でドンドン人が繋がるようになった。

でも、SNSの流れを見ていると

mixi(匿名可)→Twitter→Facebook(実名)→LINE(近親者)

と、どんどん交友範囲が狭まっているように思う。

あるいは近親者以外と繋がるのは、Instagramのように言語がなくてもコミュニケーションのとれるライトな関係へとなってきている。


2017年流行語大賞は「インスタ映え」

事業者の広告や宣伝投稿からではなく、親しい友達の投稿から興味を持つ。

「インスタ映え」から起こる消費行動は、消費者間で行われるビジュアル的なクチコミ。今現在最も進化したナチュラルなクチコミの形。

そこには必ず”体験”から感じたこと、素直な感情が投稿されているので、繋がっている人たちが損得なくピュアに反応していくのです。

ただ流行りの設備投資をしてもお客様の心はつかめない

なぜ私は露天風呂を作ったのでしょう。

今思えばただ「流行っていたから」でした。

お客様に喜んでもらえるから。

確かに当時はそうでした。

ある、というだけで選んでもらえる理由になりました。

でも、どんな人にどんな感情でどんな体験をしてもらって喜んでもらえるかというイメージを持たずに作りました。

今、こんな感覚で何か新しい設備投資をしても全く効果は出ないでしょう。

お客様の”心を動かす”ことはできませんし、設備を新設したことを広めるのが15年前に比べて大幅に難しくなっているのですから。

来年はSNSの発信もどんどん可視化される

エクスマ藤村先生のブログを読んでふと思ったんです。

SNS淘汰の時代、ソーシャルメディアでどう語られるか - マーケティングコンサルタント藤村正宏ブログ
新刊のタイトルは「3つのF」が価値になる! 来年の2月1日くらいにボクの新刊が出ます。 昨日、ゲラチェックをしました。 ...

「SNS淘汰」という言葉が来年のトレンドになる。

私はそんな風に考えています。

「SNS離れ」ではなく「SNS淘汰」であることがポイントです。

実際、自分だけでなく誰の投稿を見ていてもFacebookの投稿に対する「いいね!」の数が減ってきています。

SNS淘汰

というのは

自分と関係性の低い人の投稿は読まない、「いいね!」もしない

人が増えていくということ。

広告や宣伝には今以上に耳を貸さない、目を貸さなくなってくる。

情報過多の時代、広く浅く情報に目を通さなくなってくる。

来年はこれが顕著になってくる年です。

私はそんな風に考えています。

宿の場合、設備投資したからお客様がやってくる。

そんなひと昔前の常識は通用しない。

”お金”だけかけて集客しようとすればするほど消費者の心は離れていく時代なのですから。

その為にどうすればよいか。

自分の中でここ数年やってきたことを含め、確信していることがあります。

明日のその続きをお話をしたいと思います。

答えだけ言っちゃうとやっぱりWebの軸はこれまでもこれからも”ブログ”かなってことです。

 

 

コムサポートオフィス代表
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