一昨日のブログで「週末ほど仕事が楽、楽しいになる」というお話をしましたが、「楽」と「楽しい」の違いについて誤解があってはいけないので説明しておきたいと思います。
「楽」には肉体的なモノと精神的なモノがります。
どんなに忙しくても「楽しい」という感情が強ければ「楽」に仕事できるはずです。
「楽」というのは何もしないで、苦労しないで、不労所得で儲かる、という意味ではありません。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
リピーターさんの接客は楽しい?それともしんどい?
こんな方、いらっしゃいませんか?
リピーターさんは、前回よりも期待値が上がっているので、気が重い。
なんとなーくわかる気がします。
何年もいらしていて、仲良くなった常連さん、ではなく2回目、3回目にお越しいただいたお客様。
再度お越しいただけるのは確かにうれしい。
でも、前回何が良かったと感じてお越し下さったのか。その時の満足度と同様、あるいは期待値以上のものを今回提供できるのか。
ある意味、再度お越しいただけるおもてなしよりも、2回いらしたお客様に3回目お越しいただけるようなおもてなしの方が難しいと言えます。
また、常連さんの中には「常連なんだから」と要望が激しくなり、モンスターカスタマ―化してくるお客様もある、なんて話も耳にします。
私はこれはないと思っています。モンスターカスタマーを作り出すのはお客様ではなく、宿側の接客に問題があると思っていますし、仮にそういったモンスター化されるお客様は”常連さん”と呼ばれるようなおなじみさんではありません。(この辺の話はちょっとそれるので後日また別で)
私が大きく考え方を変えたのは山田桂一郎先生の講演を聞いてから。
常に前回を上回る、期待値を上回る努力をしてこそサービス業。その考え方のない人に高単価商品は造成できない。
そんな感じのことを言われました。
そう、閑散期こそ少人数高単価できめ細かくフォローできるプラン作りを、という話をされた時です。
ちょっと考えてみて下さい。
大好きな彼氏、彼女と大切なデートの計画を立てる時。どこへ行って何をするか、無茶苦茶考えますよね。こういったこと、喜んでもらえるんじゃないかって色々妄想したり、シュミレーションしてみたり(笑)。
「常連さんの方が楽しい」
という言葉には
「あの人だったらきっと、こんなことに喜んでくれる」
というイメージが起きやすいから。
喜んでもらえる姿をイメージできるから。
ということは、
「今回はこういったことで喜んでもらおう」
って逆にお越しいただいた時に喜んでもらえるのをワクワク待っている感じ。
それが「楽しい」。
楽しいことを考えているので、物理的にしんどい仕事をしていても「楽」なのです。
物理的なしんどさはキャパオーバーから来る
そんな感覚にはなかなかなれない・・・
なぜでしょうか。
一人一人のお客様に対してそのようにおもてなしする余裕がないからなんじゃないでしょうか。
つまり、お客様を受けすぎているということ。
キャパシティオーバー、マンパワー不足です。
なので、一昨日の話につながるわけです。
週末だから、繁忙日だからと過剰にお客様を受けないこと。
平日も休前日も同じペースでおもてなし出来るようにすること。
お客様をしっかり観察できる余裕を持つこと。
お客様にサプライズを仕掛けられるぐらいの余裕が持てること。
最初から楽しい仕事なんてない
どんなに楽しい、好きで始めた仕事でも、余裕なくやってしまったら楽しくなくなります。
好きなことを仕事にする。
夢中になれることを仕事にする。
確かにそれは大切です。
が、どんな仕事でも楽しくできるかどうかは本人の仕事に対する心がけ次第です。
2週間ほど前ですが、ふと思ってつぶやいたツイートがあります。
最近実感していること。自分の好きなことを仕事にしている人よりも、好きでもなかった自分の仕事を創意工夫で面白い仕事に変えていっている人の方がすごいんじゃないかなぁ。そう。好きな仕事を探すのではなく、自分の仕事を好きになる創意工夫、努力を自らすること。 #ガクの気づき #仕事観
— ガク@民宿かどや (@kasumi_kadoya) 2017年12月10日
今与えられている仕事を創意工夫できるか。楽しくするかは本人次第。
何もしないでもお金が入ってくるような「楽」を求めている人は「楽しい」仕事となかなか出会えないでしょう。
創意工夫してそこから達成感を得られるまで頑張れる人が「楽しい」仕事をできるんじゃないかなって思います。
ちなみに、私にとってはこうやってブログを書く、文章を書くことが仕事を楽しいと感じている時で、楽しくする”コツ”です。
宿ブログでは宿のお仕事にまつわることを。このブログではマーケティングに関することを。文字をたくさん書くことが辛い、大変と思う人には理解できないかもしれませんが、気づいたことをアウトプットすることを楽しいと思う私は、どんな業界でもこんな感じで文章アウトプットを仕事化して楽しんじゃうと思います。
誰にでも、どんな仕事でも、それをやっている時に”楽しい”瞬間ってあると思うんですね。少なくとも、休憩時間を楽しみに、我慢して仕事しているってのは間違っているんじゃないでしょうか。
コムサポートオフィス代表
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