流行語大賞となったことで「忖度」をタブー視する時代ではなくなった〜但馬の「忖度看板」

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今日はですね。絶対にマスコミさんが書かない(書けない)こと、書きますね。

誰が悪いのかもわかりません。

ただ、誰かが指摘しないとこういったことが何度も起こると思うって話です。

もう、忖度(そんたく)を見て見ぬふりする時代ではなくなりました。

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

我が地元で「忖度」を説明するのにむちゃくちゃわかりやすい事例があります。

観光客を混乱させる困った看板

神戸新聞さんにこんなニュース記事がありました。

IC出口「香住」はどっち? 横断幕で不満解消へ

今年3月に開通した、北近畿豊岡自動車道の日高神鍋高原インターチェンジ(IC、兵庫県豊岡市日高町久斗)-八鹿氷ノ山IC(養父市八鹿町)間。香美町の観光関係者らが「『香住』の方向が分かりにくい」と、ひそかに不満を募らせていた日高神鍋高原ICの出口に、ついに新しい横断幕が掲げられることになった。(黒川裕生)

 同IC出口は、東西に走る国道482号に接続。その交差点の信号機の下にある道路標識には、左方向に「香美」「村岡」、右方向に「出石」と記されている。

 しかし香美町の香住区周辺へは、左折して村岡を経由するより、右折して豊岡を経た方が20分ほど早く着く。このため香住では、開通直後から「『香美』の表示が紛らわしい」との声が噴出。6月には、香住区訓谷で開かれたイベントに、標識通り左折したテレビ局が遅刻するという「言わんこっちゃない」(関係者)“事件”も発生した。

この出口看板のおかしさ、私は宿ブログで開通前から指摘していました。

先日、確認に行ってきたのですが、1点ご注意いただきたいことが。

出口正面の看板がわかりにくいです!!


日高神鍋高原IC出口の看板ですが・・・

いや、この看板おかしいです。

この自動車道を使う利用者に不親切な看板です。

というのも、村岡や出石に行かれる方はこのICで降りずに手前の八鹿氷ノ山ICで出た方が早いです。

左右で説明がアンバランスです。

左折が「香美・村岡」と同義で書くならば右折は「豊岡・出石」と書かないと意味が通じません。

同様に右折が「312号線・出石」と同義で書くならば左折は「9号線・村岡」と書かないと意味が通じません。

何よりも、香住、城崎温泉、豊岡市、神鍋高原といった、おそらくこのICを使いたいドライバーが知りたい情報が全く載っていないのです。

恐らく今後観光協会、あるいは地元自治体が看板を作っていくと思いますが、あまりにも不親切というか、意図のわからない看板にビックリしてしまった次第です。

今回、香住観光協会に頑張っていただいて、弾幕による対応をとっていただきました。

お待たせしました! 「香住方面」の横断幕お目見え

いつになったら設置されるんだ、とやきもきしていた読者も多いのではないだろうか。今年3月に開通した、北近畿豊岡自動車道の日高神鍋高原インターチェンジ(IC)出口の「香住方面」を示す横断幕。11月7日付紙面で「近日中に掲示予定」と報じたが、はや3週間余り。お待たせしました。同月30日午前に、ついにお目見えしました。(黒川裕生)

 左方向に「香美」「村岡」、右方向に「出石」と記されていたばかりに、「香住方面へは右折した方が早いのに紛らわしい」と、香美町香住区の観光関係者らに不評だった同IC出口の道路標識。香住観光協会が横断幕を掲げることを決め、今秋、豊岡市内の業者に縦1・5メートル、横4メートルの横断幕を発注していた。

長文の引用が続き、申し訳ありません。流し読みして頂くことで経緯をお分かりいただけたと思います。

面倒くさい方はここからお読みください(笑)。

要は、観光客が混乱する、間違える可能性が高い、地元の人も理解できない道路標識が立っていた、ということです。

なぜ、こんな看板が立ったのか?

神戸新聞さんの取材では、面白可笑しく書かれていますが、本質的な部分が書かれていません。

なぜ、こんなわかりにくい行き先になっているのか、ということです。


そもそもこの看板立てたの、誰??

いえ、立てた人ではなく、この行き先を決めた人って誰??って話です。

村岡も出石も1つ手前の八鹿氷ノ山ICで下車した方が早いのです。

誰がなぜ、こんな混乱を招く行き先を選んだ看板にしたのか。

でも、おそらく地元で勘の良い方は気づいています。

村岡と出石という地名、北兵庫におけるこの自動車道開通に尽力された有力議員さんの出身地であるということを。


それで決まったんじゃないよ!

って反論はあるかもしれませんし、実際そうではないかもしれない。

そもそも、村岡と出石の偉い議員さんはこの看板にこの地名が入っていることをご存じないでしょう。

そうです。きっとこの看板、

忖度(そんたく)で行き先名を決められた「忖度看板」

議員さんの意思とは関係なくこの行き先名称で可能性が高いのです。

忖度って何?って聞かれた際、

正直、「もりかけ」問題よりもこの看板の方が説明がしやすいというか、わかりやすいのです。

観光にマイナスになることは議員さんも求めていないはず

私は今回のブログ、特定議員さんや政党を批判するために書いたものではありません。

議員さんの出身地に気を利かせた看板であるならば・・・

おそらく、該当の議員さんもそれによって観光業にマイナスが生じてしまっている現状を良いとは思わないでしょう。


香美の名称は9号線に変更されるとか
神戸新聞より

名誉のために言いますが当該議員さん、よく存じ上げていますが、この看板のことを知ったら「自分は望まぬ、変更しなさい」と言われると思います。

余計な心配りをしたことが、地域経済に悪影響を及ぼす。気がついていないだけでこんなことって意外と多いのではないでしょうか。

もちろん、自分自身も勝手な思い込みでの気配りで第三者に迷惑をかけていることがあるかもしれません。

奇しくも「忖度」が流行語大賞となった今、こういったケースをタブーとさせることなく、どんどん可視化させることで、地域振興のマイナスとなるような要因をしっかり排除させていくことが大切かと思います。

個人が発信出来る時代となった今、隠したり、タブー視できなくなってきているのですから。

コムサポートオフィス代表
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普段は民宿の親父、時々ダイビングインストラクターです。昭和42年生まれのアラフィフ。8年間のサラリーマン生活の後、実家の民宿を継ぐ。一時は1億あった借金を8室の小さな民宿で返済。田舎の小さな事業者は、お金をかけなくてもお客様に喜んでいただいてなおかつしっかりと利益のとれる商いをしないといけません。そのために役立つ情報を日々発信していきます。

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