爆発的に繁盛する以前の問題として、週末は満室、平日はそこそこお客様が来て安定して集客できる。
家族経営の小さな宿ならば、少なくともこうなっていたい。
集客はこれからの時代、インターネットは必須。
SNSもやらなきゃ。
ホームページはこれからどうなるの?
色々悩ましい広告をはじめとするアプローチがあります。
でも・・・
きちんと基本を整えるだけで、お金をかけなくても必要最低限の集客は可能です。
爆発的な集客はできないけど、安定した集客ができるようになるための3つの基本のお話です。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
先日は、宿の平日集客について一刀両断のコメントをしました。
土曜すら埋まってない宿が、平日に予約が入るわけがない。
はい。物事には最初に押さえておくべき基本的な考え方があります。
やらないといけないことが多すぎる!?
広告効果のない時代。自らが発信しないといけないことは事実です。
でも、それ以前としてお客様が注文できる状態を作っておかなければなりません。
「発信」については様々な考え方がありますので、ここでは省略します。自分の発信もそうですが、お客様に紹介して頂く発信こそが一番の宝になります。余裕があればその部分にまで考えを及ばせたいところですが、まずは、お客様が予約をしていただける環境を整えること。予約をしたい、と思ってもらえる必要最小限の外観を整えること。ここでいう外観とは、Web上でお客様が予約をするのに申し込みしやすくなっている、選びやすくなっているということです。
そんな中で私の宿だけでなく、色々なお宿さんと接していて、Web集客だけで言えば、必要最小限これだけやっておくと良い、というのが3つに絞られるということに気づきました。
決してやらなければならないことが多すぎるというわけではありません。
宿のWeb集客の基本は「写真・プラン・在庫」の3つ
その3つとは「写真・プラン・在庫」です。
「写真」にお金をかけるはマスト
今の時代、どんなにこったホームページを作ってもなかなか見てもらえません。検討する際にサッと目を通す程度です。しかも文字を読まない。スマートフォンで見る機会の方が増えているからです。であれば、とにかく「写真」には手を抜かないこと。
「写真なんかで紹介できる設備はない」と言われる施設さんもあるかもしれません。
周辺の自慢の景色でもかまいません。スタッフの笑顔でもかまいません。お料理自慢ならば最高です。お部屋やお風呂が豪華だったりきれいでなくても、自分の宿をイメージできる写真はあるはず。それを見つけてもらい、上手に表現するにはプロカメラマンに撮影してもらうのが一番です。
例えば、ご飯の写真。
ご飯ってシンプルです。白米は勿論のこと、炊き込みご飯でも卵かけご飯でも。
これを自分がスマホで撮ったら。
まあ、こんな感じですよね。
悪い訳ではない。「何」なのかは認識できます。
でも、これをプロに撮ってもらうと・・・
スマートフォンのスクロールを止めてもらえるような写真でないといけません。
お金をかけるところが1か所しかない、という場合は「写真」です。例えば、自社サイトや楽天トラベルはカスタマイズしてWebサイト(ホームページ)を作ることができます。逆を言えば、そこに労力やお金がかかる。
でも、るるぶトラベルやじゃらんnetならば、写真とキャプション、簡単な紹介だけ。パッと見ならば大手も中小も同じ土台で比較検討してもらえるフォーマット型なのです。
楽天トラベルに関していえば、カスタマイズページを作らなくてもフォトギャラリーが無料で使えます。海外OTAですとアゴダなどがフォトギャラリーへのアップロードをとても重視しています。(何メガの写真でもOK、とにかくキレイな写真を!と言われます)
でも・・・そんな中に素人がスマートフォンで撮影した安っぽい画像だと、そこで選ばれにくくなりますよね。
厳密にいえば写真につけるキャッチコピーも大切ですが、最初に目をひかせるための写真はとにかく重要です。
設備や施設の写真でかなわなくても、美味しいお料理、特に素材重視のお料理はむしろ小さな宿の方がウリにしやすいです。
自社のウリの部分の写真が良くなければ、選ばれる可能性は低くなります。
プランは選びやすく整理されているか? 選んでもらえるための魅力的なプランがあるか?
今はプランが一つだけ、という宿は選ばれにくいですよね。せめて3つぐらいあってその中から選んでもらえる状態がベスト。でも、実際に様々な宿のプラン一覧を見てみると、3つのプランの違いが分かりにくかったり、どれを選べばよいかがわからないケースが多いです。
どんな人に人気があってたくさん来ている宿なのか。プランで表現することも可能です。
三世代のお客様に人気があると
プランタイトルからイメージできる
先ほど、プロ写真がマストと言いました。文字はもう読まれない、と。唯一お客様が文章としてしっかり読まれるのがプランタイトルとプラン内容です。なぜならば、ここをしっかり読まないと、申し込みができないからです。
このプランを選べばどんな人にとってどんないいことがあるのか。いくつかあるプランの中でその違いが一目でわかるか。
この2点を整理するだけで予約の反応が大きく変わってきます。
私も旅行する際は宿選びをします。
この宿に泊まりたいけど、どのプランを選んでよいのかわからない。結局別の宿にした、というケースはあります。タイトルが内容の説明になっていない、タイトルから内容がイメージしづらいお宿さん、実は多いです。
在庫登録
最後にWeb予約の場合は在庫出しがされているということ。
しかも、6か月以上。
店頭に並んでないものは買えません。
宿の場合、空室情報、今ならば即時予約ができる空き室管理ができているかどうかで予約状況は大きく異なります。
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部屋提供は当たり前だろ!
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と言われるかもしれません。
が、家族経営の中小零細宿泊施設さんの場合、
「直近しか宿がWeb上で販売されていない」
ということはよくあります。
SNSで頑張って発信している。広告も出している。
でも、部屋出しが1,2か月しかされていない。
これだと閑散期、繁忙期関係なくお客様はなかなか入ってきません。
目の前の仕事、直近の集客に目を奪われて先々の部屋登録がされていない、ということありませんか。
これ、一番もったいないです。先が埋まっているから直近も埋まる。この感覚をしっかりと持っておきましょう。
サイトコントローラーのお話はここ数日、
何度かさせて頂いています。
以上、押さえるべき基本3つ。当たり前の様であって、たくさんのお宿さんのWebサイトを見ているとどれかが欠けている、ということはよくあります。最低限の3つとしてチェックしてみて下さい。
この3つを整えるだけで予約の数は間違いなく上がります。
コムサポートオフィス代表
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