報告が遅れてしまいました。
今年も10月11日に恒例の赤羽博之先生の文章講座を開催しました。
赤羽先生は伝わる文章を書くポイントを7つに絞って解説をされるのですが、私たちコムサポートオフィスではその実践編、ワークショップを毎年年に1回開催しています。
はい。7つのポイントを使って書くのは当たり前。その上でどれだけ”伝わる”文章が書けるか上級者編の講座です。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
今回は受講者のレベルが高かった!!精鋭7名。赤羽先生の講座はライブ講座です。事前に課題を提出し、その採点結果をもとに午前中は解説をされます。午後からはライブ講座。文字数を減らして書き直した文章をリアルタイムで他のメンバーの前で添削してもらいます。
そのため、自分の添削だけでなく、他者の添削もむちゃくちゃ勉強になります!!
これまでは15名ほど募集をかけて150文字の課題文だったのを、今回は400文字にして8名募集。ドタキャンもあって7名になってしまいましたが、文字数が多かったこともあり、濃密な添削指導をしていただくことができました。
今回のお題は400文字でマイブームを書いて来ること。
今回のお題はマイブーム。しかも400文字ですので結構な分量です。これまでの150文字の倍以上です。
普段2千文字前後のブログ記事を書いていますので、400文字自体を多いとは感じません。また、毎年赤羽文章講座を受講していますので、多めの文章(今回は600文字程度)を書いて、そこから400文字に削る、という感じで課題文を制作しました。
結果、できた作品と講評が以下の通り。
ブログを書いている時が一番楽しい。自分の身の回りに起こったことから得た気づきを、独自の視点で文章にしてみる。これがカチッとハマった時の快感がたまらない。
先日も地元のスーパーやホームセンターに行った時、ほとんどのお店が入り口に「店内撮影禁止」のシールが貼ってあるのに気づいた。都会ではむしろインスタ映えやSNSでの拡散を狙って面白ディスプレイを撮影可にしているお店が増えている。田舎が時代の流れに乗り遅れている瞬間を見た思いがした。
ブログは自分が見て気づいたことを自分の責任において自由に発信できる場。楽しいことでも問題定義でも良い。これまではテレビや新聞しかできなかったことを個人ができるようになった。
私のような田舎の民宿のおじさんでも、好きなことを書き、多くの人に読んでもらえる機会が与えられた。今の時代だからこそ実現できたことだ。すごい時代になったと思う。だから私はブログを書いている時が一番楽しい。
えっと・・・
段落改行していなかったのを指摘されましたので、こちらでのアップはしっかり改行致しますf^^;
上記に対する講評です。
「問題定義」って思いっきり誤字・・・f^^;
はい。私のブログ、誤字脱字多いです。申し訳ありません。
総じて褒めていただけたことは嬉しいです。PREPに関しては、スピーチトレーニングでやっているのをそのままブログでも構成する習慣が普段からできてきているからだと思います。
さて、問題はこれを150文字、80文字へと削っていくワークです。
文字を削ることで本当に言いたいことが見えてくる
赤羽先生曰く、400文字でも150文字でも、大目に書いてから削った文章と、書き終えた際に文字が足りなくて足した文章は読めばすぐにわかる、とのことでした。
文章は、氷細工のイメージで書く。
プロは多めに書いて削っていく。 #文章講座 #コムサポ— ガク@民宿かどや (@kasumi_kadoya) 2017年10月11日
プロの文章と素人の文章はそこでも差を見てとることができるんですね。
多めに書いて削る。このトレーニングをしている人の文章は読みやすいです。私の読みづらかった文章がここ数年で読める文章になってきたのはまさにこの「削る」意識を持ったからに他なりません。
私が200文字にした文章は以下の通り。
自分の身の回りに起こったことからの気づきを、独自の視点で文章にする。ブログを書いている時が一番楽しい。先日も地元のスーパーやホームセンターに行った時、入口で「店内撮影禁止」のシールを見かけた。都会ではむしろSNSでの拡散を期待して面白ディスプレイを中心に撮影可にしているお店が増えている。田舎は時代の流れに乗り遅れていると感じた。そんな日常の気づきをブログに書くのが最近のマイブームになっている。
そして更に80文字。
身の回りに起こったことからの気づきを独自の視点で文章にする。自由に好きなことを書き、多くの人に読んでもらえる場でもある。そんなブログを書いている時が一番楽しい。
そして、講評の後、最終的に完成したのが以下の通り。
身の回りで起きたことを文章にする。独自の視点で得た気づきを書き、多くの人に読んでもらえる場でもある。そんなブログを書いている時が一番楽しい。
いかがでしょう。削ることで文章がわかりやすく、伝わりやすくなっているのがお分かりいただけるでしょうか。何よりも、自分が一番言いたいことが何なのかがハッキリと浮き上がってきます。
どの文章を削ってどの文章を残すか。話がつながらなくなったら新しい文章を加えてもOK。
400文字を150文字にまとめる、150文字を80文字にまとめる、という発想ではダメ。思い切ってバサッと削ってしまう事。
特に80文字の場合、残したいところが2か所あると危険。どちらも入れようとするとどちらも伝わらない文章になるのです。
本当に自分が言いたいこと以外は捨てる勇気が必要なのです。
このトレーニングをやると文章にキレが出てきます。ピンポイントで言いたいことを伝えられるようになります。文章講座を受けて、学んだだけではダメ。実際に脳みそに汗かいて手を動かしてやってみないとできるようになりません。
少人数のワークショップでしていただく価値はまさにそこにあります。特に今回は募集人員を一けた8名にして400文字にしたのがまさに英断!!
自分たちがやりたいワークをするためにその為の先生をコムサポお呼びしているという・・・f^^;
贅沢かつ濃密な1日となりました。いやぁ~毎年開催しているので「文章を削って研ぎ澄ます」感覚がわかってきたように思います。
ただ・・・
私にとっての課題も一つ見えてきました。
それはロジカルな文章しか書けないということ。
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ロジカルじゃない文章ってどんなの??
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自分に突き付けられた課題。この続きは明日。
コムサポートオフィス代表
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