世の中に”普通”とされるものであっても、”普通”と”普通”を組み合わせると他にはない独自性が生まれます。この組み合わせのことを「編集」といいます。
私は更にこれを「足し算の編集」と言いたい。
というのも、編集には「引き算の編集」もあるからです。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
独自性を生みだす編集は足し算。
言葉を伝わりやすく、わかりやすくする編集は引き算です。
文章を書くということ
といっても今はPCでタイピングですけどね
引き算の編集って何?
今日お話ししたい「引き算の編集」とは私が勝手に名付けた言葉です。
「編集」という言葉の持つ特性において、この2つを知っておく、できるようになれば、ものすごい武器になるんじゃないかなぁ~と思いました。
ズバリ、「引き算の編集」とは言葉を削ることによって伝わりやすくすることです。
ブログ自体は10年以上書いている私ですが、「視点が面白い」ということで多数のアクセスをいただくこともありましたが、「表現が回りくどい」「言葉が堅苦しい」「読みづらい」との指摘を受けることも多々ありました。
「視点が面白い」というのは「足し算の編集」を評価頂いたということ。
「読みづらい」というのは「引き算の編集」ができていないということ。
誰でも練習すれば文章力は上がる
読みやすい文章、伝わりやすい文章を書くにはどうすればよいか。私はこれ、練習すれば誰でもうまくなると思っています。私自身、文章を書くのが好き、長文を書くのが苦になりませんが、だからと言って読みやすい文章、伝わりやすい文章が書けているとは限りません。
むしろ、伝わる文章を書くのは苦手な方でした。
伝わる良い文章を書くにはどうすればよいか。3つあります。一つはたくさん書くこと。毎日ブログを書くこと。最初のハードルは文章を書くことに対するハードルを持たないことです。
2つ目は良質の文章に触れること。私の場合、3年間の天声人語書き写しを行いました。
書き写すことで良質の文章に触れることができます。音読した時に言葉に詰まらない文章が書けるようになる。伝わりやすい文章校正を身につけることができます。
天声人語に限らず、新聞コラムを読む際、内容にどうしても目が行きがちです。もちろん、その内容がどう書かれているから伝わりやすいのかを見る側面もありますが、1文1文が正しい文章で書かれているところに注目すべきです。この手のコラムは実際よりも多めの文章を書き、そこから推敲を重ねて余計な文字を削っていっていると思われます。なので、回りくどかったり、不必要な文言がありません。
「書き写す」という行為はなかなか手間なので誰もやりたがらない。でも、やったら短期間で文章力は確実にあがります。理想は2年。1年でもいい。3ヶ月毎日続ければ明らかに自分で書く文章が変わってくると思うんですね。
最後3つめはプロのライターにライティングを習うこと。
私の場合、赤羽博之先生に学び、不要な文章を削ぎ落す技術を学びました。
自分の書いた文章の「くせ」に気づかせてくれる講座です。伝わらない文章って基本的な問題があります。似た意味の言葉を重複して使っていたり、1文がやたらと長すぎたり。そんな国語的な問題から、その人自身が持っている文章の欠点。例えば、無意識のうちに専門用語を使っている、数字ではなくあいまいな形容詞が多い、ポイントが絞れていないなど・・・
個別にチェックしてもらうのが一番手っ取り早いです(笑)。
ちなみに今年も10月11日に開催します。
【残席1】プロ編集者から学ぶ!
一生使えるシンプルな法則を1日でマスター! 『伝わる文章を書く7つのポイント』
個別チェックなので10人前後しか受講できず、人気講座ですので、今年もオープンに募集せずに残席があと一人か二人になってしまいました。(開催日は10月11日ですが、締め切りは宿題の提出があるため9月21日です)
この日は私もみっちりと脳に汗をかく予定です。
自分の書いた文章を推敲してみる。その際、余分な文言、なくても伝わる文言は削り落とす。この削り落とす作業をすると文章はみるみる伝わりやすいものになります。
ブログを書くことが好き、というだけで終わらない。文章を書きまくるだけで終わるのではなく、より伝わる文章になるために「練習」すること。
足し算の「編集」は着想力、センス、経験が必要かもしれません。
でも、引き算の「編集」は「練習」すれば誰だって上達します。
よりわかりやすく伝えるために練習する。引き算の「編集」もぜひ意識していただきたいです。
コムサポートオフィス代表
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