一昨日、夜のTwitter講座の前に、但馬技術大学校の生徒たちに観光概論の「民宿」のお話を90分×2コマ、講義させて頂きました。
「民宿」についてお話をするということなのですが、何を話せばよいだろう・・・聴講するのは今年高校を卒業した10代後半の子たち。そもそも、「民宿」って知っているのか?
どの程度の認識か逆に聞いてみよう。
そんな思いを持って登壇させて頂きました。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
ホテル、旅館、民宿、ゲストハウス??
まず、生徒たちに
「ホテル」と聞いて何を思い浮かべる?
と聞いてみました。
ビジネスホテル、カプセルホテル・・・
あれ?それ以外にもうない??
リゾートホテル、高級ホテル、シティホテル。
そうか!自分が経験した、宿泊したことのあるホテルの業態しか思い浮かばないんだ!
じゃあ、ホテルと旅館の違いは?
ホテルにはレストランがあります!!
これは良い回答。
「泊食分離」という言葉について解説させて頂きました。
旅館と民宿の違いは?
その家の人と一緒に泊まるのが民宿でお客さんと従業員が別々になっているのが旅館。
うむ。まあ、そんな感じでとりあえずはいいか。
じゃあ、私がやっている民宿ってどんな仕事?
皆さんが就職して働くとなった場合にどう違う?
以下のスライドを用意していました。
旅館ならば、調理人、客室係、フロント、清掃員、営業担当等色々分かれています。でも、民宿の場合は家族で複数のポジションを手分けしてやるイメージ。場合によっては全部を自分でやらないといけない場合も。
もちろん、規模にもよりますし、小規模旅館の場合は民宿と同じような業態のところもあるかもしれません。
あくまで大まかなカテゴリー毎のイメージということで。
でもって、自分の一番得意分野、「集客」のお話を中心にさせて頂きました。
私が「集客」についてお話ししたこと
集客について何をお話ししようか。もちろん、私が自分の宿で実践したことを中心にお話しさせて頂きました。ただ、せっかく若い子たちに聞いてもらうんだから、業界の常識とは全く違うアプローチをしてみようということで、思い切ったお話をしてみました。
はい。従来のやり方の説明、それでは集客ができなくなってきているという話。
広告では集客ができない。というのは、実は若い子だからこそ実感できるのではないかという仮説をもとにお話ししてみました。
そう、SNS消費のお話を入れてみました。
特にこの部分。
「SNSからの消費って確かにあるよね」
そう感じるだけではダメなんです。
私はこう解釈しています。
昔(我々)の時代・・・旅行に行ったら記念写真を撮る
今(若者)の時代・・・写真を撮るために旅行へ行く
目的が逆転しているんです。
この変化に気づくことが大切。
大切なことなのでもう一度言います。
旅行に行ったら写真を撮るではなくて、写真を撮るために旅行へ行く。
といっても、プロカメラマンのように美しい写真を撮るためではないのです。一番の目的はSNSでつながる仲間、お友達と楽しさを共有するために目的地へ行き、写真を撮り、SNSにUPするのです。
この思考、若い子たちの方が自然と理解できるんです。
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何言ってるの?普通のことでしょ
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私のこの話を皆、そんな顔で聞いていました。
ただ、それが商売に、観光にどんな関係があるのか。
自分の将来の就職にどう関係するのか。
あえて、今回の〆(最後)のスライドはこんな内容にしてみました。
皆さんには武器がある
生まれた時からネットがあった。
SNSがインフラとして存在している。今の経営者世代はSNSが苦手。SNSで関係性を築くことが売上に繋がることを理解できていない。
若い皆さんにこそ活躍できるチャンスがある!!
SNSでふと目にしたタイムラインから消費が生まれる時代。テレビよりもスマートフォンを眺めている時間の方が多いのですから、当たり前の話です。
このことを自覚しているか否かが、どこでどう価値を伝えれば良いかを考えることがお客様に対して大きな影響を与えます。
そんなことを知ってもらえたらなぁと思い、お話をさせて頂きました。
だって・・・
「民宿」というマンパワーも財力も小規模な事業者が、大きな事業者と対等かそれ以上に自分たちの存在を知ってもらえるチャンスに恵まれた、素晴らしい時代なのですから、今は。
かなり特徴的なお話をさせていただきました。
最後の部分は皆、真剣に聞いていてくれました。
伝わったかな?(^^)
コムサポートオフィス代表
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