先日、大阪地下鉄に乗りました。
中吊り広告、眺めていると面白いです。
そんな中、偶然並んでいた2つの広告に目が行きました。
大阪科学館と天王寺動物園のものです。
ふと感じたのです。
興味のある人”だけ”に呼びかけるポスターと興味のない人にも興味を持ってもらうためのポスター。
このポスターは誰に見てほしいのだろうか・・・。
商売をされる方の場合は、ポスターの部分を商品POPと置き換えて考えてみて下さいね。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
地下鉄の中での写メってご法度ですよね。
今回は谷町線東梅田駅に着いてほとんどの人が降りた瞬間にササッと写メしました。
公共の場では人のいない瞬間に写メするのが大切。
そんな頑張って写メした2枚の写真がこちらです。
まずは大阪市立科学館。
続いて天王寺動物園。
キャッチコピーのインパクト・・・。
天王寺動物園、ヤバいですね(笑)。
若干下ネタに走っていますが、インパクトあります。
それぞれのポスターに関して思うところ、お話ししますね。
大阪市立科学館のポスター
大阪市立のポスターは、この夏開催するプラネタリウムの開催案内です。
このキャッチコピーは誰に対して発信しているのでしょうか。
多分、「土星や木星を見たいと思っている人」ですね。
つまり、天文学の好きな人に対して呼びかけている。
好きな人はポスターに目をやるでしょうし、興味のない人はポスターが目に入らないでしょう。
本当に天文学に興味のある人に来てほしい。学術的な公的科学館ですので、このポスターはこれでOKだと思います。
しかし、もしもこれが民間で運営するプラネタリウムだったら・・・
販促のシナリオを考えたポスターにしなければなりません。
例えば、プラネタリウムに行きたい人、行けば喜ぶ人ってどんな人でしょうか。
夏休みの宿題を星観察にできる子どもたち
→親子で星観察の勉強、自由研究のネタ仕入れの場としての価値を考えてみる
暗闇の中、星空を眺める絶好のデートスポット
→カップルでのデート。ムード満点かつ美しい星空の価値を考えてみる
「美しい天の川を観に行こう!」
デートのシナリオができますよね
元々その専門分野(この場合は天文学)に興味のある人だけに呼びかけているのか。それ以外の人にも呼びかけるか否か。
民間で少しでも多く集客しなければならない場合は先述のようなシナリオを考えてみるのがおススメです。
天王寺動物園ナイトZOOのポスター
続いて天王寺動物園ナイトZOOのポスターについて。
このポスターの特徴は・・・
夏の夜は、動物たちもお盛んです。
このキャッチコピーですねf^^;
おそらく、動物園に興味のない人でも、思わずポスターに目が行くと思います。
たくさんの人に
ああ、天王寺動物園は今、夜間営業しているんだな
ということを告知できていると思います。
但し、このキャッチコピーで
じゃあ、動物園に行ってみよう!
となるかどうかは・・・
元々動物好き、動物園好きの人は「夜の様子も見てみたい!」というニーズはあると思います。でも、動物や動物園に興味のある人がこれで「よし!行ってみよう!」となるかどうかは私にはわかりません(笑)。
例えば、同じ大阪市内にあり、水族館である海遊館では、ナイトツアーやおとまりスクールというのがあります。
夜行性の生き物を観察する、ということでリンク先のようなおとまりスクールとして企画することもできますし、既に夜の海の生態系の面白さを理解しているダイバーを中心に呼びかけるなんてシナリオも思い浮かびます。
賛否するわけではなく、今回の天王寺動物園ナイトZOO。お客様が多かったかどうか。どんな客層の方が多かったか。結果が知りたいです(笑)。
あ、ちなみに動物園の生き物でも”夜行性”の動物は多いです。なので、夏でなくても夜にお盛ん(=活動的)な動物はきっと多いですし、意外な動物が夜は意外な行動をしている、なんていう面白さを見ることができるかもしれません。
”お盛ん”と聞いて、妄想したそこのあなた。
それを期待して行ったら大外れになりますのでご注意下さいね(笑)。
いずれにせよ、そんなちょっと下ネタなキャッチコピーで多くの人に夜間営業を知ってもらったことは大きいと思います。
夏、炎天下の中動物園に行きたくないですよね。夜の涼しい時間帯に見学に行けるだけでも動物好き、もしくはお子様連れの家族旅行には適していますよね。
以上、地下鉄の中吊りポスターを見てそんなことを考えていました。POPやチラシ作りのヒントになると思いませんか?
コムサポートオフィス代表
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