先日、地元香住観光協会の会報が届いていました。
その中にかにまつりの日程が。
紅ズワイガニが9月に解禁。そのお祭りが9月16日。
もう、来月の話なんですね!!
当たり前の話ですが、一つ先、二つ先の季節のことも考えて準備しておくのが商売です。
でも今回、イベントの告知を見ていたらこれまでと違うところに気がついたんですね。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
無料配布がなくなった?
ふと、イベント内容を眺めていた時のことです。
内容:
・カニ汁1000杯格安販売
・漁師さんの超格安販売
ボイル(半身)、焼きガニ
・ちくわ巻き大会
・香住ガニ早食い大会
・赤イカ解体ショー
・海産物素人セリ市
・即売コーナーなど
ん??
「カニ汁1000杯格安販売」ですって!!
去年の香住ガニまつりのポスターをご確認下さい。
ボイル香住ガニ3000名無料サービス
焼きガニ・カニ汁1000名無料サービス
こう書かれていました。
実際、毎年この無料配布はされていたんですね。
そのため、毎年長蛇の列が出来ていました。
人出の演出に最も効果的な催し物でした。
「格安販売」と書かれているということは、今年から「無料配布」ではなく、「有料販売」になったということ。
これって何気に大きな変革だと思うんですね。
無料で何かを配ってイベント集客する時代じゃなくなった
無料配布にはメリットがあります。特に9月にあるかにまつり。ネームバリューも低かった。関西ではカニの解禁を11月と思っている人も多い。9月にも別の種類のカニが解禁になるんだよ、って広く告知したい。
そんな中で去年までの8年間。無料でカニを配り続け、たくさんの人が集まり、テレビや新聞でも取り上げてもらっていたのはとても効果があったと思います。
でも・・・
それを続けていいのだろうか。
一度カニの大好きな私の宿のお客様に言われたことがあります。
人ごみの中のイベントには行きたくない
と。
本当にカニの好きなお客様はそうなのかもしれないな、と思いました。
カニのイベントが3か月の間に3回もある!!
これはカニのまちならではの自慢ではありますが、反面地域の事業者にとってイベント疲れしてしまうリスクも負います。
繁忙日である日曜日に日役に出ないと行けなくなるのですから。
であれば、やはり効果のあるイベントを開催したい。
無料配布がなくなると入込数は減るかもしれません。でも、本当にその日に宿泊していた人だけが過度な人ごみになっていない地域イベントに参加し、本当にお金を出してカニの解禁を肌で感じる人たちが集まる場になった方が実質的な経済効果は高いと思います。
もう無料で配る時代は終わった。
個人的に期待したいのは
「入れ込み数は減ったけど、おみやげ物は例年よりも売れたよ」
となること。
「宿泊していたお客様がそのまま解禁祭ということでいらした方が多かったよ」
となること。
無料配布を止めてどんな変化が生じるか。
結果が楽しみです。
コムサポートオフィス代表
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