昨日のプランタイトルのお話し、いかがでしたか?
プランタイトルが今の宿泊予約に大きな影響を与えていることをご理解いただけたでしょうか。
プランタイトルの今流(エクスマ流)の考え方を理解できれば、値上げにも対応できる。
今日はそんなお話をしたいと思います。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
もう2ヶ月ぐらい前でしょうか。ショックな話が飛び込んできました。
来シーズンのカニの価格、3割ぐらい上がるよ。これ、確定。
マジっすか!!
2年前にも一気に高騰したのにまたですか!!
さて、皆さんならどうします?
って、もう安売りなんてできないし、値上げせずに我慢するなんてできないレベルなんです。
怖いのは高価格帯のプランです。
カニって安いものから高いと1ぱい2万円以上なんてものもあります。
3割アップで3千円のカニが4千円になるのはまだ良いですが、1万5千円のカニが2万円とか、2万円のカニが2万6千円とかなるともう、お一人様5千円以上値上げしてやっと原価の上げ幅を吸収できるってレベルなんです。
じゃあ、ギリギリの線で5千円値上げしよう。
でも、5千円だと原価分のみです。
でも、お客様から見たら「5千円も」です。
常連さんには説明するしかない
心苦しいのは常連さんに対してですよね。常連さんは「去年に比べて」があるわけです。価格の高騰をリアルに感じます。
私の場合、2か月前にニュースレターを送った際に、手書き文章で今回の金額アップのことをお伝えしました。
これは去年のやつ。この春も
同じように手書きでお手紙書きました。
秋にももう一度送らせてもらう予定です。
有難いことに2か月前のニュースレターのおかげで11~12月の週末はほぼ常連さんで満室になりました。
問題は新規のお客様です。新規のお客様に対してどうお伝えするか。ブログで釈明しても、読んでもらえるとは限りません。ホームページで・・・といってもそれも今の時代なかなか読まれませんよね。
プランタイトルと内容は読んでもらえる
お客様は文章を読まなくなった。写真ファーストと言われる時代にお客様が唯一読んで下さるところがあります。それがプランタイトルです。もっといえば、プランタイトルで興味をひけば、プラン内容も読んでもらえます。
プランタイトル50文字でその後のプラン内容千文字も読んでもらえるチャンスがあるのです。
とは言っても、お客様はプラン内容を3つも4つも読んだりはしません。
何軒か宿をピックアップして候補のプランをチョイスして・・・
となると、1つの宿で読んでもらえるプランは2,3つ、下手すると1プランだけかもしれません。
そうなると、プランタイトルだけで「読んでみよう」と思ってもらう、「このプラン、自分のためにあるんだ!」と自分事として捉えてもらう必要があるのです。
先にあげている写真のプランは以下のタイトル。
夏P☆「子供の海水浴デビューはキレイな佐津の海がいいな♪」
舟盛と香住ガニ付ファミリーごっつぉプラン
海水浴場を探しているお子様連れのご家族。しかもお子さんは今回海水浴デビュー。
というのがお分かりいただけると思います。
「海水浴ファミリープラン」とだけのプラン名より臨場感がありますよね。
冬の高価格帯プランはどう対応したか
本題に入ります。冬の高価格帯プランはどうしたか。まず、値上げはしました。かといって、値上げのことはプランタイトルや内容には書いていません。そんなネガティブなこと書いたとして、お客様は理解を示して頂いても、じゃあ、予約しようとはならないはずです。
先にも述べましたようにこちらを読む方は新規のお客様、去年との比較をされないお客様です。
きちんと誰にお越しいただきたいか、どんなハッピーのあるプランなのかというポジティブな内容をしっかり書いておこうと思ったのです。
そんなプランがこちら。
【冬P】定年後したかった贅沢!妻と温泉に入ってエエ蟹食べたい
☆夫婦水入らずの口福旅☆特選番ガニコース
いかがでしょう。
このプラン、以前はどんなプランタイトルだったか。
柴山・番ガニをお値打ちで!特選“番ガニコース”
ひどいね・・・
食材と価格訴求。昨日のブログで一番やっちゃダメっていってたことを2つともやっています(>_<)
文字数も22文字で50文字の半分も使っていない。あ、当時のじゃらんnetは25文字だったので、これが普通か。
料理押しのプランなのに、写真が部屋写真になっているのも痛々しい・・・
そうなんです。私もちょっと前まではこんな感じだったのです。
プランタイトルを変えただけで、プラン内容はそんなに変わっていません。(我ながらここはまだ改善の余地あり、ですね!)
それでも既に何件か予約をいただいています。元々最高値プランなのでたくさんの予約は入りません。値上げしていても、プランとしては現時点で例年並みの予約件数をいただいています。
仕入れが高くなったことを嘆いても仕方ありません。高くなったら高くなったなりにどんなお客様に食べてもらいたいか。自社のお客様の中でこのプランを喜んでいただけそうなお客様は誰かを考え、その方に向かってプランをイメージしていく。
「誰にとってどんなハッピーがあるのか」
をお伝えする基本に則して考えていくことです。
コムサポートオフィス代表
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