食材や設備に特化したプランではなく、お客様のハッピーにフォーカスしたプランタイトルを作ることが大切、というお話を先日していました。
詳しくはこちら
長かったプランタイトルをベースにしたお話し。
もう一つ、お話しし忘れたことがありました。
お客様が注目する呼びかけ。
ハッピーにフォーカスするというのではなく、
負の解消にフォーカスする
というやり方もあります。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
負の解消にフォーカス。
実はこのやり方、既に多くの宿泊施設で採用されていると思います。
これはテクニック的な話です。
言われてみればあのプランもそうだよね、となります。
それぞれの宿泊施設さんが対応可能か可能でないかという判断だけの話です。
考え方はこう。
例えば旅館や民宿ならば
日本旅館の常識を疑ってみる
というアプローチをしてみることです。3つほど例を挙げてみますね。
チェックイン時間の融通が利かない
チェックイン時間は午後3時。チェックアウト時間は午前10時です。
一般的にそうですよね。
ホテルなどではアーリーチェックイン、午後1時、2時からのチェックインOK。
レイトチェックアウト、午前11時、午後12時のチェックアウトOK。
なんていうのはよく見かけると思います。
時間をずらすことによってゆっくりして頂ける要望はないか。もちろん、長くお部屋を使っていただくことでどんなハッピーがあるか、負の解消があるかを説明できなければなりません。
例えば、金曜日に
仕事終わりに海へGO!チェックイン午後8時~9時から夕食、翌朝の朝食も遅めプラン
といった仕事終わりで遊びに行かれる若い方を対象にしたプランはできないか。
と、金曜日限定で考えてみる。
夕食、朝食の時間は決めないといけない
ビッフェ形式の朝食が増えた原因の一つかもしれません。朝食は〇時から〇時の間、いつ来ていただいてもOK、といったスタート時間を決めさせない対応。
夕食は午後6時から、とチェックインの段階で。朝食は午前8時から、と前日の段階で決めないといけない。
これ、日本旅館では常識ですが、海外のお客様からは評判悪いです。
もちろん、時間を決めることで一番美味しいタイミングでお料理を用意させて頂ける、というのが日本料理の特徴でもあります。無理に時間対応する必要はないかもしれません。でも、あえて常識を疑い、可能ならば食事のスタート時間をフレキシブルに対応してみる。
それができれば強みになります。
お子様の料理は大人よりも品数が減る
お子様の料理って常識的なお子様ランチだったり、単に大人の料理の品数を減らしただけ、としていませんか?
いや、うちの宿はそうなんですけどね(汗)
最近では、お子様ランチに特に力を入れている、お子様の料理もお子様が喜ぶ食材を、としている宿も出てきているようです。
お子様ランチ、お子様料理で宿のとんがりを出す。主役をお子さんにする、というのも今までにない発想です。
以上、日本旅館の常識を少しずらしてみる。それだけでお客様の負の解消となったりするものです。
これはテクニック的なやり方です。ただ、決めたことをやるかやらないか。どう広めるかだけです。
お客様の「こうだったらいいな」、自分が旅行した時に「これが嫌だったな」と思うことを解消する方法はないかを考えてみることです。