去年の春頃だったでしょうか。竹野のお宿海の音の宮崎夫妻から楽天トラベルサイトの制作依頼のオファーをコムサポートオフィスで受けたのは。
目標は冬のカニシーズンに間に合わせること。実際は完全に完成したのは今年の春になってからでした。
でもね。サイト自体は去年から稼働させていたのです。
ん?!どういうこと??
振り返るとこのスピード感が今回海の音さんが楽天トラベルマイスター賞の最高峰トップマイスター賞を受賞した要因だったかもしれない。
そんなふうに思っています。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
楽天トラベルトップマイスター賞を受賞するということ
まず、これって快挙です。楽天トラベルに登録されている宿泊施設は現在29937軒。この中からトップマイスター賞を受賞できるのは毎年5施設ほどです。(今回の西日本開催で2軒でした)
その中に選ばれることがすごいこと。しかも、営業をはじめて1年あまりの宿がとれたのは信じられないぐらいすごいことなのです。
WEBサイトの完成度からマイスター賞の手ごたえはありましたが、さすがに全ての部門を総合的に評価してもらえるトップマイスター受賞はまだ無理、と思っていたのです。
トップマイスター賞は全国規模での評価
のため、簡単に受賞はできない
サイトは個性を表現する場
これまでのWEBサイトは宿やお店の紹介、パンフレット的なものが主流でした。残念ながら、今の時代それだけではお客様に選ばれません。
既に宿泊を決めている方が、パンフレット代わりの確認としてみるものであって、宿泊先を検討するための資料としてWEBサイトを確認する、という考え方は持たない方が良いです。
どんな人がどんな人を対象に、どんな思いをこめて宿をやっているか
を表現して初めて、宿泊先を検討するためのサイトになることができます。
誰が、誰に対して、どんなハッピーを
提供しているかを一瞬で表現すること
※「海の音」楽天トラベルサイトより
その上で、まず個性的なサイトを作るには、宿自体、あるいは宿主自体に個性がなければなりません。
幸い海の音さんは個性的なご夫婦が運営されている宿だったので(笑)、この点は心配ありませんでした。
ただ、サイトのクオリティではなく、受賞を目指すに当たって大きなネックがありました。
実績が間に合わない?!
どんなに素晴らしいサイトでも、受賞するとなると実績が必要です。今回のマイスター賞選考は5月頃。この春にサイトが完成していては、実績が間に合わないのです。
私が、受賞を目指すに当たって唯一心配していたのはこの実績の部分。
厳しいと思いながらも一つの策を練っていました。
それは去年の時点で、取り急ぎトップページと冬のカニ料理のページだけは公開してしまおう、と決めたのです。
できたページから随時アップしていく。
更には、完成度に納得がいかなくてもまずはアップしておくこと。
だって、、、、
公開してからも、その新しいページにアクセスを集める努力が必要です。そのためには時間(期間)が必要。
せっかく作ったサイトも、公開しないことには売上は上がらないのですから。
完璧を求めると先に進まない
せっかくお金をかけて新しいサイトを作るなら、完璧なものを作らなくちゃ・・・
誰しもそう思うものです。
でも、完璧かどうかは公開してみないとわかりません。自分たちが完璧と思うものがお客様にとって最適とは限らないのです。
ましてや、宿側が「こう表現したい」と思っていることがお客様にとってどうでも良いことだったり、宿側が当たり前すぎて記載する必要がないと思っていたことがお客様にとって大切な予約の決め手になっていることはよくあることなのです。
更に言えば、本当にそれで正しかったのかどうかは、3ヶ月、半年と公開し続けてみないと本当の効果はわかりません。
1週間や2週間、1ヶ月で反応の良い悪いを決められるものでもないのです。
今回は4コマ漫画ドンピシャのお客様から
の予約が入ったりしてきて早い段階で
手応えをつかむことができました
とにかくやってみてダメだったら変えれば良いのです。
もちろん、お客様のクチコミを参考に最初の構成を考えましたので、全く的外れな構成にはなっていなかったんですけどね。
完璧なものを作るまで公開しない、としていては今回の受賞に対する最低基準の実績にも満たなかったかもしれません。
先日紹介した以下の本。
こちらにも以下のように書かれていました。
「準備が整ったら始めましょう」を会議で言うのは禁止しよう。その代わり「とりあえず始めてみてあとから修正していきましょう」を口癖にしよう。
この感覚を持っている人が早く結果を出します。
とにかくすぐに行動しましょう。今回の受賞は、行動力があればオープン1年の宿でも最高峰の賞を受賞することができることを証明してくれました。
コムサポートオフィス代表
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