昨日は山陰海岸ジオパークのガイド養成講座に出席。
今回はインタープリテーションを学ぶ講座でした。
本多先生からスクールインタープリター(学校向け環境教育指導者養成講座)を最初に学んだのは2011年6月。2度目は2013年10月。今回は3年以上ぶり、久しぶりの再履修となりました。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
さて、2013年と比べて今の私が変わった部分。
劇的な変化と言えるのはマーケティングを深く学んでいるか否か。
インタープリテーションの考え方とマーケティングで学んだ考え方が私の中でものすごーくリンクしているのです。
インタープリテーションとは?
まず、インタープリテーションとは?
環境学習の場において使われる言葉で、「自然の通訳者・翻訳者」とも言われます。自然についての知識だけを解説するのではなく、その裏側にある「自然が発しているメッセージ」を伝える行為のこと。インタープリテーションを実践する人のことをインタープリターと呼びます。
私の場合、ダイビング屋さんをやっていて、水中ガイドを商売としていたのがインタープリテーションとの出会いです。
言葉自体を知ったのは2004年。NPO日本安全潜水教育協会(JCUE)における指導者養成講座を香住で開催、その際講師でお越しいただいた古瀬浩史先生に教えて頂いたのが最初です。
その後、本多先生のスクールインタープリターを定期的に受講することでインタープリテーションの技法を都度思い返しています。
人は教えたがり、説明したがり。ビジネスにも言えること
ダイビングに限らず、陸ガイドの世界でも悪い見本となるのが”ガイド様”と呼ばれるケース。
自分の知っている知識、情報をひけらかす、というと言葉が悪いのですが、自分のしゃべりたいことをしゃべるのに夢中になってしまう、「俺の話を聞け―――」というガイド様タイプ。私もそうでしたが、初心者の頃、若い頃ほどありがちなケースです。
あれ?でもこれってビジネスでも言えますよね?
お客様が知りたい情報ではなく、自社の商品・サービスPRばかりしてしまう。
商品の良さはよくわかりました。
でもそれ、私は欲しくもないし、必要じゃないんだよ・・・。
学ぶこと、知識を蓄えることは大切です。でも、それを適材適所で使えればよいのですが、スペックの羅列のごとくPRしてしまい、聞き手がその情報を求めているか否かを全く考えていない。
ビジネスの世界でもあるあるですよね。
インタープリテーションで学べたこと
久しぶりに受講したインタープリテーション講座。忘れていたことが多々でした。
ひと言でいうならば、自分ばかりが話すのではなく、参加者の声を引き出す極意です。
大切なのは参加者の興味をひきだすこと。
例えば、自然系のガイドならば、参加者は自然の何に興味を持って自分の主宰するガイドコースに参加してくれたのでしょうか。
更に、美しい自然を見て「きれいだった」だけではなく、美しい自然を通してどんな「メッセージ」を伝えられるか。
ビジネスもそうですよね。商品が欲しい、そのサービスが必要だ。そんな物質的ニーズだけでの売買ならば、どこで買ってもいいし、Amazonで購入したって良い。
私からこの商品・サービスを購入するとこんな幸せを体験できる、という提示ができ、それを実感してもらえる状況を作り出すことが必要です。
置き換えることで気づけること。
スクールインタープリター講座を過去2回受講した時と現在で、私のマーケティングに関するスキルが大幅に変わっていることからの気づきです。
自分の知識を伝えるよりも、相手の興味をひきだすこと。
このスタンス。環境教育の世界だけでなくビジネスにおいても、とても大切だということを再認識できました。
追伸。昨日のスクールインタープリターの様子はツイッターにて随時実況ツイートしました。詳しくはツイッター内 #スクールインタープリター にてご確認下さい。
コムサポートオフィス代表
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