先日、コムサポの少人数ワークショップ付セミナーということで、宿泊プランタイトルの書き方セミナーを開催しました!
このセミナーで私が一番お伝えしたかったことを今日はお話ししたいと思います。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
このワークショップは宿泊施設の方限定、宿のプランタイトルを考えるセミナーです。
なぜ、プランタイトルを作るだけのセミナーが必要なのか?
まず、なぜこのセミナーを開催しているのか。
コムサポートオフィスのメソッドなのですが、予約サイトでも自社の公式サイトでもスマートフォンでの集客中心の今の時代、大切なことが絞られてきているからです。
ずばり、写真、クチコミ、価格、プランタイトルです。
この4つがお客様が予約を決定するか否かの大きな要因になっているのです。
「価格」というと、安ければ安いほどお客様は喜んで下さる、というものではありません。いくら安くても、価値が伝わっていなければお客様は予約されません。「価値」というのは色々ありますが、それをお客様に伝えるのがビジュアル=写真、言葉=クチコミ、プランタイトルです。
クチコミは宿泊されたお客様が書かれることなので、事業者側から簡単にコントロールはできません。
でも、「ビジュアル=写真」と「言葉=プランタイトル」は事業者側から伝え方を最大化できます。写真はプロのカメラマンにお願いしたりするとお金がかかりますが、言葉を工夫すれば良いだけのプランタイトルはコストゼロでできます。
なのに、ここの重要性に気づいていない宿泊施設さんがあまりにも多いのです。
お客様の気をひくプランタイトルにはある一定の法則、考え方があります。それを実際に自社のプランで一つ作ってみて作り方の”コツ”を理解するのがこのワークショップの目的です。
作り方のコツをつかめば、後は自分のアイデア次第で魅力あるプランを多数展開できるわけです。
予約の入りやすい魅力ある宿泊プランとは?
では、予約の入りやすい魅力のある宿泊プランというのはどんなものでしょうか?
これ、実は楽天トラベルマイスターのキャッチコピー部門の受賞作品を見てみるとわかります。
いかがですか?
これらを見て、何か気づいた点はありますか?
当たり前の話ですが、受賞作品は「予約がたくさん入る魅力あるプラン名」ということで受賞されています。面白いキャッチコピーだから選ばれた、というわけではありません。
受賞作品を見て、よーく考えてみて下さいね。
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そうなんです。景観や食材、設備施設等をPRしているタイトルではないのです。
では、受賞作品に共通していることは何でしょうか。
〇〇さんが□□を体験してこんな楽しい思いをした
といったより具体的なイメージの浮かぶタイトルになっています。
この考え方、何かと共通していませんか?
プランタイトルもPOPもチラシも響く言葉は同じ考え方
先日のすぎちゃんのPOPを思い出してみて下さい。
旦那さんが奥さんの作ったお漬物の美味しさにびっくりした。
ご夫婦の食卓におけるハッピー体験、という具体的なイメージが浮かぶのです。
実はこのキャッチコピー賞。私も2013年、2014年に受賞しています。
その時の受賞プランが以下の通り。
2013年度
「おじいちゃん、イカが動いてるよ!」ピチピチ活イカに感動と興奮の孫旅☆フォトブック付で夏の思い出作り
2014年度
「お父さん、海の中ってすごい!」忘れられない親子の思い出づくり☆ドキドキ体験ダイビングプラン
いかがでしょう。例えば、2013年度活イカのプランは一見活イカという食材にフォーカスしているプラン名のように感じますが、実は、活イカを通しておじいちゃんとお孫さんが興奮している夕食をイメージしています。
お客様がプランを読んだ瞬間
これ、自分がしたかったことだ!!
と、自分事に感じられるプラン名であるということです。
どのお宿さんにも必ずオンリーワンの個性はある
今回も3社のお宿さんがそれぞれ上記の手法でプランを作りました。
この際、他のお宿さん。例えば自社の近隣のお宿さんにそのままプランタイトルをパクられるのであれば、それはオリジナリティとは言えません。
そこに自社、あるいはオーナーのオリジナリティが入っているとなお良し。
具体的なプランタイトルはこちらで紹介できませんが、今回のワークショップで出来上がったプランタイトルは3社様ともそのお宿さんごとの独自の価値を感じさせるものになっていたと思います。
ワークショップなので、他人のタイトルも
一緒に考えます。その時、自分では思いも浮かばない
フレーズを見つけてもらえたりします♪
こうやって繰り返しプランを作っていけば、観光地によくありがちな景観や食材に頼ったプランタイトルの付け方がいかにお客様の心に響かないかが自然とわかってきます。
もちろん、景観や食材PRは大切です。でも、それはやって当たり前、誰もやっているし、その地域ならば全員の共通事項なので自社を選んでもらえる理由にならないのです。
自分の宿はどんな人をハッピーにできるのかを明確に伝えられるようになる必要があります。
このワークショップ、手前みそながらものすごい気づきと実践力の高い講座だなぁ~と自画自賛で実感しました(笑)。
たくさんの方に受けてもらいたいですが、ワークショップなので少人数でしか開催できない・・・
ハングアウトやスカイプを使ってネット中継で開催できないかなぁなんて思ったりもして・・・
ちなみに次回の開催は以下の通りです。
詳細は以下をご覧くださいね。
コムサポートオフィス代表
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