20年前、サラリーマンを辞めて田舎の民宿に帰ってきた時、毎日の仕事は部屋の布団敷きと布団上げ、お掃除や皿洗い、冬になってカニ切りでした。それ以外の仕事は何も言われなかったし、自分で考えるしかありませんでした。
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
私も20年前Uターンしてきたクチです。Uターン者がUターンの良さを発信していかなければなりません。今日はそんなお話しです。
これからの時代、肩書きは2つ以上持とう
エクスマ藤村正宏先生が最近セミナーでよく言われることがあります。職業を聞かれた時、一つの職業に縛られない時代がやってくる、と。この話は都会、田舎関係ありません。
例えば北野武。コメディアン?映画監督?テレビ司会者?
肩書きがいくつもあります。しいて言えば職業「北野武」。
一つの職業で肩書きをくくることはできない。
振り返ってみると、私自身もそうです。
最初、30歳で戻ってきた時は民宿の手伝いしかしていなかったのです。
それが2年後にはダイビングショップをオープン。
ダイビングから環境教育に興味を持ち、NPOを設立。その縁でジオパークにも関わるようになった。
ジオパークを絡めた地域づくりに参画していくと、地域で頑張っている人たち個々の事業力を上げていく必要に気づき、奥さんがコンサルタント会社を設立。そちらのお手伝いをしている。
ある人から見れば民宿の親父。あるいはダイビングショップのオーナー。更にはコンサルタント会社の社員?!
複数の肩書きを当たり前のように使っています。
実家の家業を継ぐ、というのはやらなければならないこと。
ダイビングショップは当時やりたかったこと。
NPOやコンサルタントは自分のビジネスを進めていく上で楽しいと感じ、やり始めたこと。
必然、偶然色々ありますが、年をとるにつれて自分のやりたいこと、好きなことをやっている実感があります。
人生の100%を好きなことばかりやっているわけではありませんが、仕事に好きなことを取り入れることで、楽しく仕事をできる時間帯が増えたように思います。
この考え方はエクスマを学んだおかげで深く理解、実行できるようになりました。
田舎では複数の職業を持った方がいい
同じ行動になるのですが、考え方の異なるのが、劇作家&豊岡市参与平田オリザさんが講演中に言われていたこと。
地方は自分に合った仕事がないのではなく、自分に合った仕事だけでは食べていけないということ。人口が少ないから。
例えば、Webデザインの仕事だけでは月収7-8万円で食べていけないが、他に介護の資格を取って介護で7万とか、或いは農作業の手伝いで3万円とか現物をもらうとか、そういう複数の仕事を受け持つNPOを作ると、ちゃんとIターンの人でも食べていける。
自分に合った仕事だけでは食べていけないけど、でも複数掛け持ちすれば食べていける。地方は待機児童問題も無いし、家賃は安い。
抜粋は以下より。
好きなことをして食べていくって簡単ではない。特に田舎では。
職業を選べるほど人口がいないからです。
でも、好きなことってその人の才能なんですよね。だって、どんなに大変でも好きなことならば一生懸命時間を忘れてできるから。ならば、その人の才能を潰してしまうのはもったいない。
必要に駆られて行うビジネスと好きでやるビジネス、どちらかを選択するのではなく、どちらもやってしまえばいい。
好きなことを仕事に、好きなことだけを仕事に、というのを受け入れがたい人でも、こちらの考え方ならば理解できるのではないでしょうか。
現実的でもあります。
自分の仕事はこれ、と固定してしまう必要はありません。これからの時代、特に田舎ほど、肩書きや職業は複数あって当たり前、と思えば良いのです。
そう考えるとUターンの道も開けてくると思いませんか?自分の才能を活かす場があると思いませんか?
コムサポートオフィス代表
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