私たち日本人は「失敗してはいけない」という認知を脳に埋め込まれてしまっている

エクスマ

昨日のブログを書いた時、ここ数年の自分の思考の変化に改めて驚きました。

環境よりも思考が変わっています。

今になってとても腑に落ちているのが、以前エクスマセミナーでエンディング直前に出されていたこのスライドです。


今日はこのスライドについてのお話です

 

 

おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

 

なぜ行動できないのか?

失敗を恐れているから。

失敗しないようにもう少し勉強して知識を蓄えてから始めよう。

結果なかなかスタートできない。

こんな思考回路の方、多くないですか?


車も初動が最もエネルギーが必要

 

大人になると気づくことがあります。

成功とか失敗という概念はない、ということ。

成功するか、成功するための前段階のステップしかありません。

私自身も若い頃は無茶苦茶失敗を恐れていました。

何故だろうって考えた時、過去の実体験による失敗を過剰に恐れる認知があるのではないかと感じました。

学生時代、合格か不合格かを迫られてきた

近年、甥っ子や姪っ子、友達のお子さんが大学受験や就職活動中だったという話をよく耳にするようになりました。そういった年代です。

受験のプレッシャーは今も昔も変わりません。

思えば、子供の頃から全ての科目を平均的にクリアすることを要求されてきました。いわゆる5科目の成績をまんべんなくクリアしなければならない。受験戦争は学科テストの点数で決まります。

私の時代は今ほど推薦入試枠も多くなく、大学の受験戦争が今以上に厳しかった時代ですが、大学を卒業するのは簡単でした。特に文系。3年間で単位のほとんどを取得し、4年生の時は就職活動に専念。私はバブルピーク時に就職活動でしたので、面接したほとんどの企業に内定をもらうことができました。

その代わり、大学に入るためには猛勉強しました。といっても1年だけですけどf^^;


受験した頃を思い出してみた

大学合格という目標に向かって努力する行為は素晴らしいです。そこは否定しません。でも、受験に「失敗から学ぶ」って言葉。あまり聞きませんよね。親や学校の先生も含め、「合格=成功、不合格=失敗」というプレッシャーを受験生に与えています。

受験生もそれが全ての結果として受け入れてしまっています。

自分たちの常識は本当に正しいのか?

一昨日、以下のお話をしました。

ロボットやAIが進化して、人口減少&高齢化社会になった時の本当の問題~エクスマ・エレメントE大阪その3
最近、このデータを持って将来を悲観する風潮があります。 ドリカムもびっくり!お先真っ暗な 2050年の【日本】未来予想図...

 

日本では長時間働く。残業するのが偉いという変な空気があります。でも、それってよその国の人から見ると異常なんですよね。人口が増え、モノが何でも売れた時代はそれでうまくいっていました。でも、人口が減り、モノ余りの時代になると必ずしも労働時間と成果は比例しなくなりました。むしろ”考える”時間をとる。”頭を休める”時間をとる。このことの方が良い結果に結びつく時代になってきています。でも、なかなかそうは切り替わりません。


残業は本当に正しいことなのか?

「失敗することに対する恐れ」はまさにそんな感じです。

失敗すれば終了か、失敗からスタートか

一流ホテルに宿泊すると完璧ともいえるサービスが提供される。そう思っている方は多いと思います。以前、フィリピンのマクタン島へ行った時、一番豪華なホテルのシービュー側の部屋を予約したことがあります。でも、到着するとマウンテンビューの部屋。当然ながらクレームを入れます。するとどうなったか。


マリンリゾートへ行ったのに
ホテルの窓から海は見れなかった
※写真はイメージです

部屋自体は満室で移動とはなりませんでした。でも、お詫びのウエルカムフルーツをはじめとする様々なおもてなしがこれでもかと付加されました。クレームをスタートとしてその挽回を楽しむかのように。

お客様に文句を言われたら終わり。ビジネスの世界ではそんなことはありません。上司と部下の仕事のやり取りでも失敗からスタートでOKです。

例えば、企画書、報告書の作成を依頼されたとします。

とりあえず最初に叩き台を出してみて、おかしなところを修正していって完成形に近づける。

これが一番手っ取り早いことに気づきます。確かにその時にやさしく教えてくれる上司、怒りながら教える上司。色々あるかもしれません。

でも、完璧なものを作り上げてから提出するのではなく、未完成なものをとりあえず出してみて、おかしいと言われたところを直していく感じの方が結果早くでより良いものができます。上司も進捗がわかってよいです。ギリギリに提出されて的外れな内容だったら困るわけですから。

最初から完璧を求めるのは上司側に問題があります。教えていないこと、経験していないことを最初からできる部下なんていないのですから。


最初から完璧な企画書はない

でも、大人になっても、完璧なものに仕上げてからでないと公に出してはいけないという思い込みを持っている人が多いです。そういう人ほど、提出納期に出せなかったり、ギリギリに出して没内容だったりするものです。

「失敗」は些細なことの方が多い

年齢を重ねていくほど、「失敗」が大したことでないということがわかってきます。学生時代の失恋や若い頃の失職は重大事項、この世の終わりのように感じるかも知れませんが、半世紀生きて振り返れば、どれも自分の経験のステップの一つにしかすぎません。

5年後、10年後にもまだ悩んでいることなんてほとんどないのです。

「失敗してはいけない」

という思い込みを捨て、

とにかく行動し、失敗したところを改善してより完成形に近づけていく

こう発想した方が良いことに気づけば、仕事もプライベートもより良い方に進んでいきます。

で、最初に紹介した何年か前までエクスマセミナーで使われていたシメのスライドに戻ります。

ともかくやってみよう!
ダメだったら、変えればいいんだかr

失敗しても、失敗と思わない

はい。

<決断よりも行動>

です!!

今になって、このスライドがとても腑に落ちているのです。

 

コムサポートオフィス代表
今井ひろこのブログはこちら
お問い合わせもこちらから

↓↓↓
今井ひろこドットコム
今井ひろこドットコム

タイトルとURLをコピーしました