昨日は朝一の高速船で座間味島から沖縄本島へ。
午後から宜野湾で開催されたツヴォイさんのセミナーに参加してきました〜
おはようございます!普段は民宿&ダイビングショップの親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
さて、今回のセミナーはツヴォイさんのお話が聞けるということはもちろんのこと、沖縄在住地域マーケッター末次さん(ニックネーム:ストロベリー)のお話を聞けるということで楽しみにしてきました。
末次さんのブログはこちら
こちらのブログの一番上に書いてある
広告宣伝は、2年で終わりにしましょう
という最初の文言。気になりませんか?
実は私自身、この言葉が気になって気になって仕方ありませんでした。
これ、明言されている方、少ないですよね?
でも、私も広告ってこうならないといけないと思っていたのです。
末次さん、このキャッチフレーズを去年から使い始めているそうです。それまでは「広告の正しい作り方」を指導していたのが去年からは「広告の終わらせ方」のコンサルタントになっているという(笑)。
元広告マンだった末次さんならでは切り口。2年前に講演を聞いた時、私が効果ないと思っていた新聞広告や立て看板の集客方法を目から鱗がボロボロ落ちるほど教えていただきました。今回もその予感、大です。実際、期待通り!!
広告を終わらせるための考え方と、どう行動すればいいかを入手することができました。
15年前、広告集客が当たり前でした
1998年にまだ地域では持っている人が僅かだった宿のホームページを作りました。他にないわけですから、びっくりするぐらいお客様が入りました。しかし、やがて皆がホームページを持つようになり、集客手段をインターネットだけでやっていくのはまだまだ厳しい時代でした。
旅行会社とのパイプがない小さな宿が集客に活用したのが雑誌広告でした。15年ぐらい前、じゃらんやるるぶじゃぱんといった雑誌で集客するのが普通でした。
2つ合わせて広告代は月30万円ぐらいだったでしょうか。11−3月の松葉ガニシーズンは日帰り昼食の広告も出していて、もっと支払っていたように思います。
年間雑誌広告代だけで400〜500万円。今考えるとすごい時代でした。
やがて、雑誌広告での集客効果が下がり、時代は宿泊予約サイトの時代へ。今思うと二重苦なのですが、雑誌じゃらんに広告を出し、それを見たユーザーがじゃらんnetから予約をしてきて更に手数料を取られるという時代もありました。
確かに集客はできる。でも、費用対効果としてみてどうなのか?
広告を出し続けることへの矛盾
私は常々じゃらんnetの母体はインターネットシステム会社でもなく旅行会社でもなく、広告会社ですよ、というお話をこのブログでもしてきました。
広告会社にとって一番おいしいクライアントは広告を出し続けてくれる会社。
お金があって物量作戦でいける大手はそれでもいいんです。でも、我々零細中小企業がずっと広告代を支払い続けなければお客様がこない、という状況はダメなんです。
最初に認知度を上げるための初期投資としての広告代は仕方ない。でも、経営が安定してきたら広告を出さなくてもよくなる状況に持っていくのが理想だと思うんですね。
実際、私もそこで苦しんだので、広告を出さなくてもよくなっていく自分なりの経験をお話することはできます。
自分の経験を踏まえて、広告を必要最小限でやめられる、あるいは初期投資だけで済むように見極めることを体系化して理解したい。
広告宣伝は、2年で終わりにしましょう
という言葉には、その答えがあるんじゃないかと思い、沖縄まで話を伺いにやってきたのです。
広告を2年終わらせる考え方〜理解編
結論から言うと、広告を2年で終わらせる方法、がっつりお聞きすることができました。これから更に咀嚼して理解していきますが、体系的に活用できる自分に叩き込める自信がつきました。
理解すべき点とそのためにどう行動すればいいのか。長くなりそうなので、今日は「理解編」のお話を。明日は「行動編」のお話をしますね。
商品の成長曲線をイメージしよう
広告はどのタイミングで出せば良いのか。これは商品・サービスの成長曲線に照らし合わせて考えると理解しやすいです。
まず、商品・サービスという言葉を使用する場合、注意点。あなたが売りたい商品ではなく、お客様が買いやすい商品をピックアップすること。買いやすい商品のことを「集客商品」と呼ぶ。集客商品はあなたの持っている商品の中で、わかりやすく、簡単手軽、時流に乗っているもの。
この集客商品を広めるためにどのタイミングで広告を打つか。
零細企業が一番やってはいけないのが、導入期に広告にお金をかけること。最も認知されていない時が一番お金がかかりやすく、時間もかかる。零細企業は小さく試す。広告に関してはプレスリリースやSNS等、極力コストのかからないものを使う。
では、どのタイミングで広告をかけるか。成長曲線の急激な上昇を感じた瞬間。認知を加速するために使います。
例えば、今ならPPC広告(検索エンジンでキーワードを購入する)があります。
私が一個人で「のどぐろ」をどんなにPRしてもなかなか世の中に浸透しません。のどぐろが大ブレイクしたのはテニスの錦織圭選手が全米選手権で準優勝した際、「帰国したらノドグロが食べたい」と、発言した時です。
当時の私はできませんでしたが、今の私ならばあの瞬間に「のどぐろ」をPPC広告で購入していたでしょう。
ただ、実際には広告購入しなくてもブログでそのキーワードを意識した記事を書いたため、当時多くのアクセスを集めることができました。
成長曲線の急激な上昇期になけなしの広告費を投入する。
普段から
うちは「のどぐろ」を売りにしたいから
とコツコツなんの注目もない時にPPC広告を続けてはダメ。それは大手のやり方。
普段は無料のSNSで紹介したり、プレスリリース(こちらも近年「キス場のノド」がテレビで注目に)を活用すること。それが零細企業のやり方です。
商品のサイクルは2年
では、広告宣伝を2年で終わらせる理由。
成長した商品が成熟期を迎え、衰退期である下降曲線へと落ちるサイクルがだいたい2年だからです。
成熟期になると自社のオリジナルと思っていても、周囲に模倣商品が登場してきます。そうなると、商品の人気は継続していても、”独占”とはならなくなり、どうしても衰退期に入っていってしまうそうです。
ここで、更に広告費を投入しても再浮上はしづらいとのこと。ここで、高い広告費を払いまくって延命していたのが、15年前の私の姿だったのかもしれません。
では、どうすれば良いか。
この部分が「広告を2年で終わらせる考え方〜行動編」になります。この部分に関しては明日、説明します。簡単に言うと、成長期から成熟期に向かっていく安定期に口コミの起こる仕組み作りをしておくことです。
明日はその5ステップのお話をフィードバックします。
ん?!
坪井セミナーなのにツヴォイさんが出てきてないじゃないか?
遊ばれてる・・・・
坪井さんの部分のパートはかなりディープなので、更に頭の中を整理、咀嚼して、末次さんの講演の後にまたフィードバックします。
コムサポートオフィス代表
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