今の時代、多くの人が「発信力」という武器を持っている。でも使わないと何も変わらないよ。

SNS・WEB全般

季節の変わり目ということで、SNSのタイムラインに退職、新任、移動、お引越しなどのお知らせがたくさんあふれています。春を感じさせますね。

そんな中、目に留まった一つのブログから思ったことを今日は書きたいと思います。

今日お話ししたいことは要約すると以下のこと。

うちの奥さんが某町のジオパーク推進員だった時、ブログやTwitterに都度検閲が入って「あれ書いちゃダメ、この部分は削除して」とよく言われていました。今思うと滑稽な話です。外部からの視点を入れる事で地域の問題を浮き彫りにできるのだから。なので、いっそのこと地域おこし協力隊の人たちにはブログやSNSを義務づけたらいいと思う。その方が地域とのコミュニーションも円滑になるし、賛同者も増えてくる。今は個人が発信できる、メディアを持てるすごい時代なんだから。

そんな話です。

 

おはようございます!普段は民宿の親父、4月に入りこれからはダイビングショップのお仕事も。でもって、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

先日、私がFacebookでもTwitterでも思わずシェアしてしまったブログ記事がこちら。

私が地域おこし協力隊を辞めた理由

私が地域おこし協力隊を辞めた理由
昨年の10月より、ここ和歌山の本宮で田舎暮らしを満喫していますが、3月末をもって地域おこし協力隊は辞めることに…

 

現在、2000人を越える地域おこし協力隊が全国にいます。この制度はとてもすばらしいものだと思っています。が、システムの運用側にたくさんの問題を抱えています。半年の地域おこし協力隊で何を思って、何で辞める選択をしたのかを書かせてもらうことで、少しでも運用側が改善してもらえたらと思ってます。

 

私のFacebook投稿からだけでも1日で23のシェアがされました。

 

 

この後、地域おこし協力隊として活動をしてく上での問題点がいくつか掲載されています。今回このブログを書かれた方が直面した問題詳細はブログをお読みください。私がこれを読んで思ったのは、

ああ、対行政としてでこにでもよくある話だよな

ということ。

ここで書かれている和歌山県田辺市が特殊じゃないんです。おそらくどこの自治体でも同じようなことが起こっていると想像しています。


活動が期待されている地域おこし協力隊

これは地域おこし協力隊というものが発足する前からあった事。例えばうちの奥さんは最初「ジオパーク推進員」という肩書で地域おこし協力隊と同じような立ち位置で3年半勤めました。現在、地域おこし協力隊を「ジオパーク推進員」として迎え入れている自治体もあります。それぐらい類似性の高い職種であると推察します。

その際、うちの奥さんの活動を見ていて思ったこと。

行政・自治体は前例のないことにはとりあえずNoという。新しいことを行い、新たな職務が生じることを避ける。

アイデアを提案してもできる方法を探すのではなく、出来ない理由をあげることが仕事。

といった傾向があります。

なので業務の中で自分のやりたいことが見つかったら、行政職(といっても正社員ではありませんが)から離れ、独立するしかありません。上記のブログを書かれている方もそうされていますし、うちの奥さんもそうしました。

この辺の行政の問題も議論しどころ満載なのですが、文句を言っても何も変わりません。ありがたいことに今は黙ってあきらめなくても良い時代になってきていると思います。

個人が発信できる時代になっている

行政や自治体のやり方を受け入れるしかないのか。

昔ならばそれしかありませんでした。

しかし、数多くの自治体で同じ問題が起こっているのにオープンになっていなかった。地域おこし協力隊という外からの視点が入ったことで明るみに出たことです。

今ならば自分で発信することでこういった問題をオープンにすることも出来ます。

行政、自治体の枠組みの中では当たり前なことも、広い視野でみれば非常識であることを公の場に訴えることも可能なのです。


個人がブログを書いて発信出来る。
メディアを持てる時代

今回書かれたブログのように「おかしいことをおかしい」と個人が言える世の中になりました。

もちろん、行政職員の場合、勤務中はダメかもしれない。辞めてから書く、というのが本来の形なのかもしれません。

うちの奥さんは役場在職中、Twitterやブログで書いたことに対して都度検閲が入り、しょっちゅう削除命令が上司から出て、結局Twitterもブログも一度やめてしまったことがありました。

ジオパーク推進員なのに、発信できないという矛盾を抱えていた3年半だったので、在任中に書けないのはホント、気の毒だったと思います。

でもね。今はもう発信しちゃっていいと思う。

その発信に対してコメントやアドバイスを貰ったり、何より賛同者を集める活動を一人からでも行える状況になるのだから。

地域おこし協力隊は毎日でなくても良いので、ブログを書くことを義務付けたらいいと思う。

行政内で出される内密な報告書だけでなく、地域の人たちがオープンにみられる活動報告的なブログ。地域への提言、夢を語れるブログを週に1回でも良いので書くこと。国からそんな指針を出せばいいと思う。だって、お金を払っているのは国なんだから。

もちろんこれは行政や自治体を非難しているわけでも糾弾しているわけでもありません。新しい活動を行う時には必ず障害はあるし、根回しも必要。何より同じ考えを持った仲間を集めないといけない。でも、どう行動してよいかわからなかった。ブログを書けば地域の人たちがそれを読んで、応援してくれる場も広がります。

今の私たちは「発信する」という武器を持っているのです。

地域おこし協力隊にせよ、嘱託職員にせよ、外部からの視点を入れる事でこれまでになかった気づきや行動を促してほしい。

阻止され、ともすれば「発信」することすら意にそぐわなければチェックが入ってしまう矛盾は確かに存在します。

それでも、やりたいこと、こうすれば地域はもっと良くなるというものがあれば。どんどん行動に移し、発信することを義務付ける。それぐらいしないと地域は変わらないし、外部からの目を入れたメリットが出ません。

決して行政批判をしているのではなく、地域を盛り上げようという思いからの行動、発信ということが周囲に伝われば大丈夫です。(もちろん、発信だけでなく、行動も伴うことが大切です)

ブログをはじめとするSNS。

個人が発信できる場がある。

それだけでもすごい時代になってきていると私は思うのです。

それを使わないと何も変わりません。

発信は行動の第一歩

なのですから。

地域おこし協力隊の人たちはぜひ、在任中からブログを始めてほしい。

もちろん、都会から地方へ移住してきた人たちも。

発信することで変わること、たくさんあるはずです。

そう考えると都会からの移住者たちでブログをリレーしている豊岡市のこのブログサイト、面白いですよね。

飛んでるローカル豊岡
先輩移住者が中心の市民ライター達が発信する、兵庫県豊岡市移住ポータル

 

コムサポートオフィス代表
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