田舎の事業者の人たちが自分の才能をお金に変えるのが苦手な2つの理由

マーケティング

日本人がビジネスをするにあたって、特にお金を稼ぐにあたって一番のハードルって何だと思いますか?私は

お金を稼ぐ=悪いこと

お客様からお金をいただく=お客様からお金を奪うこと

という先入観を持ちすぎていることだと思います。


近所の桜のつぼみ。今年は開花が遅いです

 

おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。

ジオパーク活動、特にガイド活動を行うにあたって近年特に声高らかに訴えているのは

ストップ!ボランティア!!

お金を稼ぐ仕組みづくり

です。

今井ひろこがなぜ、ジオパーク推進員として役場の職員という立場を辞め、集客コンサルタントになったのか。

稼げる事業者を増やさないと人口減少は止められないと思ったから。地域の価値をボランティアで提供してしまい、お金に変える仕組みを作れていないと思ったから。

ジオパーク活動に入り込めば入り込むほど、地方には素晴らしい価値が眠っているが、安売りして自滅していっている事業者さんが多いのを目の当たりにしたからです。

価値を伝えるのが下手、才能をお金に変えるのが下手

価値を伝えるのが難しくなった理由。もちろん、単純に価値の見つけ方、伝え方が下手なだけ、という場合もあります。でも、今やどんな地域にも価値はあります。ない地域なんてない。過去に観光地でなかった地域も観光地になってきている時代です。

今まで観光地だったところは以前のままの考え方、やり方ではお客様が減っていくのは当たり前です。人口は今後どんどん減って行く中で、観光地として誘客をしている地域はどんどん増えていってるのですから。

全ての地域が”観光地”となった時、何で違いを見せるのか。差を出せるのは”人”です。でも、”人”としての個性を見出しても、その「才能」をお金に変えるのが下手です。

自分の才能をお金に変えるのが苦手な理由。そこには2つの問題があることを最近実感しています。

人の目を気にし過ぎる

特に田舎に多い傾向。「人」としての個性を発揮しようとする際、自分がどう思われるか、周囲になんと言われるかをとても気にします。周りを全部敵に回してしまうんじゃないか。出る杭は打たれるんじゃないか。ましてや個性をPRして商売をするとなると何を言われるか。

例えば、宿を始めとする地方のサービス業のホームページやブログを見たとき、オーナーやスタッフの顔写真やプロフィール紹介のないところがいかに多いか。


ブログも発信者の顔出しはマスト!

最初は「恥ずかしいから」なのかな、と思っていました。それ以上に感じるのは「周囲に何か言われたら嫌だ」ということを気にしすぎているのが原因。「他人のことを噂話するのは好きだけど、自分が噂されるのは嫌」「自分も周囲の噂話をしているから、自分もされているかもしれない恐怖心」。

目立つことは止めておこう。この考え方がお互いに個性を殺してしまいます。これ、お互いに出る杭を打ち合う地域の集団自殺です。

お金に関するメンタルブロック

2つ目の問題としてあるがお金に関するメンタルブロックです。


お金による”囚われ”って多い

以下に言葉として思いつくままにあげていきますね。

・お金を稼ぐのはかっこ悪いことだ

・お金をいただくのはお客様からお金を奪っている

・お金はモノに発生するもので、サービスには発生しない

・自分程度のおもてなしで人からお金は取れない

・自分が作った野菜、ご近所さんからもらった野菜だからお客様から高いお金は取れない

・高い金額をいただいたら、その分責任も重くなる
  ↑この勘違い、ガイドを無償でしたがる人に多い

・お客様は安ければ安いほど喜んでくれる

・お客様は安くすれば買ってくれる

 

目立つことを善と考えない上にお金をいただくことにも抵抗を持っています。

これらのお金に関する考え方を解除しないと、良いものを良いと伝えることはできません。言い換えると、才能をお金に変える事ができます。

才能とは全ての人が持っています。マーケティングとはその才能の価値を認めてくれるお客様を探す旅。ある人に価値があっても、ある人には価値がない。価値と感じて下さるお客様と出会う努力をしなければなりません。

価値を伝える努力と、価値を評価してくれるお客様を探す努力。2つの努力が必要です。

例えばブランド物のバッグ。50万円のバッグと同じ機能、利用目的のバッグならば100分の1の値段で購入できます。

自動車もそうです。1000万円の車もあれば、100万円の車もあります。通勤目的で使うのであれば、どちらでも可能です。

そこに差はあるのか。価値を伝え、ブランド化できたか否かです。ルイヴィトンもシャネルもポルシェもフェラーリもホンダもトヨタも全て創業者の名前です。創り出した”人”の価値から起こっています。

ブランド化させる努力、価値を伝える努力を行ないました。逆に怠る人はすぐに安売りに走ります。

別にルイヴィトンやポルシェになる必要はありません。自分が販売しているたった一つの商品で良いので価値を伝える努力をしてみること。

その為のお金のメンタルブロックを外す考え方を、自分の経験をもとに体系的に説明できないか。

そんなお話をブログに書けないかと検討中です。

あ、ごめんなさい。まだ引き出しが少ないので、考えがたまったら事例を書きますね。今日はこんなことを書きたい、という頭の中を整理するために吐き出させて頂きました。

まずは2つの問題。

・人の目を気にしすぎる

・お金に対するメンタルブロックがある

 

 

コムサポートオフィス代表
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