昨晩、北海道釧路市から帰ってきました。
釧路講演の振り返りを続けていきますね。
おはようございます!普段は民宿の親父、コムサポートオフィスのアドバイザーもやっているガク(@kasumi_kadoya)です。
さて、今回の講演の目的は「観光ビジネス集客セミナー」でした。このお題ですと、私以上の適任者がいるわけで・・・
そんな今井ひろこだからこそできるアプローチ、切り口がある。
実際、ジオパーク候補地以外でも地域資源の掘り起こしのワークショップ等を依頼されて行っています。
私自身、後ろで聞いていてどんな話に持っていくか、楽しみにしていました。
「釧路」ってどんなところ?
釧路川と新釧路川に挟まれている土地を開拓されているため、他の北海道の都市部のように碁盤の目になっていない。これが釧路の特徴。
「観光」と言えば、同じ釧路市内でも釧路湿原や阿寒方面が中心。駅周辺、市街部はあまり観光では賑わっていないとのことでした。
また、ちょっとイビツなのが、飛び地で市が形成されていること。
平成の大合併のの際、合意形成が
うまくいかなかった感を感じさせます
それでも、色々とお話を聞いていると、炉端発祥の地、国産の釧路ししゃもや近海で取れる釧路定置トキシラズなど、魅力的な食材もたくさんありました。
ちなみに地域資源法において釧路市から提出されている農林水産物は以下の通り。
興味深い産品も多々ありますね。
ワークショップでは参加者が釧路の魅力をPR
今回実際にワークショップにおいて参加者の話を伺っていたところ、面白かったのが空をPRされていたこと。
釧路は世界三大夕日に選ばれている
「この港の夕日は、世界でも屈指の美しさだ」と。やがてこの言葉は世界に伝わり、釧路港の夕景はインドネシアのバリ島・フィリピンのマニラ湾と並ぶ「世界三大夕日」として称賛されるようになりました。
詳しくはこちら↓↓↓
実際、私が講演する際、ベストタイミングで日没の夕日を見ることができました。
夕日にちなんだお菓子も発売されていました♪
釧路の晴天率は日本第2位
もう一つ面白いお話を聞いたのが、釧路は晴天率が日本で第2位ということ。
考えてみると釧路は太平洋側。しかも海沿いで雪も積もりにくい。今回行ってみて思ったのは積雪量だけ見れば但馬とそんなに変わりませんでした。今週だけに限って言えば、豊岡市や香美町の山沿いの方がよほど雪が多いように思います。
晴天率など、太平洋側である恩恵を思いっきり受けてますよね。
私の釧路のイメージは”霧”でした。
私は今回釧路へ来たのは6回目でした。夏に3回、冬に2回訪れていました。4回ぐらいだと思っていたら、現地でどんどん過去の記憶が蘇ってきて・・・f^^;
特に夏場はサイクリングとダイビングで。冬は釧路湿原散策や流氷ダイビングに行った際立ち寄りました。
そんな中、私の釧路のイメージは霧。特に大学時代、根室方面から自転車で走って来た時、全般的に真っ白な霧のイメージでした。
気がつけば3色トリコロールが完成していた件
夕日の赤、晴天の青、霧の白。
気がつくとトリコロール完成です♪
食材や風土、文化も魅力的ですが、この3色とともに生活するのって素敵だと思いませんか?
皆で意見を出し合い、組み合わせで新たな価値が生まれる
今回、地元の人たちのワークショップに参加させていただいて、釧路の魅力的な地域資源をお聞きするという役得に恵まれました。
地域の良さって地元の人ほど近視眼的になり、見つけられないもの。それでも誰かが口火を着ると、「そういえばこんな面白いものがある」と、出てくるものです。
更には出てきた資源を組み合わせる、ある視点でまとめることで新たな価値を生み出すこともできます。
特に場所や時期が限定されるものほど価値が高まります。何度も訪れてもらうことで、組み合わせの全てを体験してもらえるのが理想です。
誰だって生まれ故郷の地域自慢はしたいものです。新たなものを生み出さなくても、紹介の仕方を変えるだけで価値が高まることだってあります。
そんなヒントを得ることのできたワークショップだったのではないでしょうか。
個人的には蝦夷鹿肉、厚岸ワイン、釧路ラーメン等はむちゃくちゃ興味ありますけどねf^^;
食べに行ったお店はこちら↓↓↓
自分の現在住んでいる町を好きになること。その良さを説明できること。
「観光ビジネス」を行うにあたってまず最初に大切なことです。
そのきっかけ作りの王道となるお話を今回開催することができたんじゃないかと思います。
町の宝物、探しましょうね。
コムサポートオフィス代表
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